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2026.03.16

【名フィル東京公演(2月24日)】

F_260224

2月24日(火)
名古屋フィルハーモニー交響楽団 東京特別公演
サントリーホール

武満徹/系図~若い人たちのための音楽詩
 後藤希愛(語り)、大田智美(accordion)
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」(VnSolo:小川響子)
指揮:川瀬賢太郎

名古屋フィルはコロナ禍只中の2021年、オペラシティで堀江裕介さんのグラズノフを聴いて以来。あれが彼の音を聴いた最後になってしまった。

武満の『系図』が聴きたくて行ってきた。美しさや幸せな日常の陰には暗闇が存在しているという人生の真実を、はてしない時間の旅の中に昇華した傑作。とはいえ心を射抜かれるキツさ(辛さ)のある曲なので、そうそういつもいつも聴きたい訳ではないのだけれど、演奏されるとあらば何をおいても駆けつけたい作品。
『英雄の生涯』はこの曲らしからぬ何気ない始まり方に肩透かしをくらった気分だった。大言壮語しない等身大の精悍な英雄。しかし考えてみたら、生涯の最期に波乱に満ちた己の人生を回顧するかのようなこの曲を書いたのは、作曲者R.シュトラウスがたったの33~34歳の時のことだった。それでいいのかもね。
全体にはとてもよい演奏だった。名古屋フィルの弦ってこんなに綺麗な音だったっけ。

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