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2026.03.25

【田中奏一朗Saxophone(3月6日)】

F_260306

3月6日(金)
田中奏一朗 サクソフォンリサイタル 'ROMANCE'
ムジカーザ

フォーレ/3つの無言歌Op.17
R.シューマン/3つのロマンスOp.94
C.シューマン/ピアノ三重奏曲Op.17より第3楽章アンダンテ*
 *清水舞花(S.Sax)
ブラームス/6つの小品Op.118より第2曲「間奏曲」
フランク/ヴァイオリンソナタ
羽石道代(piano)

同じ週の間に夫婦(清水舞花さんと)でそれぞれソロリサイタル、お互いにそれぞれゲスト出演、という事態はなかなかないと思う。最初からジョイントコンサートにしておけば一回で済むのに(笑)、と思ってしまうが、今回おふたりのリサイタル企画はそれぞれ独自に進んでいたようだ。お二方ともフルサイズのリサイタルだったからこそ分かったこととか面白かったこと、というのは確かにある。
革新的なバリトン奏者(本堂さんとはまた違うタイプの)というイメージのある田中奏一朗さんだけれど、前半のバリトンに対して後半アルトで聴かせた(ブラームス、フランク)リリカルな境地というのはまた絶品に新鮮だったな。「歌う」という言葉すらわざとらしく感じるほどの自然な歌心。力を入れずして天地を動かすかのように、気づいたらこのムジカーザという親密な空間一杯に「音楽」が充ちあふれていた。

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