【ブリテン没後50年と大野さん66歳(3月4日)】
3月4日(水)
東京都交響楽団 第1038回定期(Aシリーズ)
東京文化会館
A.プレヴィン/春遠からじ(日本初演)
C.ドビュッシー/春のロンド~管弦楽のための『映像』より
B.ブリテン/春の交響曲*
*砂川涼子(soprano)、山下裕賀(mezzo-soprano)、駒形貴之(tenor)
新国立劇場合唱団、東京少年少女合唱隊
指揮:大野和士
大野さんらしい捻りまくった春プログラム。
当初予定では6年前だった(コロナで度々延期となりようやく実現)。ブリテン(1913-1976)の没後50年にちょうど間に合った。
ブリテンの『春の交響曲』は高踏的で取っつきにくいメロディが40分続く、「親しみやすい」とはちょっと言いがたい作品だけれど、この東京文化のようなクリアに聞こえる会場で字幕付きで丁寧に聴いてみると、なんといっても音はゴージャスだし仕掛けも多くて意外と面白い。昔からレコードやCDで聴いてはいたけれど全くピンとこなかった曲だったが、今日初めて全貌が明らかになった感じ。
今日のプログラムで最も親しんでいたのはドビュッシーの『春のロンド』だけど、改めて聴くと一番前衛的な音楽だな。百年以上前の曲とは信じられん。プレヴィンの作品のほうが(細工は多いけれど)余程オーソドックスだった。開演前にステージ上で音出ししていた楽員さん達がほぼ皆『春のロンド』を練習していたのは面白かった。
大野さんは本日66歳の誕生日。おめでとうございます。奇しくも都響音楽監督としての最後の定期演奏会であった。5月から改修のため長期休館となる東京文化会館での、休館前最後の定期でもあった。
大ホールにはこれであと何年かは来ないな…
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