【2025年のファブリス・モレティ(12月15日)】
12月15日(月)
ファブリス・モレティ サクソフォンリサイタルツアー2025東京公演
ルーテル市ヶ谷センター
J.S.バッハ(M.ミュール編)/フルートソナタ第6番BWV1035
A.デザンクロ/プレリュード、カデンツァとフィナーレ
P.サンカン/ラメントとロンド
J.リュエフ/ソナタ
B.マルチェッロ/オーボエ協奏曲ハ短調
A.ローゼンブラット/カルメン・ファンタジー
服部真理子(piano)
ファブリス・モレティの暖かく輝かしく生の息吹にみちたサクソフォンを、昨年に続いてクリスマスも近いこの時期に、このルーテル市ヶ谷という恩寵あふれる会場(礼拝堂)で聴けるというのは幸せなことだ。
彼のサクソフォンは私たちの世代の者にとって実感のあるひとつの時代の精神とスタイルを濃厚に刻印したものだが、同時に時代のくくりを超えて普遍的な「音楽」の広い世界へと拡がっていく。ピエール・サンカン「ラメントとロンド」の、彫像のような確固とした造形。十八番のジャニーヌ・リュエフの無伴奏ソナタでは、まるで大オーケストラによる交響曲のような幾重にも層をなした響きが、たった1本のサクソフォンから湧き立つ。
お客さんも回を重ねるごとに増えてきて今日はほぼ満席、そろそろこの会場に入りきらなくなるかもしれない。
アンコールにボザ「アリア」、ソプラノでガーシュウィン「プロムナード(犬の散歩)」。
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