【すぎやまこういちの交響宇宙(10月19日)】
10月19日(日)
都響スペシャル すぎやまこういちの交響宇宙
東京芸術劇場
すぎやまこういち/
カンタータ・オルビス
新国立劇場合唱団
ヴァイオリンのための小協奏曲「日本の風」*
ヴァイオリンのための「神秘なる静寂」*
*矢部達哉(violin)
交響曲「イデオン」
東京都交響楽団
指揮:大野和士
すぎやまこういち(故人)の純クラシック作品による演奏会。
すぎやまこういちと都響の相思相愛ぶりは、オーケストラと作曲家の関係としてはほとんど類を見ないほどのものだったと思っているけれど、そんな関係性を象徴するような機会となった。
以前から私は、都響はすぎやまさんの作品で定期公演を開催すべきだと思っていたが、ようやくそれに近いものが実現したか。
都響のプロデューサーの国塩さんが、プログラム誌上に熱気のこもった曲目解説とエッセイ(あとがき)を寄せていた。
作品としては交響曲「イデオン」が素晴らしかった。
曲調といいオーケストレーションといい、見事によく仕上がった演奏時間40分のシンフォニーで(終楽章の変奏曲が印象的)、通常のオーケストラのレパートリーに充分なり得ると思う。元の「イデオン」を知らなくても全く問題なく楽しめる。
アンコールに、合唱団がステージにふたたび登場し、冒頭に演奏された「カンタータ・オルビス」をもう一度。
意表をついたアンコールだがこれは良かった。本当はこの曲順でやりたかったのだが演奏時間のバランス的に無理だったのかもしれない。
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