【山田磨依Piano(9月26日)】
渋谷駅南口からほど近いその名も「渋谷ホール」という小スペースにて、山田磨依さんのリサイタル。
なにしろ山田磨依さんなのでありきたりなプログラムである訳はなく、クロード・デルヴァンクール(1888-1954、フランスの作曲家、元パリ音楽院院長。院長在任中の1942年にパリ音楽院にサクソフォン科を復活させマルセル・ミュールを教授に任命した、サクソフォンを吹く者にとって恩人である)の「クロカンブッシュ(Croquenbouche)」と、ジャン=ミシェル・ダマーズのピアノのための大作「主題と変奏」をとりあげた大変興味深い曲目。
「クロカンブッシュ」は、6曲からなるサクソフォン&ピアノ版(ドゥラングルがCDを出している)で多少馴染んでいるとはいえ、オリジナルの全12曲のピアノ独奏版は初めて聴いた。すべてヨーロッパの伝統的な(濃厚な)お菓子の名前で、食べ過ぎたので?最後に下剤(ヒマシ油)を飲んで終わるという、なかなかに異例な発想の作品。曲そのものは洒落た綺麗なものなのだが。
後半のダマーズは山田さんのライフワークの作曲家でもあり、熱気にみちた鮮やかな仕上がりを楽しんだ。
アンコールにジョルジュ・ミゴ(「デルフィニのために」第2巻-2)とアンリ・トマジ(「風景」「森の陽だまり(夏の朝)」)。
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