【木管室内楽の頂点(6月30日)】
6月30日(月)
新日本フィル 室内楽シリーズ#175「木管室内楽の頂点」
すみだトリフォニーホール 小ホール
D.ミヨー/ルネ王の暖炉
J.フランセ/
ディヴェルティメント(フルートとピアノのための)
オーボエ、バスーン、ピアノのための三重奏曲
木管五重奏曲第1番
C.ドビュッシー/夢
J.フランセ/恋人たちの黄昏
神農広樹(プロデューサー・oboe)、野津雄太(flute)、マルコス・ペレス・ミランダ(clarinet)、渡辺眞理愛(bassoon)、山田圭祐(horn)、高橋ドレミ(piano)
凄く良かった。あまりにも難曲すぎて、仕込みと練習に法外な時間と手間がかかるため演奏家の自主公演でとりあげられる機会の稀少なフランセの室内楽をこれだけまとめて、見事な演奏で聴くことができたのが良かったのは勿論なのだが、その演奏が真にラテン的な自発性と即興性にみちた、日本の(特にオーケストラの)奏者の室内楽からはなかなか聴くことのできない華やかさと瑞々しさを備えていたこと。特に、演奏中にホントに笑いながら全身を使ってアドリブすれすれのビッグ・ソロを決める(スペイン出身の)クラリネット首席のマルコス。こういう演奏をする首席奏者というのは他のオケ(例えばN響)では果たして受け入れられるだろうか、と思ってしまう。この懐深さと闊達さこそ新日本フィルというオーケストラそのものではないか。
プロデュースを担当したオーボエ首席神農さんの、簡潔でユーモアのある、かつ一緒に演奏する同僚へのリスペクトに溢れたMCも聞いていて気持ち良かった。
今年も折り返しで既に70回以上のコンサートを聴いているけれど、現時点で1位かな。この日はいつもオケ本篇の演奏会場でお会いする友人知人の皆さんにはあまり会えなかったが、勿体ない、こういうものこそを聴くべきだと思った。オケ本篇よりも面白いよ。(まあ、小さな会場ですぐ満席になってしまうからか、あまり宣伝もできていなかったようだけど)
定期と連日でこんな大変なプログラムに出演した楽員の皆さんもお疲れ様でした。
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