【鐘の音と重力波(4月30日)】
4月30日(水)
東京都交響楽団 第1020回定期(Aシリーズ)
東京文化会館
トリスタン・ミュライユ/ゴンドワナ(1980)
夏田昌和/オーケストラのための「重力波」(2004)
黛敏郎/涅槃交響曲(1958)
東京混声合唱団
指揮:下野竜也
すごい曲目。
このチラシがすごい。
この内容で、東京文化会館2300席超が完売というのもすごい。
日頃からオーケストラ好きな人達だけじゃないお客さんが参集したのだろう。
一昨年のやはり文化会館、三善晃の反戦三部作の一挙上演の日を思い出した。
前半は正直よく分からなかったが、なんといっても「涅槃交響曲」が作品として圧倒的だった。
明日締切りの大きな原稿がぜんぜん終わってなくて、行こうかどうしようか迷ったのだが、行ってよかった。
「涅槃交響曲」を聴くと、35年前に死んだ母のことを思い出す。
私がまだ高校生の時、春分の日の休みに家でラジオ(FM)を点けていたら、「涅槃交響曲」が流れてきたのでしばらく聴いていたところ(ワタシゃ当時そういう中二病な高校生だったんですな)、母が感心したように言ったのだ。
「ふうん、今日はお彼岸だから、お経をアレンジした音楽をやってるのね」
それだけのことなんだけど、妙に忘れられない。45年以上前の話。
ちなみに母は、音楽的な素養やバックグラウンドは一切なかったが、そんなふうに全く自然に率直に、音楽に接することができる人だった。
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