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2025.04.04

【雲井雅人サックス四重奏団2025(3月22日)】

F_2503222

3月22日(土)
雲井雅人サックス四重奏団 第19回定期演奏会
音楽の友ホール

織田英子/
東回りの風
遠い日
マーク=アンソニー・タネジ/ RUN RIOT(騒擾)
A.グラズノフ/カンツォーナ・ヴァリエ(サクソフォン四重奏曲op.109より第2楽章)
 主題~第1変奏~第2変奏~第4変奏(ショパン風に)~第5変奏(スケルツォ)
松下倫士/夕べの薄明り(委嘱作品・初演)
J.アプシル/ルーマニア民謡の主題による組曲
 雲井雅人(S.Sax)、佐藤渉(A.Sax)、林田和之(T.Sax)、西尾貴浩(B.Sax)

空間の中に一切の混じり物のない響きが屹立し交錯した。
これほど雑味のない音響世界、演奏会の進行すべてを通じて音楽に余分なものを混ぜないありようというのは、サックスに限らず現代のクラシック音楽全体を見ても、ほとんど求め得ないのではないかと思った。
雲カルの演奏会は何度も聴いているはずだけれど、今回ほどそう思ったことはなかった。
究極の響き。

もしかしたら音楽の友ホールという、この会場のゆえもあったのかな。
ここは内装が石(レンガ)造りで天井が高く、床は平土間で傾斜や段差がほぼない(地下のホールなので、防火の観点から木材が使えなかったのではと推測する)。
西洋音楽というものを産み出した場所である、ヨーロッパの教会建築と同じである。
満席に入ったお客さんが、余分な響きを封じ込めて、奇跡の音響空間が実現したのかもしれないな。

内容としては、この2月に亡くなられた織田さんの追悼で始まり、
後半の「シューマン抜き」のカンツォーナ・ヴァリエに最後がアプシルと、そこはかとなく香る20世紀の趣が良き。

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