Épisode quatrième
全体(選曲、演奏からマテリアルデザインまで)から感じられるクールさ、高潔さがまず印象的。
勿論、テナーサクソフォンという楽器のゆえか、なにげない人懐っこさのようなものは随所にあるんですけどね。
バッハ、フランク、ベッツィー・ジョラスと、バロック、フランス音楽、現代音楽とそれぞれの代表選手を置いたあとに、バッハとフランス音楽を架橋するアーン「クロリスに」で締める、という選曲のセンスは中でも見事というか、鮮やかというか。
私の言いたいことは以上です!と言いきるみたいなこういう潔さは、私も見習いたい。
テナーのソロアルバムとしては、同じ版元だったらかの新井靖志さんの名盤「ファンタジア」以来か。
雲井さんのデビューアルバムに入っていたバッハのBWV1029に再び光が当てられたことなど、テナー好きにとっては嬉しいリリースである。
どうして今頃このCDについて書いているのかというと、CD発売のさらに1ヶ月前(9月24日)の祐子さんのリサイタルについて私が書いたレビュー記事が、先日発売の雑誌The SAX(74号)に載ったからだ。
リサイタルではブラームスやクレストン等、CDには入っていない曲もいろいろとり上げられ、それらもたいへん興味深い演奏だった。
リサイタル詳細は以下の通り。
チラシ(A5判の小さなもの)に切り込みが入って、チケット型の細長いプログラム冊子が挟まるという、お洒落な作り。
レビュー記事本文は雑誌本体をご覧ください(笑)
冨岡祐子 サクソフォンリサイタルVol.4
2015年9月24日(木) ムジカーザ
P.クレストン/ソナタOp.19
C.ドビュッシー/プルミエ・ラプソディ
L.ベリオ/セクエンツァIXb
J.S.バッハ/ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタBWV1029
J.ブラームス/ソナタOp.120-1
佐野隆哉(Pf)
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