レオン・フライシャー&NJP
新日本フィルハーモニー交響楽団 第550回定期演奏会(すみだトリフォニーホール)
モーツァルト/ピアノ協奏曲第12番イ長調K414
ラフマニノフ/交響曲第2番
指揮・ピアノ:レオン・フライシャー
(コンサートマスター:崔文洙)
いつもはサントリーホールの会員だけれど、本番(吹奏楽祭)と重なったので振り替えてこちらに来た。
久々にこのホールの雪崩席(バルコニー席)に座ったが(以前トリフォニーの会員だった時はこのあたりだった)、ここ、やっぱり音がいいなあ。
指揮のレオン・フライシャー(1928年生まれ)はアメリカのピアノの巨匠で著名な名教師だが、右手の故障のため長いこと指揮者として活躍されてきた。
新日フィルには以前は指揮者陣にも加わっていたものの、今回は久々の登場。
20年以上前、NJPが東京文化で定期をやっていた頃に客演し、ブリテンの左手ピアノとオーケストラのための「ディヴァージョン」という大変めずらしい曲を弾き振りしていたのを聴いた記憶がある(オケ中にサクソフォンのパートがあり雲井さんが乗られていた)。
近年は右手も回復されたようで、本日は両手でモーツァルトの弾き振りと、後半は椅子に腰かけての指揮。
87歳。もはや現世の欲得を離れたかのように、訥々とピアノを弾き、後半は淡々と、しかし丁寧に指揮棒を振る姿には、なんか知らん涙が出そうな感動を覚えた。
アルフレッド・リード先生が顎ひげを生やしたような独特の風貌のせいもあるかもしれない。
オーケストラのメンバーも、とても純粋な共感と良心をもって弾いているように見えた。
とても貴重な、忘れがたい時間を過ごした気分だった。
フライシャーさん、あなたに会えてよかった。
本日限りで定年退職となるコントラバスの安保さんのためにと、前半のアンコールに左手だけで弾いたジェローム・カーンの All The Things You Are(Stephen Prutsman編曲)が忘れられない。
…
蛇足。
トリフォニーホールの前から、天樹への一本道。
電線の撤去工事が終わっていた。
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