元祖サックス・バンド
土曜日(16日)は、いつもの青梅行きの後、新横浜へ出て新幹線に乗り、浜松を電撃訪問。
浜松市楽器博物館で、大阪の赤松二郎先生ほかによるアドルフ・サックスの楽器を使用したカルテットの演奏会を聴いて参りました。
とんぼ返りながら、色々な方々にもお会いできたし、大変面白かった。
演奏会自体の記録は後日詳しく書くとして、当日の配布資料にたいへん興味深い写真があったので、とりいそぎ先にご報告。
大正12年(1923年)の、出雲屋少年音楽隊の写真。
見てのとおり、ソプラノ(カーブド)からバスまで使った、打楽器1名を加えたサクソフォンだけの編成。
日本のサクソフォンのラージアンサンブルの元祖ではないだろうか。
出雲屋は大阪の有名なうなぎ屋さんだそうだ。有名な阪急少年音楽隊や、東京フィルハーモニー交響楽団のルーツである松坂屋少年音楽隊の例もあるように、近代日本における洋楽の受容には、各地の商店等に所属する民間の「少年音楽隊」というものが意外と重要な役割を担っていたりする。
それにしてもこの写真は初めて見たなあ。かなり衝撃的。
大阪なら大阪の、その地方にしかない情報や資料というのはまだまだあるのだなあ、と実感する。
ちなみに右から二番めでカーブドソプラノを吹いているのは、作曲家の服部良一氏(1907-1993)とのこと。
和製ポップスの父と呼ばれる服部良一氏が、若い頃からサクソフォンを吹いていたことは、阪口新先生もこちらで引用させていただいたエッセイの中で触れている。
その阪口先生が1963年に初演したという「サクソフォーン協奏曲」なる作品もあるそうなのだが、どんな曲なんだろうか。
服部氏の年譜に記載のある、昭和16年NHKより発表の「サキソホーン協奏曲」とは別の曲なのか、とか、気になって調べてみると疑問点がいろいろ出てくる。
「歌うサキソフォン」(昭11、松平晃・二葉あき子歌)なんていう曲もあるらしい。ちょっと聴いてみたいかも。
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