プラッソンの「アルルの女」劇音楽版
ビゼーの有名な「アルルの女」の原曲である、27人編成の劇場オーケストラのために書かれた劇音楽版(原典版)のことは近年だいぶ知られるようになってきたが、ミシェル・プラソン(プラッソン)指揮のトゥールーズ・カピトル管弦楽団他による、この版の定番CDが先日、何度めかの国内再発売が実現した。
先日話題にしたジョン・ハール(Sax)のコンチェルト集と同じ、EMIのクラシック名盤999ベスト&モアという1枚999円のシリーズの、5月29日発売分より。→こちら
画像は、私の手元にある1989年発売のCD(国内初出時)。
今回も基本的に同じデザインだが、EMIのロゴマークは変わっている。
6~7年前に再販された時にも同じようなブログ記事を書いた記憶があるけれど、だいぶ日にちも経ったことだし、別に同じことを書いても構わんでしょう。
「アルルの女」の組曲でおなじみのメロディが、妙に断片的な形ながら、組曲版と全然違うオーケストレーションや合唱(!)で聞こえてくるさまは、たいへん新鮮な感興がある。
ピリオド楽器を用い、Saxはアドルフ・サックスの楽器を使ったホグウッド盤(Arte Nova)をはじめ、もっと時代考証にこだわった演奏も世の中にはあるけれど、ここでの、南仏トゥールーズの名門オーケストラによる素朴で瑞々しい音色は他のどの演奏でも聴けないもので、私の最も好むところだ。
先日も書いたように、EMIというレーベル自体が前途の危うい今日この頃だけに、今後はこういう形での再販はされにくくなっていくだろうと予想する。
買うなら買えるうちに買いましょうね。
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