リード博士、90歳
われらがアルフレッド・リード博士(1921.1.25-2005.9.17)は、ご存命であれば本日、満90歳の誕生日だった。
一般的に命日と誕生日を比べるとどうしても、よく知っている人の場合特に、命日のほうが印象的だけれど(誕生日は分からない場合も多いし)、何か記念する行為に出るならばやはり誕生日のほうだろう。
人は生まれれば死ぬのは必然だが、生まれるというのは天の大いなる偶然だ。
ということで博士の作品のさまざまな録音を片っ端から少しずつ聴いてみる。
指揮者としてのリード先生と東京佼成woとは数多くの録音はあるけれど、やはり初顔合わせのこれでしょう。
1981年3月、リード博士初来日の際のレコーディング。あれから30年が経つのだ。
そう、今年は、博士の来日30周年記念の年でもある。
今の佼成より小ぢんまりした音だけれど、後年の録音にない熱気がたまらない。
下地さん(当時たぶん28歳くらい)の「バラード」は、今聴いても溜息が出る。
大阪市音楽団。
3枚の自演ライブCDが出ているが(Fontec)、これは「春の猟犬」ほかの1枚。
最強のアマチュアバンドのような熱演。
オランダ王立軍楽隊。1993年録音。
リード先生の作品の中でも、格別にヨーロピアンな雰囲気の2曲(第4交響曲、ポラッツィ変奏曲)がやはり、他の自演盤とは一味違う仕上がりで、素晴らしい。
こちらはマエストロ汐澤安彦指揮の佼成wo。
「ミレニアム3」と、「第6組曲」(Sony Music)。
「第6組曲」は私自身も世界初演に参加した思い出深い曲だ。
汐澤先生の指揮者としての力と客観性が存分に発揮された演奏。こういう音色の佼成は他では聴けない。
番外編(ではないけれど)、音の輪ウィンド・シンフォニカ。
アメリカのKlavier Recordsというレーベルから「アルフレッド・リード・ライブ」というシリーズが出ていて、その中に私たち「音の輪」の演奏が収録されているのだ。
これに入っている「アルメニアンダンス」は、第10回音の輪コンサート(1998年)でのライブ。
余談だけど、このCDのアルメニアンダンス・パート1のA.Saxソロは私が吹いてます。
タワレコとか、普通にCD屋さんで売っているCDから自分の音が聞こえるのは、ちょっと不思議な気分。
自分としては少し不満がある。第16回の「音の輪」でもう1回吹いて、そのときのほうが上手くいった。
「ゆけ、ゆけ」の最初のほうで派手に間違えてるのは私じゃありません(笑)
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