ロッソでした。
Saxofono Rosso第8回演奏会(府中の森芸術劇場・ウィーンホール)
イトゥラルデ/ギリシャ組曲より III・IV
ボザ/アンダンテとスケルツォ
内藤淳一/動物の謝肉祭~日本の童謡、唱歌、愛唱歌による
***
トマジ(柏原卓之編)/バラード(A.Sax独奏:田中靖人)
サン=サーンス(佐藤尚美編)/交響詩「死の舞踏」
同 (山下祐司・野村亮太編)/動物の謝肉祭
指揮:西尾貴浩
10月最後の日曜日は、同じような規模のアマチュアのサクソフォンオーケストラ(ロッソとエスポワール)の定期演奏会が、完全に同時刻、横浜と府中とでバッティングしていた。
お互いに微妙なお客さんの取り合いが起こっているのを横目で見つつ、結局私はロッソでした。
どちらにも知り合いはたくさんいるし、当日まではっきりとは決まらない中、決め手となったのは私のアンサンブルのメンバーの一人(♀)から「ロッソ行きます
」というメールを貰ったからなんだけど。
終演後は彼女とお茶をしに行って、彼女の連れ子2人(小1♂・小4♀)にイジリ倒される結果となった次第でした(笑)。
それはさておき。
演奏は素晴らしかった。
アマチュアだからといって、値引いて聴く必要は、ほぼ無い。
特に、西尾さんの指揮するラージアンサンブルは、相変わらずの「濃い」味わいで楽しませてもらったし、久々に聴く田中さんのヴィブラートばりばりのソロ(「白鳥」のソロもテナーで担当)も良かった。
田中さんという演奏家の「同世代性」を強く感じて、なんだか不思議な感慨がありましたね。
トマジのバラードでの、バックの演奏、そして編曲にも感心した。
私も大編成のサクソフォンアンサンブルの編曲経験はだいぶ積んできたと自分では思うけれど、こういう(特殊な響きの)曲のサウンドをこういうふうに作る自信はないな。
「死の舞踏」の編曲者(佐藤尚美)は懐かしい名前だ。今はアムステルダムに住んでいる方で、知り合って今年で20年になる(知り合った時はまだ高校生だった)。
この「死の舞踏」は、芸大のサクソフォン演奏会で初演されたバージョンで、私は佐藤さん自ら棒を振ったそのときの演奏を聴きましたよ。
さて、そんなわけで演奏は良いので、あとは「演奏会」として素晴らしければ、完璧である。
その点に関してはまだ改善の余地はあって、それは、舞台進行の仕切りから演奏中、演奏前後の(ステージマナーを含む)ちょっとした立ち居振る舞いに至るまで、メンバー一人一人が、「良い」演奏会、聴いていて自然な音楽的感興と集中と解放のある時間の流れをどうやって作るか、ということをちゃんと考えられるかどうかにかかっていると思う。
ただもう練習を積み重ねて演奏の細かな精度を上げるだけではなく、時代はそういうものを考えるべきところまで来ているのではないか。
などと、私のいつも言っていることなどをまた言ってみる。
あと、終演後アンケートを書いたのだが、
曲目:××××
悪い 1 2 3 4 5 良い
というように1曲ずつ○を付けさせるアンケートで、特に何も考えず書き始めたんだけど、ふとこの「良い」「悪い」という言い方に違和感を感じて、途中でやめてしまった。
まあ、いかにもよくありそうなアンケートの取り方ではあるものの、演奏・曲の印象を「良い」「悪い」のどちらかに単純化してしまうというのは、どう考えても「良い」やり方とは思えないんですが。
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ご来場ありがとうございました。
新しいメンバーが増えてきましたが、ロッソ色の演奏ができたかなと思っています。
不定期活動団体なので、次回はいつになるかわかりませんが、「演奏会」として良いものを目指して行きたいと思います。
投稿: わんこ | 2010.11.02 04:29
どうもおつかれさまでした。
東京にはアマチュアのSaxアンサンブルが随分増えましたが、どこもそれぞれに自分たちの個性を見出しつつあるように思えます。
今はまだまだある種の移行期ですが、お互いに良い結実をめざして行きたいものです。
投稿: Thunder | 2010.11.04 23:57