フェスティバル・ソロイスツ
サントリーホールの「フェスティバル・ソロイスツ2010」を聴いてきた。
竹澤恭子Vn、豊嶋泰嗣Va、堤剛Vcという3人を中心とするメンバーで毎年、サントリーの大ホールで室内楽の公演をするというもの。
今回は曲が好みだし(フランセの弦楽三重奏、ラヴェルのピアノトリオとショーソンのコンセールというフランス近代特集)、ゲストのピアニストが愛しの児玉桃ちゃんだし、行ってきた訳なんだけど。
週明け月曜早々からコンサートというのもなかなかしんどくて、遅刻。
ラヴェルのほとんどをロビーのモニターで聴き、休憩後のショーソンで客席に座る。
客入りは、大入り、という訳にはいかないけれど、サントリーの大ホールでの室内楽(しかもこの曲目)にしてはそこそこ入っているほうだった。さすがこのメンバー。
ショーソンの「ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール」。
フランスの、いや、古今のあらゆる室内楽作品の中でも、屈指に美しい曲のひとつだと思う。
竹澤さんの弾き方が、concert(コンセール。フランス独特の呼び方で、古典的なスタイルによる合奏組曲のこと)というよりは完全にconcerto(協奏曲)で、この曲に思い入れのある身としてはちょっと不自然だったんだけれど(そんなに上半身反らして情熱的に弾く曲でもないような気がするんだが)、いわゆる正統的な室内楽というよりは「フェスティバル」で「ソロイスツ」なのだから、こういうアプローチもあり、ということでいいんでしょう。
むしろ、普段なかなかこの曲からは聴けない、大ホールの隅々まで届く壮麗さ、のようなものを聴きとれたので、新鮮で良かったかも。
アンコールに、美しいこの曲の中でもとびきりに哀しくも美しい、第2楽章の「シシリエンヌ」をふたたび。
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