七夕コンサート
イマジン七夕コンサート・スペシャル2010(サントリーホール)
ロッシーニ/「セビリアの理髪師」序曲
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
山田武彦(Pf)
吉松隆/サイバーバード協奏曲
須川展也(A.Sax)、小柳美奈子(Pf)、山口多嘉子(Perc)
ロドリーゴ/アランフェス協奏曲
渡辺香津美(Gt)
ピアソラ/バンドネオン協奏曲
小松亮太(Bandoneon)
指揮:齊藤一郎
東京都交響楽団
7日(水)。
毎年7月7日に、「イマジン七夕コンサート」といってコンサートイマジン所属のアーティストによるガラ・コンサートをやっているらしいのだが、今年はそのスペシャル版。
見てのとおり須川さんで、サイバーバードで、オケが都響で指揮が齊藤さんときたら、ワタシとしては行かない訳にはいかないでしょう。
という訳で、コンチェルト4曲という大層ゴージャスな演奏会ではあった。
こういう演奏会というのは、どうしても「それぞれのアーティストのファン」という客層が集まるので、コンサート全体を通じてのゴージャス感というのが意外と出てこないのかもしれませんね。
私だって、須川さん以外は初めて聴くようなものだし。
まあ、いろいろなことが分って面白かった。
今日は2階の割とうしろの方で聴いたんだけど。
「サイバーバード」って曲は、「バンド」の音楽だな、と思った。
ロックバンドとかジャズバンド、という意味の「バンド」。
音の響きとか構造を聞きとるだけでなくて、今ここで、何かが執り行われている、ということを身体で共感しつつ聴くべき音楽、という意味で。
演奏のせいではなくて、今日みたいに遠い席だと、どうも「他人事感」が勝ってしまうようだ。
「あの」渡辺香津美が、「アランフェス」に挑戦。
ご本人としては百も承知の上で敢えてのチャレンジだったんだろうけれど、やはり、この曲をピックで弾くのは無理があると思った。
聴くべきものも勿論たくさんある演奏ではあったんだが、やはり「餅は餅屋」、というか。
最後のピアソラは初めて聴く曲だ。
初めて聴くけれど、初めて聴く感じのしない、ピアソラ節炸裂。
バックは弦、ハープ、ピアノ、打楽器(3人)のみ。これも本当はもっと小さい会場で、かしこまらずに聴く曲なんだろうな。
都響の打楽器の人たちのセンスがとても良くて、楽しんで聴けた。
小柳美奈子さんがちゃっかりオケ中に入って楽しそうにピアノを弾いていたのが印象的。
本日最も強く感じたこと。
「ラプソディ・イン・ブルー」は名曲である。
ほかのすべての曲は、結局この「ラプソディ・イン・ブルー」を超えられていない。
曲順は完全に逆さま(ピアソラ→アランフェス、休憩、サイバーバード→ラプソディ・イン・ブルー)の方が良かったんじゃないか。
齊藤さんと都響の組み合わせは初めて聴いたけれど、張り切って(悪ノリ気味に)いろんなボールを投げる才能ある若いピッチャーと、冷静沈着にすべてをかっちりと受け止めて淡々とリードするベテランキャッチャー、という趣だった。
結果的には悪くはなかったが、東フィルあたりを起用したほうが「面白い」演奏にはなったかもしれない。
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