新たな始まり…インバル、マーラー3
東京都交響楽団 第695回定期演奏会(サントリーホール)
マーラー/交響曲第3番
Ms:イリス・フェルミリオン
晋友会合唱団、NHK東京児童合唱団
指揮:エリアフ・インバル
(コンサートマスター:四方恭子)
都響2009/2010楽季ラスト定期。
ちょっと、いや、かなり興奮してます。
これにいったいどういう言葉を使えばいいというのか。
全1時間40分、惰力で流した部分が全く無い。
力に溢れ、しかも明察に満ちている。
数知れない程の方向性と運動量を、高エネルギーのプラズマで封じ込めたような演奏だ。
普通これだけのパワーとトルクで引き回したら、どこかしら破綻したりコケたり足がもつれたりするだろうに。たとえヨーロッパの一流オケであっても。
すごいよ。
マーラー・オーケストラ都響。
完全に降参です。
私は若杉さんには間に合わなかったものの、インバルの1回めとベルティーニのマーラーチクルスを全部聴いた人間だけれど、それらのすべては今日のこの演奏のための準備だったのかと思ってしまったくらいだ。
インバルさんの1回めの「3番」が、思えば私がこの曲に開眼したきっかけだった。
勿論、その時もとてもいい演奏ではあったんだけどね。
都響を、そして東京のオーケストラを追っかけ続けたこの四半世紀に、思いを馳せた。
今日のこの演奏からまた、ひとつ上の次元の、新たなステージが始まるんだな。
この先も聴き続けることができるのは、嬉しいことだ。
今日はあんまり細かな話はしたくないので、これで終わり。
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