カテゴリー「サクソフォンの演奏会(2006年)」の記事

2006.12.28

フェスティバル覚書き(第2日)

2日め。(1日め編から続く)

声が全然出なくなった(>_<)。レセプションで、ジェロームのペースにつられて喋りまくってしまったせいだと思うぞ(^^;。
朝はゆっくり休んで11時過ぎに会場に入り、午前の音大アンサンブルの部6番めの東邦音大から聴きはじめ、夜9時の終演まで、主要な出し物はほぼ全て聴いた。面白かった。始まる前は途中で聴いてらんなくなるんじゃないかと思ってたけど、全然そんなことはなかった、どころか、「フェスティバルってこんなに面白いもんだったっけ?」というのが、偽らざる感想。

午後からのプログラムを、とりあえず記録のために書き出しておきましょう。

★小ホール 13:30-
組曲「ホルベアの時代より」(グリーグ)
 Quintet CIRC
サクソフォン四重奏曲より1、4(F.シュミット)
 スリズィエ・サクソフォン・クァルテット
Double Jeu(G.ラクール)
 清水容子(S.Sax)、渡辺美輪子(T.Sax)
「くるみ割り人形」より(チャイコフスキー)
 板橋区演奏家協会
第9回ジュニアサクソフォーンコンクール入賞者披露演奏
 第3位 小川卓朗(ゴトコフスキー/ブリヤンス)
 第2位 三浦夢子(ハイデン/ソナタ)

★大ホール 15:00-
第3回JSAアンサンブルコンクール最高位受賞団体披露演奏
 中学生以下の部 フランシーズ・サクソフォン・クヮルテット(パスカル/四重奏曲より1、3、4)
 一般の部 アンサンブル・リヴィエール(ドビュッシー=鶴飼奈民編/弦楽四重奏曲より1)
第9回ジュニアサクソフォーンコンクール最高位入賞者披露演奏
 福間修人(グラズノフ/協奏曲)

サクソフォン四重奏曲(デザンクロ)
 クローバー・サクソフォン・クヮルテット
アルス(C.ロバ)
アンチエンヌ(鈴木純明)
 ジェローム・ララン、原博巳
ブルー・カプリス(V.モロスコ)
 高畑次郎
ヴィオラ・ソナタ(ヒンデミット)
 有村純親(A.Sax)、松浦真沙(Pf)
ラプソディ(ドビュッシー)
 大貫比佐志(A.Sax)、沼田良子(Pf)
スペイン狂詩曲より 夜への前奏曲、マラゲーニャ、祭り(ラヴェル)
 Trio-SHIZUKU

★フェスティバル・コンサート2006
伝説(A.カプレ)
 宗貞啓二(A.Sax)
演奏会の音楽(M.コンスタン)
 西本淳(A.Sax)
Hot(F.ドナトーニ)
 林田祐和(A.Sax)
シャクティ(ディアナ・ロタル)
 平野公崇(Sn.、A.、B.Sax)
バレエ音楽「世界の創造」(ミヨー)
 小串俊寿(A.Sax)
以上 板倉康明指揮 東京シンフォニエッタ

地球はおどる(伊藤康英)
管弦楽のための協奏曲より5.(バルトーク=金井宏光編)
サックス大合奏2006
 ファンファーレ21(伊藤康英)
 歓喜の歌(ベートーヴェン)
 威風堂々(エルガー)
以上 池上政人指揮 フェスティバル・サクソフォン・オーケストラ

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最後、客席と舞台上のフェスティバルオーケストラとの、合同演奏。
巨大なオルガンの内部に居るような、四方を取り巻かれるサラウンド音響は、圧倒的の一言。
客席に見える白いものこそ、ボール紙1枚に切り込みを入れて前列の席の背もたれに挟み、ゼムクリップで楽譜を止めるというアイディア商品、日本サクソフォーン協会スペシャル簡易譜面台だー!(どこが「台」だ;)

後日補筆するかもしれません。

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2006.12.27

フェスティバル覚書き(第1日)

第26回サクソフォーン・フェスティバル(2006年12月23・24日)の覚え書きです。

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会場のパルテノン多摩。(ここはサンリオピューロランドのすぐ近く)

初日にはなめら~かで出場させていただきました。フェスティバルのプログラムに名前が載るのは15年ぶり。
その昔のフェスティバルには結構B会員の出場もあったけれど(日本サクソフォーン協会の会員は、専門家のA会員と学生・アマチュアのB会員に分かれている。ワタシも昔はバカやってましたよ。バリトン4本で出場して「アンサンブル玻璃音-バリトーン-」とかね;)、最近はほとんど無かった。だいたい、歳末のこの時期の平日にパルテノン多摩などという場所で開催していたんだから、そもそも聴きにも行けない。
今回は土日の2日開催ということで、B会員向けにも出場団体募集のオファーがあり、夏頃から水面下でいろいろな動きがあって本日を迎えたという訳。

曲は高橋宏樹さんの小組曲「月森の詩」、八重奏バージョン。
演奏は、まあ、自分たち「らしさ」は出せたんじゃないかな、とは思う。
演奏終了後、すれ違った¥田先生に呼び止められて鋭い講評を頂いたりしたけれど。(ありがとうございます。)
何にせよ、八重奏の易しいオリジナル曲というのはほとんど無いので、これがきっかけでとり上げる人が出てきてくれれば嬉しい。

全部の演奏後は、我々アマチュア出演団体全員と、フェスティバル名物サクソフォンオーケストラとが一緒の舞台に乗って、合同演奏、という企画。
私は、どういう成り行きか、ソプラノの一番後ろのプルトであの冨岡先生(!)の隣席に座ることに。
つか、冨岡氏に限らず大御所のセンセ方、フロントは若い衆に任せて皆さん後ろに引っ込んでいらっしゃるので(^^;
さすがのThunderも、ちょっと緊張。そりゃあ、30年近く前から名前を存じている憧れのプレイヤーと、いきなり舞台上で隣同士、ですからね。
「常動曲」(J.シュトラウス)がなかなか難しくて、あっちこっち誤魔化しながらやっと吹き終わったら、冨岡先生ニヤッと笑ってこちらを振り向いて一言、「難しいねえ、これ」。(^^;すみませ~ん。
間近で聴く冨岡先生の音は、キャトルロゾーの演奏会や録音で何度も聴いたのと同じ。まさに「我が道」を行く、という感じ。あの「我が道」性は、潔いばかりだ。強烈な個性と、自分が「正しい」「美しい」と思うものを、何のてらいもなく周囲に向けて発散している。
ラデツキーでバスドラムを叩くことになった時のハシャギようはまるで子供みたいで、微笑を誘う。若いなあ。たしか今年60になられたはずだが、とても信じられない。

冨岡先生のような強いキャラクターは、パロディにしやすいのです。ワタシもアンサンブルの練習中によくセンセのヴィブラートの真似をして笑いを取ってます(^^;。すいません。
しかし、自分があの境地に達するのは、まだまだ無理だな…

楽器を片づけて楽屋を撤収、客席に座って次の出し物を聴く。
小串さんのHappy Sax Concert再演と、サクスケルツェット(洗足学園教師陣によるラージアンサンブル)。
自分の出番を終えて、一息つきながら心おだやかに聴くには、ぴったりのものだ。
Happy Saxの出演者と曲目は先日聴いた本公演と共通するものだったけれど(横山さんの駄洒落まで同じ。ラテンパーカッションの楽器紹介で「ボンゴという楽器は、北朝鮮から来たんですね。マンギョンボンゴ~」とか;)、中央会館よりここのほうが広くて響きが良くて、美しい響きがする。横山さんはやりにくそうだったが。「クラシックは客がシラフだから緊張する」、はある種名言だなー。
サクスケルツェットにも横山さん、「ボレロ」で飛び入り出演。結果的にはたいへん面白いことになった。

6時にすべて終演、とりあえず宿(すぐ近所の京王プラザ多摩)にチェックインし、レセプション会場へと急ぐ。
パルテノン通りは既にイルミネーションが全開。昼間より人の数が多い。さすがに三多摩地区随一の浮かれようを誇る街だけはある。
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昼間見ると結構みすぼらしいんですけどね(^^;
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少し遅れてレセプション会場に到着。既に開宴していて、いきなり皿もコップも足りない凄い人数と盛り上がりよう。
本番モードで抑え込んでいた風邪もだんだんぶり返してきて、大人しくしていたいんだけど、なかなかそうもいかず、いろいろな方に話しかけたり話しかけられたり名刺交換したり。

明日の本番を控えて、ホール内にいた時からずっとうろうろしていたジェローム・ラランに、以前メールを貰った件で話しかけたら、すぐに判ってくれて大喜びの様子だった。「thunder-sax」で一発で通じました(^^)。周り中の人を巻き込んですごいテンションで喋りまくるもので、面白いといえば面白いんだけど、まあ疲れることで…
自分の新しいCDをプレゼントしてくれるとのことだったけれど、結局貰い損ねてしまった。ちょっと残念。

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左から、通訳に大活躍のわれらが大栗先生、ジェローム、大城さん。
おーくり先生、やつれてませんか…?(^^;

2日め編へと続く…

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2006.12.24

全日程終了

熱はひいたけど一夜明けたら声が全然出なくなった。咳もひどいっす。今日お会いした方は声が違うんで驚かれたのではないかと。

舞台上のサクソフォンオーケストラと客席との合同演奏になる「歓喜の歌」の壮大なサラウンド音響の中、今年のサクソフォンフェスティバルもすべて終了。いま帰りの車中です(携帯は緊急充電)。詳しい話は後日ということにしてとりあえず今日は帰って寝ます。
準備と運営に当たられた皆様、本当にお疲れさまでした。大変エキサイティングかつ様々な意味で興味深い催しとなったと思います。

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2006.12.15

Happy Sax 2006

Tirasi061214Toshihisa Ogushi HAPPY SAX CONCERT 2006(銀座ブロッサム・中央会館)

大きな古時計(西上和子編)
バリアブル・スター~キラキラ星による変奏曲(星出尚志)
Calling of the stars(田中賢)委嘱作品・初演
Affective Emotion(樽屋雅徳)※
La Chansonnette(真島俊夫)
翼をください(村井邦彦/西上和子編)
瞳がほほえむから(上田知華/星出尚志編)
The Course of Life(星出尚志)
サンバ・フィエスタ(鈴木英史編)
 小串俊寿(Sax)、白石光隆(Pf)、横山達治(ラテンPerc)
 ゲスト:石渡悠史(Sax)※

小串さんのHappy Saxのチラシを見ると、年も暮れだなあと感じる。
6時半の開演には間に合わず、残念ながら後半しか聴けなかったけれど、毎度ながらじつにハッピーで満ち足りた気分にさせられるコンサートでした。

ここのところ毎日阪口先生の録音を聴いているのでなおのことそう感じるのだが、小串さんの音には阪口先生のDNAを確かに感じる。勿論阪口先生よりもっと現代的に洗練されているし、パリ仕込みの粒立ちの揃った切れ味鋭さ、というのはあるけれど、ゆっくりしたメロディでヴィブラート豊かに「ほわっ」と音程が跳躍する箇所の絶妙な味わいなど、おおっ、阪口先生と同じだ、と思ってしまうのだった。
そのことは、阪口先生の高弟である石渡先生も、また。本プロは聴けなかったけれど、最後のアンコールで小串さんとミーシャ「Everything」のデュエットを聴くことができた。石渡先生の演奏なんていったい何年ぶりに聴いただろうか。そしてまた、この先何度聴く機会があるのか。たいへん貴重な機会に、感謝。しかも来年70(数え年)の石渡先生、(失礼ながら)明らかに昔より上手くなったんじゃないの、と思うようなもんだったし。
後から聞いた話では本プロの後のアンコールでフォーレのファンタジー(!)を演奏されたそうだ。デファイエ編曲になる、フルート原曲の難曲。聴きたかった!

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2006.12.09

都内縦断、葛飾へ

練習指導の終了後は、相変わらずの雨の中、田園都市線-半蔵門線を北上、知人のサクソフォンアンサンブルを聴きに、青砥へ向かう。

ビジネスクラスサキソフォンアンサンブル コンサート2006(かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホール)

モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲
サルトーリ/Time To Say Goodbye
アルベニス/セビーリャ
ピエルネ/民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」ハイライト

8人という数のメンバーで自主演奏会を続けているアンサンブルということで、私たちと共通性が多くあり、なにかと気になる存在ではある。
休憩後の、演奏時間30分を超える「くるみ割り人形」のハイライト(通常の組曲版の曲目に、第1幕の情景と終幕のワルツとアポテオーズも加えたバージョン)は圧巻でした。うわー、すげぇー、よぉやるよ、と感心。たったの8人で持たすのは体力的にはホントに大変そうだったけれど、ちゃんとチャイコフスキーのバレエらしい分厚くゴージャスな響きが出ていたから、すごいと思った。
四重奏編成による「小序曲」「行進曲」や、ソプラノ4本の「葦笛の踊り」、テナー、バリトンのみ4本の「トレパーク」など、編曲上の楽しい仕掛けも多し。
アンコールも素晴らしい演奏だった。課題があるとしたら第1部のほうかな。ともあれ、お疲れさまでした。

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2006.12.07

ファブリス・モレティを聴く

一昨日からココログが53時間に及ぶ長時間メンテナンスを続けていて、新規投稿が出来なかったため、この2日間は早寝をして健康的に過ごしました(^^;
しかし、結局メンテナンスの目的だったバージョンアップは出来なかった、とのことで…なんとまあ(絶句)


Tirasi061206ファブリス・モレティ サクソフォンリサイタル

J.リュエフ/ソナタ
P.サンカン/ラメントとロンド
C.パスカル/ソナチネ
J.S.バッハ(ミュール編)/フルートソナタ BWV1035
R.プラネル/プレリュードとサルタレロ
A.シャイユー/アンダンテとアレグロ
林光/「もどってきた日付」より 壁のうた、花のうた、この虫だけは(ピアノソロ)
D.ミヨー/スカラムーシュ

Fabrice Moretti(A.Sax)、服部真理子(Pf)

昨日聴いたコンサート。
大きな話題にはならないけれど、ここのところ毎年のように来日してくれる、モレティ氏のリサイタル。
ビュッフェ・クランポンの創立30周年記念演奏会で、はじめてモレティ氏の音を聴いてから、早いものでもうすぐ10年が経つ。紀尾井ホールの2階席で、何の予備知識もなく聴いたモレティ氏の音は衝撃的だったなあ。楽器が鳴っているんじゃなくて、彩られた大気の振動が直接昇ってくるようなあの感じ。

落ち着いた、しかし決して暗くない、温度は低いが冷たくはない不思議に魅力的な音色と大きめのヴィブラートは、最近のフランスのサクソフォン奏者からは聴くことのできない、デファイエの時代(私自身にとっても、最も実感ある時代)からの直接のリンクを感じる。
全体的にはデファイエよりももっと軽やかでスマートで、そこは現代風なんだろうけれども、金属の光沢を思わせるような(肉厚の薄い鐘をかーんと叩いたときのような)冴え渡ったf(フォルテ)は、私はこの人以外にはデファイエでしか聞いたことがない。

曲はまさに、モレティ氏の「十八番」ばかり。圧倒的な技巧の冴え、余裕綽々、って感じなのに、音楽は全然軽くないところが素晴らしい。
服部真理子さんのピアノも、また然り。この方が巧いのは今に始まったことではないけれど、今日はまた一段と集中力にみちた演奏だった。林光の作品、こんなに美しい曲だったんだ。フランス物の間に挟まれて聴いても何の違和感もない。

会場は上野公園に建つ重要文化財建造物、旧東京音楽学校奏楽堂

Sougakudou
休憩時間に撮影

「滝廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初のオペラ公演でデビューを飾った由緒ある舞台」とのこと。
いま風の音響設計や防音はほとんど無い部屋なんだけど、それでも不思議なほど音楽に集中できる、自然で聴きやすい音がする。現代のいろいろなコンサートホールを巡ったあとに、時々ふと戻ってきたくなるような会場だ。

アンコールは、ランティエのシシリエンヌ、シューベルトのセレナード。

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2006.11.25

今世紀初?デュオ宗貞・渡辺

Duo061125宗貞啓二・渡辺美輪子デュオ・コンサート(アクタス ノナカ・アンナホール)

ヴィヴァルディ/調和の幻想 op.3-8
J.B.サンジュレー/デュオ・コンセルタント
G.ラクール/ドゥブル・ジュー
フォーレ/夢のあとに
ショパン/小犬のワルツ
マスネ/タイスの瞑想曲
P.アルマ/ディヴェルティメント12番
R.グリマル=オルモス(Rafaël Grimal Olmos)/コンチェルティーノ
 宗貞啓二、渡辺美輪子(Sax)
 渡辺麻里(Pf)

サクソフォンデュオチームの草分け、宗貞・渡辺師弟コンビ久々のコンサート。
セルマーキャンプでのコンサートで聴いた頃以来、単独リサイタルだったらもっと前のことだから、10年ぶりくらいになるだろうか。
客入りは上々、会場が小さいせいもあるけれど、開演10分前に到着したらもう一番前の2列にしか空席がなく(最終的にはかなりの立ち見が出た)、間近に音を浴びることとなった。

宗貞啓二氏といえば、「プロ中のプロ」という印象が私としてはあるけれど、今回久々に間近で音を聴いてみてその理由が分かったような気がした。音圧がすごいのだ。たとえp(ピアノ)であっても、宗貞先生がロングトーンを吹くと床やら椅子やらがビリビリと共振するのが判る。このアンナホールではいろいろなサクソフォン奏者の演奏を聴いてきたけれど、ここまでというのはあまり経験がない。(先日聴いた)モーリス・ブルグの演奏を思い出した。
宗貞氏はよく都響に乗っているので、東京文化やサントリーといった会場で聴く機会が多いけれど、そういう大きなアコースティックを持つ会場でのあの音の浸透性と見事なレガートの秘密の一端を見た思いだ。

同属楽器のデュオというのはある意味、人間関係の目に見える縮図みたいなもので、聴いていて意外と退屈せず面白く聴ける(サクソフォンのラージアンサンブルのコンサートなどの方が、むしろ同じ音色が続いて退屈するのかもしれないと思った)。耳慣れない曲もそれなりに興味深く聴くことができたが、やはり長年やっていて手の内に入っているアルマ作品が、さすがの演奏。

宗貞センセの脱力系ボヤキMC(^^;にて場内の笑いをつなぎながら、コンサートは進む。
曲間でぼそぼそと喋る宗貞氏を心配そうに?見つめる美輪子センセの視線も、なんだかお母さんが子供に向ける視線を連想させるようで、歳月は容赦ないことではある。

4時開演で終演は6時20分。結構長かったが、楽しいコンサートでした。
アンコールに、プーランク「エディット・ピアフ讃」(サックスで聴くと、冒頭のフレーズが「枯葉」のパロディだって事がはっきりと判る)、作曲者不詳「おし花」(宗貞氏の思い出の曲だそうで、氏のソロで演奏。編曲は宗貞Jr.とのこと)、モーツァルト「トルコ行進曲」。

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2006.11.04

ハバネラ日本ツアー、スタート

Tirasi061104ハバネラ・サクソフォン四重奏団(東京文化会館・小ホール)

J.S.バッハ/イタリア協奏曲
ラヴェル/弦楽四重奏曲
リゲティ/6つのバガテル
ドビュッシー/ベルガマスク組曲より 前奏曲、メヌエット
ビゼー/カルメンより
ピアソラ/3つのタンゴ

遂にやって来ました、ハバネラ。
相変わらず次元の違う上手さ、澄んだ青空のように深い集中力、シンプルで純粋な「音楽そのもの」としか言いようのない彼らのパフォーマンス、何よりも作為的なものの一切ない、自然の摂理のような論理性。
彼らの真骨頂は、一見難解な現代作品などをすっきりと見通しよく、そして美しく!再現するところにあると思うので、そういう意味ではちょっと物足りないところもあるプログラムだけれど(全国同一プロだとしたら仕方ないのかな。東京だけでももう少しとんがった曲目に出来なかったのかしら)、それでもハバネラの凄さは充分実感できると思うので、日本全国の皆様、是非お聴きになって、ぶっ倒れてください。

終演後、明日のアンコン本番のための練習に行ってきたところ。
この演奏聴いたあとに、自分でドビュッシーの弦楽四重奏曲吹かなきゃいけない身にもなってください(^^;。
参った。
という訳ですみません、明日は早いので、ちょっと簡単ですがこんなところで。

Cd119最初の限定発売時に入手できず悔しい思いをした大阪国際室内楽コンクールのライブCD、会場にて無事入手。
それと今回、自主制作?になるボルドーでのライブDVDというのも持ち込まれていた。委細後日。

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2006.10.16

栃尾克樹リサイタル

Tirasi061016栃尾克樹 バリトンサクソフォン・リサイタル(浜離宮朝日ホール)

J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番
G.フォーレ/エレジー
R.シューマン/アダージョとアレグロ
高橋悠治/影の庭(委嘱作品・初演)
高橋悠治/民衆に訴える
O.ヌッシオ/ペルゴレージのアリエッタによる変奏曲
 Pf:高橋悠治

栃尾さんのバリトンは、人の声のようだ。世に聞くバリトンサックスの音は、低音域はもっとゴーッと図太いし、高音域はもっと刺激的だし、中音域はどっちつかずの没個性な音がするけれど、栃尾さんの音はその点、質感における一貫性が人間の声を思わせるのだ(フラジオ音域はウラ声ということか)。こういう言い方は実はあまり好きじゃないが、「癒される音」だ。あまりに快い音で、聴いていて時々意識を失った(^^;。

だけど考えてみたら、そもそもバリトンサックスというのは昔からそういう音だったような。ミュールのカルテットや、昔(1950年代)のビッグバンドを聴いても、バリトンサックスは今よりもっと細身でコンパクトな音に聞こえる。1970年代にレコードで入ってきたデファイエ・カルテットのバリトン(神様ジャン・ルデュー)の音は、ものすごくブリブリと吹いているように聞こえ、日本ではそういうイメージのバリトンが一世を風靡したけれど、長じて実際に聴いたルデューさんの音は全然そんなことはなかったし、そう思って当時のレコードを聴き返すと、あら不思議、あの頃はいったい何を聞いてそんなふうに思ったのだろう、というくらい軽い音で、拍子抜けするのだ。

聞こえてくる音をこうやって言葉に書きとめる行為が、いかにその時代の感性や耳に左右されることか、と考え始めると、客観性などというものが信じられなくなる。
私たちに出来ることと言ったら、「その時に」聞いた、感じたことを、できる限り素直に表しておくことくらいだ。
良い演奏会だった。

しっかし高橋悠治のピアノ面白かったなあ(「高橋悠治」というのは私にとって、一人の人間・音楽家というより、とても観念的・抽象的な存在なので、どうしても「高橋さん」とは書けない)。
ある意味、「作曲家の弾くピアノ」の極北だな。楽譜を前にしてさらう、ってことをほとんどやっていないような感じ。決して間違った音符を弾いている訳ではないのに、聞こえてくるものがあまりにいつもと違うので、もしかしたらこれ全部即興で弾いてるのかしらん、という錯覚に時々陥る。
その高橋悠治の新作の、見覚えのあるような、ないような景色の街の中を、超簡単な地図1枚を頼りに宝探しをするような、不思議な音楽風景も、なかなかをかし。
2曲めに演奏された「民衆に訴える」は、上記リンク先ホームページで楽譜が公開されている。

アンコールに、マーラー「子供の魔法の角笛」より『美しいトランペットの鳴り渡るところ』(高橋悠治作品の元ネタのひとつ)、サティ「ジュ・トゥ・ヴ」、サン=サーンス「白鳥」。

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2006.10.04

しまっぷー先生リサイタル(9/30)

なんか知らんバタバタしていたけれど、やっと少し落ち着いて土曜日(9月30日)のことを振り返っている。

Shima090630_omote初夏のような暑さが戻ってきた中、渋谷アクタスへ。
6階アンナホールにて、しまっぷーこと大栗司麻さんのリサイタル。

C.パスカル/ソナチネ
R.ブトリー/ディヴェルティメント
R.コルニオ/牧歌と田園の踊り
E.ボザ/プルチネルラ
P.M.デュボワ/組曲形式による性格的小品
H.トマジ/バラード
 飯野明日香(Pf)

立ち見まで完売の大入り。一昨年にやはり同じ会場で大栗さんのリサイタルを聴いた時は、私は遅れて2曲めから入ったのに余裕で座れたのだから、この2年間で着実にファンの数を増やしているようだ。
まあ、そりゃそうだろうな。現にワタシだって、一昨年は一人で来たのに、今年はアンサンブルのメンバー全員を含む10人で押しかけている訳で。
しかし練習日でもよお全員は集まらんのに、よく揃ったもんだ。終わったらこのままアンナホール借りて練習でもするか、などと言い合って笑う。

開演前は、協賛のフランス流紅茶店アンシャンテによる、紅茶と焼菓子のサービス。
紅茶の紙コップは、しまっぷーのキャラクター(シマリス)付き。
このシール欲しいぞ。

Shimapoo060930

コンサートはフランスの地理や習俗に関する軽いお喋りをはさみながら進んだ。
大栗さんの音は、とてもストレートで、浸透力がある。サックスの音、というより何か金管楽器の音のように、自分の感受性の被膜を突き破って届いてくる。
一昨年聴いた時の、胸を打たれるような悲愴なまでの一途さより、今年は少し余裕というか遊びが出てきたように思ったけれど、言うべきことを小細工なく並べてゆく大栗さんの音楽は健在で、嬉しかった。デュボワが一番面白かったな。この瞬間芸の連写みたいな音楽世界には大栗さんの率直さがよく似合う。
ピアニストもなんだかもう、やたらと面白い人で(演奏ばかりでなく、曲間のお喋りも)、演奏を聴くのは二度めだけど、こういう人だとは知らなかったなあ。勿論、ただ面白いだけじゃなく、腕は立つし音は派手だし遠慮はないし(この会場のピアノは少々小さすぎた)、「伴奏」なんて言葉は嘘ですね。パスカルのソナチネのような曲で、こんなにピアノが(良い意味で)出しゃばっている演奏は久々に聴いたような気がする。ところどころ別の曲のように聞こえた。

アンコールは、デュボワの「りす」とダマーズの「ヴァカンス」。
ヴァカンス、勿論良かったけれど、合宿先の奥志賀で聴いた「ヴァカンス」のほうがもっと良かったなー、と思ったのは錯覚ではないと思う。
今日の演奏がどうこうと言う訳ではなく、日常を離れた旅先という環境が、演奏する立場としても聴く立場としてもいかに格別なものであるか、ということ。…また聴きたい。

終演後は、下の階の控室に下りて、アンサンブルのメンバー全員でずらーと(親分の出所を出迎える子分のように(^^;)縦に並んで、ご挨拶。poco近所迷惑。
ご本人的には今日の演奏の出来はかなり不本意だったような感じを受けたけれど、どうしてかな。別にそんなことはないと思うのだけれど。
でもまあ、分からなくはない。私自身もここ何年か、聴いてくれた方が「良かった」と言ってくださるような本番ほど、不満や後悔が後にたくさん残るような気がしているので(この8月の発表会も、例年になくたくさんの方に誉めていただいて、終わった当初は気分が良かったけれど、後で録音聴いて思いきり凹んだ)。

音楽の神様は、自分で演奏をする者には厳しくて、なかなか幸せを分けてくれないようだ。因果なものよのお。

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2006.09.02

須川展也コンチェルト・オン・ステージ

Tirasi060902須川展也 サクソフォン協奏曲コンサート(東京オペラシティ・コンサートホール)

本多俊之/風のコンチェルト(Concerto du vent)
E.グレッグソン/サクソフォン協奏曲(日本初演)
吉松隆/ソプラノ・サクソフォン協奏曲「アルビレオ・モード」
同 /サイバーバード協奏曲
(アンコール 吉松隆/融けてゆく夢)
 Sax:須川展也
 齊藤一郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
 Pf:小柳美奈子 Perc:山口多嘉子(サイバーバード協奏曲)

須川さんが自分が委嘱し初演したコンチェルト4曲、まとめて一晩でやってしまおうという、演奏家であったらやれるもんなら一度はやってみたい夢の企てであるだろうが、こうして実現してしまった。企画から実施に至るまでの様々な下準備や尽力のことを想像すると気が遠くなりそうになるけれど、出来上がって聞こえてきたものは、まさに須川さんの天性のサービス精神をそのまま具現したようなコンサートであり、そういうコンサートで演奏されるにふさわしい音楽だった。
ある音楽家の演奏活動と、その成果としての作品、そしてその「人」そのものが、これほど同じ方向を向いているということは、それだけで一種の感動を覚える。

思ったこといろいろ。
特記すべきはオーケストラの素晴らしさと準備の良さ。厚く潤い豊かな弦といいニュアンスのよく揃った管といい、まさにプロの仕事(大声では言えないが本多さんの曲は初演の時とは違いすぎた)。東フィルいいじゃないですか。
コンマスは荒井さんだった。3階から見ていたんだけど、要所要所で目立たないながらも非常に的確な仕切り方をしていて、感心。

グレッグソン氏の曲は聴き応えがあった。明らかに英国音楽調の導入から、テンションコードの応酬を経て、ハ長調による一大フィナーレへと至る、スケールの大きな展開。変な前衛的技法や特殊奏法なんか使わなくても、個性を印した音楽はちゃんと書けるのだ、とばかりに。
須川さん本人に伺った話だが、グレッグソン氏に、(今の時代に)なぜハ長調の音楽を書くのですか?と尋ねてみたんだそうだ。グレッグソン氏の答えは「私がエドワード・グレッグソンだからだ」、と。なんたる自信。

「サイバーバード」。江戸川で聴いた初演以来はや12年。聴いたのは何度めかな。初演(読響)、須川さんのオーケストラ・リサイタル(94年、新日本フィル)、新星日響定期(95年)、芸大オケ(98年)、吉松隆個展(2001年、都響)、そして今回と、6回めだった。再演を重ねて、すっかり「古典」の風格漂う傑作となったと改めて思う。
もう1曲は、決して悪い作品とは言えないんだけれど、やはりインパクトの差があり過ぎて、ちょっと微妙かな。

客席は8割方は埋まっていたか。久しくご無沙汰な方も含め、いろいろな方にお会いした。
8月7日のリリアにいらしたという方にいきなり挨拶されたりとか。(嬉しかった。)

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2006.08.08

発表会詳細(8/7)

短い夏休みの2日め。
8月7日の本番のことを、まとめておきましょう。

第19回 サクソフォーン発表会(川口リリア・音楽ホール)

E.ボザ/アリア
 古屋核(A.Sax)、林田千佳(Pf) 
A.ピアソラ/タンゴ・エチュードより5、6
 岡村広紀(A.Sax)
プロコフィエフ/マーチ
民謡/ロンドンデリーのうた
フォスター/草競馬
 飯川陽子、今井よしえ(T.Sax)
W.A.モーツァルト/三重奏曲第4番 K.498 「ケーゲルシュタット」第1楽章
 村上達也(Cl)、田辺元(A.Sax)、村上ちづ(Pf)
チック・コリア/ラ・フィエスタ
 新井透(S.Sax)、今井よしえ(T.Sax)、大賀美子、今井千浩(Pf)
J.S.バッハ/アリオーソ
 石井弘子(T.Sax)、中嶋由紀子(Pf)
R.シューマン/アダージョとアレグロ
 近藤奈美子(T.Sax)、山崎奈津子(Pf)
ヴィエニアフスキ/伝説曲op.17
 佐藤葉子(Vn)、佐藤輝(Pf)
P.M.デュボア/ディヴェルティスマン
 土方宏明(A.Sax)、大賀美子(Pf)
R.プラネル/ロマンティック組曲より 1.イタリアのセレナード、2.踊り子たち、4.センチメンタルなワルツ
 中野明(A.Sax)、田巻麻紀(Pf)
J.イベール/室内小協奏曲
 三留伸一(A.Sax)、古関美香(Pf)

J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番
P.ボノー/ワルツ形式によるカプリス
A.ピアソラ/タンゴ・エチュードより3番
 須川展也(A.Sax)

当日の写真いくつか。

060807_rehearsal

須川さんリハーサル中(今度はピアノではなく)。

060807_yts61s

Iさんの吹いていたテナーが、あまりにも懐かしいヤマハYTS-61(S)だったので、思わず写真1枚。
いわゆるヤマハの「プロモデル」(今はそういう言い方はしないようだけど)。キィガードのデザインがたいへん特徴的。
ワタシが29年前、高校に入った時に買ってもらった楽器が、ヤマハのYAS-61でした(ほどなく、現行モデルであるY○S-62に切り換わり、61は幻のモデルになってしまった)。

060807_beauty

本日の出演者Kさんと、応援に駆けつけてくれたOさん。
私んとこのアンサンブルの美女コンビでもあります(ヨイショッ)。
光量不足でボケてるのはご愛敬ということで。

060807_shugo

終演後、須川さんを囲んで集合撮影。
須川さんのブログにも載ってましたね(この写真は別ソースですが)。

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2006.07.19

サクソフォーン旋風

Tirasi060719ジェローム・ララン サクソフォンリサイタル「サクソフォーン旋風(Le tourbillon du saxophone)」(大泉学園・ゆめりあホール)

大村久美子/イマージュの錯綜
堰合聡/サクソフォーン(ソロ)(初演)
鈴木純明/アンチエンヌ(Sax:原博巳)
小櫻秀樹/俺は作曲家だ!(初演)
夏田昌和/西、あるいは秋の夕べの歌(Perc:山本晶子)
ピエール・ジョドロフスキ/混合(Mixtion)(日本初演)
湯浅譲二/私でなく、風が…
ヤコブ・テル・フェルドゥフィス/ひっつかまえろ!(Grabe It!)

全曲サクソフォンとライヴ・エレクトロニクス、あるいはそれに近い編成の作品ばかりという、一種恐ろしいコンサートを聴いてきた。
ジェローム・ララン Jérôme Laran。Mr.ビーンをずんぐりむっくり体型にしたような、一度見たら忘れがたい印象的な年齢不詳の風貌のフランス人。まだ若いんですが。
様々なタイプの「現代音楽」が博覧会のようにずらっと並ぶこの強烈なプログラム、開演7時、終演9時40分におよぶ長丁場を、子供みたいな純粋な好奇心と集中力を発揮して吹ききっていた。
なぜそんなに長い時間がかかったのかというと、曲間準備の特殊さ故。ステージ真ん前の客席にセットされた机の上には、音源ユニットとミキシング・コンソール、PCのモニタとキーボードが置かれ、曲間毎に音源、ミキサー等機材の調整、PAのセッティングが入る。舞台上と舞台袖と客席の間を忙しく人が出入りし、時間つなぎに突然作曲者や演奏者への即席インタビューが舞台上で始まったり、なんだか学園祭みたいなノリで進行するのだった。
職場から大泉学園は少々遠くて(何回電車乗り換えたことか)、客席で聴けたのは前半の最後の曲からだったけれど、充分お腹いっぱいでした。

それでも曲そのものは結構面白くて、最初に聴いた(前半最後の)曲こそ何か陳腐な感じがしたけれど(演奏自体は怖いほどの集中ぶりだった)、後半の曲はどれも言いたいことがわりと良く分かって退屈せず聴けた。とくに最後Grab It!の面白さは、これは聴かなきゃ絶対判らない類のものだろう。
「聴かなきゃ判らない面白さ」を現出する、というのは現代作曲家冥利に尽きることだと思うぞ。

今日はどちらかというと作曲家業界の催しで、客席にはサクソフォンの関係者はそんなにいなかったけれど、さすが、たまにいるサックス系の客は濃い顔ぶれが揃ってました(^^;。
ともあれ、希少な機会に臨席出来て、良かった。

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2006.07.05

雲カル2006

Tirasi634雲井雅人サックス四重奏団 第5回定期演奏会・第一夜(ルーテル市ヶ谷センター)

ジャンジャン/四重奏曲
櫛田てつ(月+失)之扶/万葉
アプシル/ルーマニア民謡の主題による組曲
織田英子/サクソフォン四重奏のための『遠い日』(委嘱作品・初演)
秋透・編/3つの富山県民謡
アルベニス/カディス、コルドバ
ピエルネ/民謡風ロンドの主題による序奏と変奏

今までとは少々趣向を変えて、どこかしら「民謡」とか「民衆」というものにイメージがつながる親しみやすい曲を揃えてのステージ。だけどやっぱり雲井さん達は雲井さん達で、出てくる音楽は深くて、静的だ。
「お祭り」というものには、祭りだワッショイとそれこそ「お祭り騒ぎ」をしている一般民衆の参加者もいれば、礼拝堂や神殿の一番奥で祈りつつ沈思する方々というのもいる訳で、それぞれの人にはそれぞれのふさわしい居場所というものがあるらしい。
決して音楽が「重い」訳ではない。むしろ反対。とくに前半の曲たちで私自身にも覚えがあるような、1曲吹ききるごとにハァハァと肩で息するみたいな硬直した重さとは、全く無縁なのだけれど。
曲の最後が弱音で終わる箇所での、まるで風の音のような「ひゅーっ」というppの和音が、とても印象的だった。

アンコールの2曲め(アルベニスの「愛の歌」)に感激。ほとんど誰も演奏しないしCDも(多分)ないけれど、私は10年以上前に吹いたことがあって、大好きな曲だ。
最後は、いつものアレでした。アレを聞かないと雲カル聴いた気にならない、ということで。

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2006.06.24

アイル

サクソフォン・ラージアンサンブル・アイル 第11回演奏会(イシモリホール)

友人宮崎さんの率いる「アイル」。
宮崎さんとは15年前、八ヶ岳山麓のヤマハSaxセミナーでご一緒して、夜中に抱腹絶倒の業界ウラ話をいっぱい聞かせてもらって以来の付き合いだし、アイルには以前は知り合いの団員も何人かいたので、ずっと興味はあったんだけど、演奏会が毎回必ず何かの予定と重なっていて聴けなかったのだ。

今回やっと、11回めにして初めて聴けた。たいへん面白かったし、楽しく聴くことができた。演奏自体は、まあ、いろいろで、個人々々の技術も方向性もかなりバラバラで(とりあえずよくここまでまとめてこれだけのことをやらせるよなあ、と感心)、終演後は何人もの団員さんに「へたくそですみません」みたいなことを言われたんだけど、そういう問題じゃないのですよ。「そういう問題じゃない」、ということがよく分かる演奏、というか。
アマチュアの演奏団体によくあるような、そこそこに上手いけれど、あきらかに自分たちがやりたいことをやっているだけで、お客さんはいてもいなくてもあまり関係ない、みたいなのって、私全然ダメ、生理的に受け付けないんだけど、少なくともそういうのとは全く違うと思う。自分でも不思議なほど自然に聴けるんだもの。

メンバーの「個性」というのは代替のきかないもので、勿論ある局面に限れば他のメンバーにレベル的に劣る、ということはあるかもしれないけど、それでもその人の個性というのはかけがえのない、その人のものだ。
その人の個性の、劣る部分をあーだこーだ言って矯正するのではなく(勿論ある程度の矯正は必要だけど)、まずは良い部分、というか、その人にしかない部分というのをうまくプロデュースして、全体の中に生かしていけばいいんだな、ということが、よく分かる。
私も常々、そういうふうに考えたいとは思っているんだけど、なかなか思い通りにはいかなくて、ついつい減点法で考えてしまうんだよね。「このヘタクソ、」みたいな発想。いかんいかん。

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2006.06.07

サクソフォン・ガラ・コンサート

Tirasi626サクソフォン・ガラ・コンサート-日本管打楽器コンクール入賞者による(紀尾井ホール)
國末貞仁、林田和之、松原孝政、山田忠臣(Sax)

J.S.バッハ/イタリア協奏曲より1(S林田、A國末、T山田、B松原)
加藤昌則/マドリッド・インスピレーション(山田、Pf小柳美奈子)
ガーシュウィン(長生淳編)/ラプソディ・イン・ブルー(國末、Pf中村真理)
ルクレール/2つのヴァイオリンのためのソナタ集よりop.3-3(林田、松原)
長生淳/天頂の恋(山田、國末、Pf小柳美奈子)
スウェルツ/クロノス(松原、Pf沼田良子)
トマジ/サクソフォン協奏曲(林田、Pf沼田良子)
ボザ/アンダンテとスケルツォ(S松原、A山田、T林田、B國末)

ちょうど30前後の世代の、現在の東京で最もアクティヴに活躍するサクソフォン奏者たちが揃って、4者4様の個性を華やかに聴かせるコンサートだった。それにしてもこうして聴き比べてしまうとさすが林田さんの貫祿勝ちって感じではある。林田=松原のデュオも、後半の松原さんのソロとは音色が違ってお互い似てくるのが面白かった。かなり違う個性の持ち主なのに一緒に吹くとどちらがどちらだか区別のつかないハインツ・ホリガー&モーリス・ブルグのデュオというのを思い出す。(林田さーん、舞台の上ではレディーファーストですよー)
他にも長生淳氏の新作トリオ(初演ではないが)とか、聞きどころ多し。長生さんの曲はとてもソフィスティケイトされた味わいでちょっと意外だった。國末さんのテナーの音色に感心。

そんなこんな、いろいろ。終演後のロビーは大混雑…というか、大混乱(^^;でした。早々に逃げてきた。

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2006.05.19

新人演奏会

Tirasi621日本サクソフォーン協会の新人演奏会を聴いてきた。
といっても、二夜にわたるうちの2日めだけ、しかも聴けたのは後半の3人のみだったけど。コンサート自体に興味があったというより、人に会う用事にかこつけて行ったような感じ。

それでも、田村真寛氏のシューマン(幻想小曲集)を聴けたのは良かった。新人のサクソフォン奏者の方が、こういう場にシューマン、しかもテナーで出てくるというのは、時代は変わったものだと思う。
だが、現代の最も先鋭的なクラシックの演奏家の方々というのは、野平一郎とか藤井一興といった方々を例に挙げるまでもなく、現代の音楽と同じくらいにベートーヴェンやシューマンやフォーレも見事に(その時代のスタイルで)弾くのだから、サックス界もやっとそういう世界に追いついてきつつある、のかな。
帰り路、頭の中をシューマンがエンドレスで廻っていた。

あ、それから、最初に聴いた大阪の加納星子という人はなかなか印象的だったな。あのキッパリとストレートな感じというのは東京のサックス吹きとは一味違うというか。最初は緊張していたような印象だったけど、最後に向けてだんだんふっ切れて良くなっていった。

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2006.04.25

久々に「現代音楽」

Tirasi617Hans de Jong(ハンツ・ド・ヨング)サクソフォンリサイタル(DAC・スペースDo)

ドビュッシー/ラプソディ
ハンツ・ド・ヨング/夢、そして錯乱 1-2
鍋島佳緒里/アナザー・ダンス(初演)
鈴木治行/編み目(初演)
伊藤博之/絶望の天使II
ウェルナー・ハイダー/ソナタ・イン・ジャズ
 ピアノ:寺嶋陸也

先日久しぶりにDACに寄った時、たまたま発見した1枚のチラシ。オランダ大使館の肝入りで来日したサクソフォン奏者のソロリサイタルの告知だった。
1957年生まれ、ベルギーはアントワープの音楽院の教授だそうだ。作曲家としても多くの作品を書いているが、今回作曲業界の方の企画でSaxの関係者はぜんぜん関わっていないためこういうプログラムながら、特に現代音楽オンリーの人という訳でもなさそうだ。
もしDACに行かなかったら知ることはなかっただろう。

楽器は、お椀型小指キーの旧タイプ・プレスティージュ。ボーンカンプをはじめとする私の聴いたことのあるオランダのサクソフォン奏者たちと共通する、きらびやかさは無いけれど木質の落ち着いた音色だけれど、音の輪郭はかなりはっきり出てくる。「中部ヨーロッパ、」という言葉をストレートにイメージさせる。こういう音で演奏されるドビュッシーは、なかなか核心を衝いていてよろしい。
ただこういう音というのは、単純に「ダークな音、」とかいう言葉で表現してしまうと、聞きようによっては正反対の意味にも取られかねず、難しいところだ。
会場でCDとか売ってるかな、とひそかに期待していたのだが、残念ながら無かった。だけど、こういうプレイヤーというのは、録音だと真価は判らないかもしれない。

日本人作品が3曲演奏されたが、1曲だけ面白い曲があったので思いきり拍手したら、隣席に作曲者が座っていた。
最後の「ソナタ・イン・ジャズ」は、かなり明瞭にモダン・ジャズそのものという作品で、デニゾフのソナタを3楽章から始めて続きを(意図して分りやすく)書いたらこうなるだろう、という趣。この曲は「普通の」サックス奏者のレパートリーとしても根付く可能性があるかもしれない。

ピアノも素晴らしかった。寺嶋陸也という方は作曲もなさるようだが、作曲家兼業ピアニストという人たち(野平一郎、藤井一興、伊藤康英、…etc.)に共通する、音楽を見通す透徹したまなざしを感じる。

会場ではさすがにサックス界の方々にはほとんど遭わなかったが、雲カルのマネージャーのK子さんにばったりお会いして「すごいですねThunderさん、どこにでもいらっしゃるんですねー」と感心されてしまった(^^;。
いや、そういう訳でもないんですけど。たまたま、そういうことを言われかねないようなコアな現場には外さず居る、というだけの話で(^^;。

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2006.03.25

コンクール総括(というほどのこともなく)

やっと1週間の仕事が終わった。さすがに今週は疲れたなあ。忘れないうちに。

日本サクソフォーン協会主催、第3回アンサンブル・コンクール本選(3月21日、洗足学園前田ホール)。
結果はこちらのページにupされてます。

060321

戦い済んで、記念撮影。

なかなか厳しい審査だった。銀賞は上出来かも。
それでも、少なくとも、アルフレッド・リード先生の音楽の栄誉を汚さない演奏は出来たのではないかと思う。
私としては、初演以来三度めの全曲演奏。やるたびに新しい発見があって、つくづく奥の深い音楽だと感じる。
おそらく、この曲と一緒に自分も成長するかのように、この先もずっと演奏し続けることになるだろう。
ご声援ありがとうございました。>みなさま

hyoshojo06

審査員の顔ぶれは以上の通り。
全体に、意外と好意的な講評が多かった。

kouhyou06

冨岡センセの講評(部分)、さすがです。去年(前回)もそうだったけど、たったの一言で、なんと大変な課題をくださることよのう…しかし、名指しですか(他団体にも名指しされた方はいた模様)。
これ以外に、「少し雑だけど、プロの響きに近い」「リードさんの音楽が聞こえる」とも書かれていて、これは嬉しかったなあ。

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2006.03.11

Sax四重奏聴きまくり(3/9)

音大生によるサクソフォーン四重奏の夕べ(日本サクソフォーン協会主催) 川崎市高津市民館・Noctyホール
という催しに行ってきました(3月9日)。毎年恒例の、音大対抗アンサンブルコンテスト。審査員はいないし賞や点数も出ないけど、気分としてはそんな感じ。
出演者及び曲目は、以下の通り。

桐朋学園芸術短期大学 A.グラズノフ/四重奏曲より
S柳澤真由子 A十倉彩子 T江川良子(演奏員) B松原孝政(演奏員)

東邦音楽大学 C.パスカル/四重奏曲より
S嶋田早苗 A小林あゆみ T古澤悠子 B松原隆浩

尚美学園大学 J.アプシル/ルーマニア民謡の主題による組曲
S河村緑 A菊池尚美 T神田恵里 B波多腰千明

国立音楽大学 D.ケックレー/ステッピング・アウト
S千葉亞覧 A相浦恵 T桑野美奈 B山本直人

武蔵野音楽大学 C.ドビュッシー/弦楽四重奏曲より1・4楽章
S藤田鎮大 A小林浩子 T香高みゆき B村上大

名古屋音楽大学 A.ベルノー/四重奏曲
S瀧彬友 A伊豫田美奈子 T武田梢 B栗田紘次

東京音楽大学 I.ゴトコフスキー/四重奏曲より1・3・5楽章
S猪田麻衣子 A福島哲平 T吉田隆広 B辻野進輔

東京ミュージック&メディアアーツ尚美 A.デザンクロ/四重奏曲
S本田裕美 A古市舞 T狩野剛志 B岩永俊介

名古屋芸術大学 J.アプシル/ルーマニア民謡の主題による組曲
S三輪一登 A新美亜希 T藤田ともみ B尾田麻衣子

昭和音楽大学 I.ゴトコフスキー/四重奏曲より1・2・5楽軍
S土内麻梨 A小川和紘 T島田和音 B完戸吉由希

愛知県立芸術大学 D.ケックレー/ステッピング・アウト~1・4楽章
S中田真砂美 A今尾絵里 T佐藤こずえ B長内阿由多

桐朋学園大学 C.パスカル/四重奏曲より
S茂木建人 A高橋菜津美 T佐川鮎子(嘱託) B蓼沼雅紀(嘱託)

洗足学園音楽大学 I.ゴトコフスキー/四重奏曲より1・3・5楽章
S石毛杏子 A森亜希子 T塙美里 B谷道実子

東京芸術大学 C.ドビュッシー/弦楽四重奏曲より1・3・4楽章
S林田祐和 A田村真寛 T貝沼拓実 B坂口大介

さすがに平日に午後5時開演では最初から聴くのは無理で、それでもちょうど半分くらいは聴けたかな。

今年もやはり、トリの芸大チームが貫祿勝ち、という雰囲気。直近2回の管打コンクール1位受賞者2名をフロントに立てた(…両方学生ってことか、、)超重量級の布陣ながら、ともすると陥りがちなゴリ押しの音楽にならず、むしろ第3楽章の最弱音のコントロールがとても印象に残る結果となった。完成には未だ至らなかったが、しかしサックスでここまでのピアニシモのコントロールは、トルヴェールQあたりの演奏でもなければ聴けないものと思っていたのに、果敢にも学生さんの集団がチャレンジする時代になりましたか。
それにしても、これだけのことをやってのけてもまだ「未完成」なのだから、音楽の世界のなんと深く妥協のないこと。

次点は昭和音大のゴトコフスキーかな。この曲を聴いて「感動した」、というのは、実のところ初めてのことだった。
以前昭和のウィンドシンフォニー(吹奏楽)を聴いた時にも思ったけど、単に上手いとかまとまっているという以上に、発せられた音が空間の中でどのように鳴っているかという次元まで掴まえられているという印象。
余程的確で行き届いた指導がなされているということでもあるのだろう。ジュニアの音楽コンクールみたいに、メンバー名と一緒に指導担当教員の名前も出したら面白いのに、などと(無責任に)思ってしまった。

しかし思うのだが、この「音大生による四重奏の夕べ」という催し、十年以上前から続いていて聴ける時には聴いてきたんだけど、去年くらいから俄然、「面白い」ものになってきた。
つい4~5年前までは、音大生たちの演奏を5つも6つも立て続けに客席で聴くのって、ほとんど「苦行」に近いものがあったのに。
何が変わってきたのかな。演奏そのもの?自分自身の、聴き方?
たぶん、両方だろうと思う。

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2006.01.13

サックス五重奏

日付が変わってしまったが、12日のこと。久々にわりと早く帰れたので、先日案内をいただいたコンサートに行ってきた。

サクソフォンクインテットによる ウィンターコンサート(横浜市栄区民文化センター「リリス」)

モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲
ドビュッシー/アラベスク第1番
ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
グリーグ/ホルベルク組曲
天野正道/セカンド・バトル
本多俊之/サクソフォン・パラダイスI、II、III
フォスターラプソディ
チック・コリア/スペイン

小山弦太郎、津田真人、塩安真衣子(A.&S.Sax)、木藤良朝子(T.Sax)、平賀美樹(B.Sax)

遅れて着いて最初に始まった「ホルベルク組曲」の冒頭からいきなり、実に見事な音楽が流れ出してきて、一気に惹き込まれた。5人全員で遠くの焦点を見据えて、迷いなくまっしぐらに進んで行く、みたいに。こういう若々しい潔さには私、弱いです。かといって決して一本調子な音楽ではなく、何気ない細部には言い知れぬ北国の情感のようなものも感じられて、これはいい演奏会になりそうだ、と思った。
ひたむきで、シンプルで、繊細。良い意味で若さに満ちた演奏だった。勿論繊細さと神経質は紙一重で、微妙なところも諸々あったけれど、後半の1曲め、手拍子の中客席をねり歩きながら吹きまくった「セカンドバトル」以降はふっ切れたのか、最近聴いたサクソフォンの演奏会では稀なほどのストレートな音楽的感興があった。

これはまさに、20代くらいの若い人たちにしか出来ない音楽だな。自分がそういう年代の頃には、こんなことが出来得る音楽も機会も持っていなかっただけに、純粋に羨ましいと思う。チケットは持ってなかったし、会場は遠いし開演には間に合いそうになかったし、行こうかどうしようかずいぶん迷ったけれど、行って本当に良かった。

300席の小さな会場ながら、なにげに「濃い」客層で、やたらといろんな知った顔の人に挨拶したり挨拶されたり会釈したり。中には誰だかよく判らない人にも挨拶されたりして(^^;

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