インバルの「千人」
東京都交響楽団 特別演奏会-エリアフ・インバル プリンシパル・コンダクター就任披露公演(ミューザ川崎シンフォニーホール)
マーラー/交響曲第8番「千人の交響曲」
Sp:澤畑恵美、大倉由紀枝、半田美和子
Ms:竹本節子、手嶋眞佐子
Tn:福井敬
Bar:河野克典
Bs:成田眞
晋友会合唱団(合唱指揮:清水敬一)
NHK東京児童合唱団(合唱指揮:加藤洋朗)
指揮:エリアフ・インバル
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東京都交響楽団 特別演奏会-エリアフ・インバル プリンシパル・コンダクター就任披露公演(ミューザ川崎シンフォニーホール)
マーラー/交響曲第8番「千人の交響曲」
Sp:澤畑恵美、大倉由紀枝、半田美和子
Ms:竹本節子、手嶋眞佐子
Tn:福井敬
Bar:河野克典
Bs:成田眞
晋友会合唱団(合唱指揮:清水敬一)
NHK東京児童合唱団(合唱指揮:加藤洋朗)
指揮:エリアフ・インバル
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東京都交響楽団 プロムナードコンサート#327(サントリーホール)
ハイドン/交響曲第88番「V字」
ベートーヴェン/交響曲第8番
ラヴェル/組曲「マ・メール・ロワ」、亡き王女のためのパヴァーヌ、ラ・ヴァルス
指揮:ジェイムズ・デプリースト
都響常任指揮者(2005.4-2008.3)ジェイムズ・デプリースト、常任としての最後の演奏会。満員御礼。
これは何があっても聴かぬ訳にはいかない。
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アークヒルズの夜桜を横目に見ながら、サントリーホールへ急ぐ。
いつの間にかもうかなり満開に近い感じで、人出も増えてきている。
都心は暖かいんだな。

東京都交響楽団 第659回定期演奏会(サントリーホール)
ペルト/フラトレス
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(Vn:矢部達哉)
R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
ヒンデミット/交響曲「画家マチス」
指揮:ジェイムズ・デプリースト
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久しぶりに、新譜CDの覚書き。
ここ何ヶ月かの間に買って、暇があったらブログネタにしたいCDというのが何枚かあるのだけれど、なにしろ暇がない。
それでも、取り急ぎこれだけは。
モーツァルト/交響曲第35番「ハフナー」、第39番、第40番
ジャン・フルネ指揮 東京都交響楽団(Fontec/FOCD9350)
ジャン・フルネ(1913.4.14-)。フランス音楽の正統を受け継ぐ大指揮者。長く都響の名誉指揮者を務め、私自身が最も多く実演に接した、また最も敬愛する音楽家の一人である。
2005年の暮れに東京で引退公演を開催、永く記憶に残るであろう感動的な演奏会となった。勿論私も聴きに行きました(こちらにエントリが残っている)。
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東京都交響楽団 第657回定期演奏会(サントリーホール)
ブーレーズ/ノタシオン第1、7、4、3、2番
三善晃/ヴァイオリンとオーケストラのための「アン・パサン」(En passant)
Vn:渡辺玲子
同 /オーケストラと童声合唱のための「響紋」
NHK東京児童合唱団(合唱指揮:加藤洋朗)
デュティユー/交響曲第1番
指揮:若杉弘
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東京都交響楽団 第654回定期演奏会(東京文化会館)
マーラー/交響曲第7番「夜の歌」
指揮:エリアフ・インバル
12月の都響には、来年度より新しいシェフに就任するマエストロ・インバルが登場、「第9」を含む3つのプログラムを指揮する。
その第一夜、5階席までほぼ9割方は埋まった(チケットは完売だったそうだ)東京文化会館。曲は得意のマーラー、7番。
物凄い演奏だった。
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東京都交響楽団 第653回定期演奏会(サントリーホール)
スクリャービン/夢想Op.24
モーツァルト/交響曲第38番「プラハ」
プロコフィエフ/カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78
メゾソプラノ独唱:竹本節子
二期会合唱団(合唱指揮:船橋洋介)
指揮:ジェイムズ・デプリースト
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東京都交響楽団 第650回定期演奏会(東京文化会館)
R.シュトラウス/歌劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り
同 /メタモルフォーゼン
同 /交響詩「ドン・キホーテ」(Vc:アルト・ノラス、Va:鈴木学)
指揮:金聖響
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.65
作曲家の肖像「ドヴォルジャーク」
弦楽セレナード
ヴァイオリン協奏曲(Vn:エリック・シューマン)
交響曲第7番
指揮:レオシュ・スワロフスキー
台風が不穏に近づきつつある中、週末はやはり(楽器を担いだまま)あちこちに出歩くことになる。
知らないうちに靴底にひびが入っていて、足先がぐちょぐちょ。
昼間は東京芸術劇場にて、このコンサートを聴く(シリーズセット券を入手済)。
芸劇は駅から全く戸外を経由せずに辿り着けるところが、こういう天気の日には有難い。
ドヴォルザークの作品の中では、知名度的に「2番手」の曲目を集めたプログラムだったけれど(シンフォニーは8番や「新世界」でなく「7番」、チェロ協でなくVn、弦楽セレナードにしても、一般的にこの曲名だったらチャイコフスキーの方でしょう)、聴き終えてみるとそれぞれの曲の価値を改めて再認識させられる結果となった。良いことだ。
例えば交響曲の7番なんて、まるでブラームスみたいな部分が随所にあるけれど(曲の始まり方はシベリウスかと思ってしまうし、ブルックナーみたいに聞こえる瞬間もある)、こういう曲目の流れの中で聴くと、やはりドヴォルザークだな、という「共通性」のほうをより納得する。
そもそもこのシリーズ(一人の作曲家の個展)の意義というのは、そういうところにあるのではと思う。
演奏は、いつもの都響らしい、堅実なもの。
どれも普段そんなに聴き込んでいる曲ではないので、詳しい感想は書けないが。
Vnソリストは1982年生まれとのこと。ルックス的にも人気の出そうなタイプだ。テンポの緩い曲では、まあ、いろいろと思うところもあったけれど、テンポの速い終楽章になると、途端に水を得た魚のように見事に(というか、「嬉々として」)弾いてのけていた。若いなあ。
ちなみに今日は、ホルンのトップが新日フィルの吉永さん、トロンボーンのトップが日フィルの箱山さんというエキストラ布陣でした。このお二方が同じ舞台にいるというのは、なかなか珍しい光景かも。
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東京都交響楽団 第646回定期演奏会(東京文化会館)
ヘンツェ/室内協奏曲05(日本初演)~15人の奏者のための交響曲第1番改訂版
シューマン/チェロ協奏曲(Vc:ダニエル=ミュラー・ショット)
ベートーヴェン/交響曲第7番
指揮:ベルンハルト・クレー
都響の6月定期。
指揮のベルンハルト・クレー、私が都響の会員になった15年くらい前の頃にはよく客演していた人だ。懐かしい。そもそも、都響に純粋ドイツ人の指揮者が来るのは意外と珍しいかも。
舞台の上には、コンマス山本さん(今日は矢部達哉さんと豪華2トップ体制)、えん香奈さん、チェロ古川展生さん(シューマンで独奏チェロと美しい二重奏を聴かせる場面があった)、コントラバス首席の山本さん、トランペット高橋敦さん等、昨日も紀尾井ホールの舞台で姿を見た方がたくさん。
この定期演奏会のための練習をしながら、昨日のリハーサルと本番をこなしていたって事か。…プロってすごいなあ、と改めて感嘆。
ヘンツェは、現代音楽とは言っても、ウェーベルンくらいまで後退したような印象があった。ヘンツェにしては聴きやすい音楽。
シューマンは、所々にいかにもシューマン、なメロディが現れるけれど、全体にはなんだかとりとめのない曲だ。何度も聴いているしCDも持っているのだから知らない曲ではない筈だけれど、いまだにどういう曲だか覚えられずにいる。…今日の曲並びで聴くと、冒頭の響きがベートーヴェンの7番の2楽章と同じだ、ってことに気がついたが。
ソリストは1976年生まれだそうだ。かなり若く見える。92年チャイコフスキー・コンクールの覇者とのこと。大きな音で情感たっぷりに弾いていて、なかなか良かった。
休憩後はベートーヴェン7番。定番中の定番。…やはり、名曲です。
細部が、聴き慣れたものと微妙に違うような気がしたけれど(楽器の音量バランス、装飾音符の入れ方、アーティキュレーション、など)、気のせいかな。
…
ベートーヴェンの7番は、クラシックをちゃんと聴き始めたばかりの中学生の頃、ドビュッシーやラヴェルといったフランス印象派、近代の音楽を知る以前は、私の最も好きな曲だった。
親に買ってもらったカセットレコーダーに、自分で作った6石のトランジスタ・ラジオを繋げて、NHKの第2放送(AM)でたまたま流れたN響のベートーヴェンの7番を録音し、しょっちゅう聴いていたものだった。
今でもそれが自分の中ではスタンダードになっている。1974-5年頃のこと。
…
ずっと後になって、それが(故)ロヴロ=フォン・マタチッチの指揮による、N響の伝説的な名演だったことを知った。
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東京都交響楽団 第644回定期演奏会(東京文化会館)
ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲(Fl:マチュー・デュフォー、Hp:シュレイファー弓子)
ブラームス/交響曲第4番
指揮:ニールス・ムース
2日連続の東京文化会館。今日は都響。
ここ最近の都響はオーソドックスなプログラムが多い。今日など特に。
モーツァルトの「フルート&ハープ」も、ブラームスの4番も、どちらも18歳(大学1年生)のときに毎日のようにレコードを聴いて覚え親しんだ曲だ。モーツァルトはランパル&ラスキーヌ(Erato)、ブラームスはバルビローリ=ウィーンフィル(セラフィムの1300円盤)。
10代だった当時は月に1~2枚のレコードしか買えなかったので、いったん買ったレコードは次の月まで繰り返し聴いて覚えたものだ。というわけで当時知った曲は、その曲を知った頃の日々の記憶と結びついて覚えている。最近はそんなこと無くなったなあ(棚からパッとCDを取り出しても、それはいつ買ったものかなんて、全然思い出せない。どころか、ろくすっぽ聴いてすらいなかったりする)。
さて、今日の指揮者のニルス・ムース。初めて聴く名前だが、なかなかいいです。1曲め(吹奏楽編曲版とかで割とよく聴く曲だ)からとても落ち着いたしなやかな響きが出てきていた。もしかしたら1曲めが今日の中でいちばん良かったかも。
モーツァルトは、疲れが出たか記憶がところどころ飛んでいる(^^;。フルートのソリストはパリ・オペラ座のスーパーソリストを経てシカゴ響の首席になった方だそうだ。管楽器のエリートコースの極致ですなあ。アンコールにお二人で「チャルダッシュ」。
休憩後のブラームス。重くはなく、といって軽いわけでもなく、素直にじっくりと歌い上げるタイプの、わりと好みの演奏。いやしかし、いい曲です。やはり。
クラシック好きの人に、ブラームスのシンフォニー4曲の中でどれが一番好きかと問うと、大勢は「1番」派と「4番」派に分かれるんじゃないか。私は「4番」派。
でもって、4番が好きな人は概して2番も好き、という傾向があるような気がする。吉田秀和という人もそうらしい、と知ったときはちょっと嬉しかったな。
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.64
作曲家の肖像「メンデルスゾーン」
「真夏の夜の夢」より 序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲
ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲(Vn:川崎洋介、Pf:若林顕)
交響曲第5番「宗教改革」
指揮:小泉和裕
芸劇での都響は、毎度ひとりの作曲家の個展。今回はメンデルスゾーン。
この冬から春にかけて、のべ1ヶ月くらいかけて「真夏の夜の夢」から3曲をサクソフォンアンサンブル用に編曲作業をしていた身としては、楽しみにしていた演奏会だった。
メンデルスゾーンはドイツ人だけど、その音楽のある種の繊細さはフランス音楽のようにも解釈できると思う。実際(何度か書いているような気がするが)、メンデルスゾーンの、とくに「真夏の夜の夢」は、あらゆるクラシック音楽作品の中で私の最も好きな曲のひとつでもある。
さて今日の演奏。「真夏の夜の夢」のほうは、小泉=都響だったら当然このくらいはやってくれるだろうという、ある意味期待どおりの演奏だったが(「夜想曲」のホルンソロは、この5月より首席奏者に昇格した西條氏。good.)、圧倒的に良かったのは、休憩後の「宗教改革」だった。なんだかもう、音のまとまり方も方向性も集中力も、すべて1ランクアップしていた。荘重でありながら、清朗であり、決して暗くない。この曲が一種の信仰告白として(しかも、20歳そこそこの若者の手によって)書かれた音楽である、ということをまざまざと分からせてくれた。何が起こったんでしょうか(3月に聴いたブラームスの3番の時を思い出した)。
休憩前のコンチェルトは、あまり聴く機会はないけれど(実演では初めて聴いた)、とても快活で楽しい曲だ。本当はもっと小さな会場で、ヴァイオリン、ピアノ、弦楽群三者の丁々発止のやり合いを間近に見て楽しむ曲なんだろう。
ちなみにヴァイオリンの川崎洋介氏は、大阪センチュリー響のソロコンサートマスター。かの川崎雅夫氏の子息とのこと。いかにもドロシー・ディレイ門下らしい、強靱なサウンドと推進力を持った方だ。
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東京都交響楽団 第643回定期演奏会(東京オペラシティコンサートホール)
シューベルト/交響曲第5番
マーラー/交響曲第5番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
都響=デプリースト月間の締めくくり。今月はじめて最初から聴けた。
サントリーホールが半年間の改修休館に入ったため、サントリーでの定期公演シリーズはオペラシティに移った。
オペラシティで都響を聴いたという記憶は実のところほとんどない。「コンポージアム」でルチアーノ・ベリオが来日した時に、自作自演のコンサートを聴いたくらいかな。
シューベルトが実に清新で瑞々しい音だった。まるでヨーロッパのオケみたいに自然で雰囲気豊かなサウンド。
マエストロの芸風にも、このオペラシティという会場のアコースティックにも、似合った曲だと思えた。
後半はマーラー。都響にとってマーラーというのは特別なレパートリーで、就中「5番」はインバル、ベルティーニ、若杉と歴代の役付指揮者の棒でそれぞれの名演を堪能してきた曲でもある。楽しみにしつつ聴く。
マエストロ・デプリーストのマーラーは、オケを神経質に締めあげて一気に解放へと持っていくインバルのスタイルとも、曲を貫く1本の道の周りにディテールを張り巡らして片っ端から実行していくようなベルティーニのスタイルとも違う。もっとおおらかで、祝祭的と言ってもいい華やかさがある。
冒頭のトランペット高橋敦さんの見事なソロをはじめ、オーケストラはよく応えていたと思う。素晴らしい演奏ではあったが(終演後はものすごい拍手とブラヴォーの嵐。久しぶり)、もしこれで会場が東京文化かサントリーだったら、もっと完璧な名演になっていたかもしれない、とも思えた。
今日の席は3FのL1-44。オペラシティのサイドバルコニーは、音はいいんだけど、ステージが見えないんだな…。普通に座っていると舞台の3分の2は隠れてしまう。だもんでみんな身を乗り出すものだから、余計見えない、という。
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東京都交響楽団 第642回定期演奏会(東京文化会館)
メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」
シューマン/交響曲第2番
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
Pf:スティーヴン・オズボーン
指揮:ジェイムズ・デプリースト
今月2回めのデプリースト=都響は、ドイツ・ロマン派尽くし。
「フィンガル」はまたしてもロビーでモニター鑑賞と相成る。最近、コンサート最初から聴けないなあ。
シューマンの2番。シューマンの4曲の交響曲の中で、唯一馴染みのない曲だ。都響の定期公演はもう十数年にわたってほとんど聴いているけれど、初めて聴くような気がする。CDは普通に持ってるんだから、曲を聴いたことがないということは無いと思うんだが。
しかし、こうして改めてきちんと聴いてみると、なるほど、馴染みがないのも無理はないな、という感じではあった。
ある問題を解くのに、わざわざ物凄く面倒で回りくどいやり方をしているような感じ、と言うのか。
慣れてくればそれなりに楽しめるのかもしれない。
休憩後はブラームス。これは良かった。
とても音のきれいなピアニストだ。オーケストラも、また。
マエストロ・デプリーストはソリストに丁寧に付けようという気はあまり無いかのように、ほぼオーケストラの方だけを向いてどんどん振っていたが、この曲の場合それが良いのかもしれない、とも思った。
とくに3楽章アンダンテの、ひそやかで繊細な音楽の運びが印象的だった。この楽章の美しいチェロ独奏は、田中雅弘氏。今日のチェロは第一プルトに田中・古川両首席が並ぶ豪華布陣だったが、さすが田中さんという印象ではあった。勿論古川さんも素晴らしいプレイヤーではあるけれど、やっぱり田中さんの方が断然格が上だと思う。(古川さんファンの方、ごめんなさい)
ここのところ都響でブラームスを聴く機会が多い。今年に入って既に交響曲の3番と1番を聴いているし、来月は4番だし、9月にピアノ協奏曲の1番のほうがある。何か考えがあってのプログラミングなのかな。
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都響×のだめカンタービレ シンフォニック・コンサート(東京芸術劇場)
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(Pf:若林顕)
ブラームス/交響曲第1番
ジェイムズ・デプリースト指揮 東京都交響楽団
司会:朝岡聡
4月の都響は、常任指揮者デプリーストの月間。
手始めは、コミック版に実名で登場してしまったのをはじめ、「のだめ」と縁の深いデプリーストと都響による、のだめ尽くしの特別演奏会。
少々出遅れて、ラフマニノフはロビーのモニターで観る。まあ、昨年のプロムナードコンサートで聴けなかったブラームスの1番が聴けたので、良しとしよう。
特別何か変わったことをやっているという風ではなかったけれど、率直に感動的な演奏。そう、それで良いのだ。曲がそもそも良いのだから、あとはその「良さ」を誠心誠意再現するということが、何よりも大事。
チケット発売日にほとんど完売したという満員のお客さんは、日頃そんなに熱心にクラシックのコンサートに来ているという雰囲気でもない方が多そうだったが、およそ素直に楽しんでいたように見えた。
アンコールに、ドヴォルザーク「チェコ組曲」よりポルカ。
TVドラマ版の第1回にプラハの回想シーンで流れ、曲名を知っていた人がほとんどいなかった(勿論私も知らなかった)という、アレ。
アンコールが始まる直前に1階席でトラブルがあったようだが、何だったのかな。
今日の私の席は3階のA-27という、ほぼど真ん中。バランスは良いのだが実際以上に音が遠く聞こえて、あまり面白くなかった。3階だったらもっと壁際の方が良さそう。
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東京都交響楽団 第641回定期演奏会(東京文化会館)
指揮:タン・ムーハイ
2006-07シーズン最後の都響。休憩後のドヴォルザーク(交響曲第8番)しか聴けなかった(ヤナーチェク「シンフォニエッタ」の開始は惜しくも間に合わず、楽章途中でも入れなかったため、ほぼ全部をロビーのモニターで聴いた。これはなかなか良かったのではないか。立ってでもいいから中で聴きたかった)。
指揮は初来日、タン・ムーハイ(湯 沐海)。写真を見ると上海の大野和士って雰囲気だが、実際はもう少し貫祿がついていかにも中国の大人(たいじん)という趣。大河のように悠々たる流れと、上海雑技団みたいなアクロバティックに推進力のある音楽が交互に現れる、面白い指揮者だ。いかにも大陸の音楽家、という感じ(ロシアの指揮者も、流儀は違うけど似たような音楽のつくり方をするような)。
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東京都交響楽団 第640回定期演奏会(サントリーホール)
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
モーツァルト/クラリネット協奏曲(Cl:カール・ライスター)
ブラームス/交響曲第3番
指揮:小泉和裕
会場到着は開演15分前。最近にない早い到着だ(^^;
カール・ライスターのモーツァルトを楽しみにしていたんだけれど、終わってみたら圧倒的な印象を残したのはメインプロのブラームスの3番のほうだった。ブラームスの交響曲の中ではあまり聴く機会のない、地味な曲だけれど、こんなに素晴らしい曲だったのかと認識を新たにしたのだった。演奏が良かったのは勿論なんだけど(都響は弦が定評あるところだが、今日はその上に2楽章冒頭の木管のアンサンブルや、なにげないホルン群の合いの手など、地道な細部が実に磨き抜かれていて痺れた)、それだけじゃない。小泉さんという指揮者にとって、このブラームスの3番という曲が何か特別な存在なのだという感じが、ものすごく伝わってきたように思う。
小泉さん自身がプログラムにも寄稿していたけれど、1992年(もう15年も前だ)、急逝した山田一雄が客演予定だった演奏会を小泉さんが代りに振った時も、やはりブラームスの3番で、そのときの演奏も、いまだに覚えているくらい集中にみちた演奏だった。
ライスターのモーツァルト、さすがの貫祿と余裕で満場の盛り上がりをひとりで独占していた。オーケストラのほうも、偉大なソリストに接するというより、自分たちの学校や職場の大先輩を迎えるときのような独特の緊張感があったような。
しかし、音色自体はは昔聴いたときに比べてかなり痩せちゃったかも…という印象。
それでも、今年70歳になるというのに指は全然衰えてないし、音楽は自在だし、素晴らしかったが。
今年度のサントリーホール予定はこれが最後。
4月から9月までホールが改修休館に入るため、しばらくサントリーホール通いともお別れとなる。
開館から21年。私が初めて入ったのが1987年4月のパリ管日本公演だったから、ちょうど20年(20年経った建物にはあんまり見えないけれど)。
いったいこの間、何回この会場の椅子に座ったんだろうか。100回、いや、200回は下らないことは間違いない。
次の20年が過ぎたら、ワタシゃ65歳、ですか…。なんだか想像もつかないけれど、きっとそのくらいの時間すぐに経ってしまうんだろうな。
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東京都交響楽団 プロムナードコンサートNo.321(サントリーホール)
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲(Vn:岡崎慶輔)
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
指揮:小泉和裕
昨日聴いたコンサート。
見てのとおりの名曲コンサートながら、お手軽な感じは皆無。満席(全席完売)のサントリーホールの華やぎの中、たいへん充実した時間が過ぎていった。
それにしてもこの数年、都響で指揮者に小泉さんの名前がある時の「外れ」の無さは素晴らしいものがある。単に技術的に安定しているだけでなく、演奏のスタイルの的確さが徹底しているので、どのようなプログラムであれ音楽に集中して楽しんで聴くことができる。
10年くらい前に小泉さんが都響の首席指揮者をしていた頃は、正直そんなにいいとは思っていなかったんだけど、小泉さん自身の円熟と都響のオーケストラとしての充実がリンクして進行しているように思う。
ソリストもなかなか良かった。最初ちょっと鳴りがいまいちかなとも思ったが、2楽章から先は全く文句なし。さすが、難関ミュンヘンコンクールで1位という経歴は伊達ではない。
ブラームス2楽章のオーボエソロは本間さん。ブラヴォー。
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東京都交響楽団 第639回定期演奏会(サントリーホール)
間宮芳生/合唱のためのコンポジション第4番「子供の領分」(TOKYO FM少年合唱団、世田谷ジュニア合唱団)
小倉朗/舞踊組曲
バルトーク/2台のピアノと打楽器のための協奏曲(Pf:田部京子、小川典子、Perc:安藤芳広、小林巨明)
バルトーク/舞踊組曲
指揮:高関健
職場を出ようとした寸前に無理難題が舞い込んで、一番楽しみにしていた1曲めの「子供の領分」が聴けなかった。
会場のサントリーホールに着いたら、ちょうどロビーのスピーカーから、懐かしさにあふれた児童合唱とオーケストラによるわらべ歌の響きが聞こえていた。…
今回のテーマは「音楽における民俗性」ということのようだが、1曲めを欠いた曲順で聴き進むと、民族的とは言ってもいささか抽象化が進みすぎた強面な音楽が並んでいる印象だった。
演奏は実に唖然とするばかりに見事なもので、そういえばバルトークの「舞踏組曲」、10年くらい前に古巣バンドで吹いたっけなあ、と思い出したが、とてもじゃないがこんなにコンパクトにすっきりと見通し良くなんてまとめられるもんじゃない。高関さんさすが。恐れ入りました。良い仕事してますなあ。
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東京都交響楽団 第638回定期演奏会(東京文化会館)
松村禎三/管弦楽のための前奏曲
同 /ピアノ協奏曲第1番(Pf:野平一郎)
ミヨー/ケンタッキアーナ
オネゲル/交響曲第5番「3つのレ」
指揮:下野竜也
都響の1月の定期は毎度、20世紀日本の古典的名作と、それと対置するヨーロッパの傑作、というコンセプト。N響のmusic tomorrowに対抗する?「music yesterday」なんだそうだ。
プロデューサーの別宮貞雄氏と今月のゲスト指揮者との鼎談がこちらにupされている。なかなか興味深い。
今回のテーマは、「音楽における真面目」ということだろうか。松村もオネゲルも、なんというか、常軌を逸して真面目なのですよ。ある意味、ちょっと困ったもんだ、ってくらいに。
間に挟まれたミヨーのノーテンキに明るい響きは、この流れの中では一見異質で、演奏終了後の拍手はかなり当惑を含んでいたけれど、音楽はかくのごとく多様であるべきだ、という考えを妥協なく実行に移す、というところが、やはり真面目。
指揮者の下野さんというのがまた、ホント、真面目な人なんですねえ…。この人とオネゲルって、すごく合ってるかも、と思った。
オネゲルの「3つのレ」という題の由来は、3つの楽章の最後の音がすべてティンパニの「レ」の音の一打で終わるからだそうで、しかもティンパニはそれ以外に一切出番がない(@_@)。
今日のティンパニ奏者は、舞台上手の一番客席寄り、コントラバス群の手前(!)に楽器1個だけ置いて、そこで叩いていた。私の席からは見えなかったが(3階のサイドブロックだったので、ちょうど真下あたり)、見えていたら面白かっただろうなあ。
野平さんのピアノは、相変わらず人間業じゃなかった。
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東京都交響楽団 第637回定期演奏会(サントリーホール)
シュニトケ/ハイドン風モーツァルト(Moz-Art à la Haydn)
ショスタコーヴィチ/交響曲第8番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
なんだかとてつもなくすごいものを聴いたような記憶があるのだが、あれは現実のことだったんだろうか。そもそも、あのとき聴いた「音楽」の実体とはどこにあるのか。たとえ録音(が残っていたとして)を聴いたところで、あの瞬間に存在した(かもしれない)「音楽」はもう戻ってこないのだとしたら、それが夢まぼろしではないという明証はどこにあるのか。
都響のサイト中に、シュニトケ作品でのソリスト2名(矢部達哉、双紙正哉)によるこの曲の「解題」が載っているけれども、ひじょうに興味深い内容ではありながら所詮は「音楽をことばで語る」ということの虚しさを感じざるを得ない、という結論に落ち着くしかないのだった。
そういう種類の音楽であり、演奏だった。
今日はあまりつまらないことは書きたくない。
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すっかり遅い時刻。PCの調子がおかしくてネットに繋がらなくて(まったく、インターネットが使えないパソコンなんて、ただの場所塞ぎな箱だ)、いろいろやっていたら1時間半も経ってしまった。明日早いのに(>_<)
東京都交響楽団 第636回定期演奏会(東京文化会館)
ヘンデル/メサイア
Sp:天羽明惠、At:山下牧子、Tn:望月哲也、Br:三原剛
晋友会合唱団
指揮:ジェイムズ・デプリースト
開演の7時を5分近く過ぎて駆け込み、チューニングも終わって指揮者とソリストを舞台に迎えるばかりのところでぎりぎり着席。でも、始まってしまえば関係ない。「メサイア」、よございました。力強さと尊厳にみちて、それでいてヒューマンで暖かくて。デプリーストさんにふさわしい「音楽」だ。メサイアって好きな人は本当にハマるようだけれど、その気持ち判る、と思った。
演奏も見事でした。最後近くのピッコロトランペットのソロなど、まさにプロの業!で、ゾクゾクしながら聴いた。合唱もブラヴォー。
有名なハレルヤ・コーラスのところで、何人かのお客さんが起立していたのが面白かった。私は知らなかったけれど(曲目解説にも書いてなかったけど)、そういう習慣があるらしい。
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東京都交響楽団 第635回定期演奏会(サントリーホール)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番(Pf:エリソ・ヴィルサラーゼ)
R.シュトラウス/アルプス交響曲
指揮:エリアフ・インバル
本日(25日)2本めのコンサートへ急ぐ。
アクタスからサントリーホールって、30分もかからないのね。
以前は毎年のように都響に客演していたマエストロ・インバル、7年ぶりの登場。
かつて聴いた、マーラーやワーグナー(「ワルキューレ」全曲)の素晴らしさは、今なお鮮烈な記憶が残っている。
今回、大いなる期待は全く裏切られなかった。ブラヴォー。
前半ベートーヴェンを弾いたピアニストはなかなか内省的な演奏をする方で、席が遠かったせいもあり(RDブロック)、ちょっと眠くなった。だけど演奏終了後の拍手はすごかったし、オケのメンバーの拍手もいつになく本気が入っている感じだったので、きっと良い演奏だったのだろう。
後半「アルプス交響曲」。これは圧巻!巨大なスケールを現出する指揮と、随所に仕掛けられたトラップのような演奏上の難所を次々とクリアする、舞台上狭しと並んだ超大編成のオーケストラ。
緊張感とカタルシスにみちた、別世界に連れ去られたような1時間を過ごした。
インバルという人は、音楽をドラマとして演出したりはしない。
音楽自体がどんなドラマよりもドラマティックなドラマであることを、指揮棒1本で表すことのできる、真の「指揮者」、真の音楽家だ。
終演後はまさに爆発的な拍手、今年一番のようなブラヴォーの嵐。
次は来年の12月、マーラーの6番と7番、そしてベートーヴェン「第9」ですか。これは本当に楽しみだ。
ライバルであったベルティーニが亡くなった(都響のポストから外れた)せいで再び都響に来れるようになったのだとしたら、少々複雑な気分ではあるが…。
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東京都交響楽団 第633回定期演奏会(サントリーホール)
マリー・シェーファー/マニトウ(精霊)
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲(Vn:矢野玲子)
ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲
指揮:小泉和裕
久々に、文句なしに素晴らしいオーケストラのコンサートでした。
1曲めからかなりにハードな現代曲だったけれど、たいへん面白くて25分を飽かず聴いた。斬新で激烈で、オーケストラの技量を極限まで試すようなサウンドでありながら、西洋音楽の伝統を確かに内包した響きはありがちのゲンダイオンガクとは似て非なるものだと思った。小泉さん、相変わらず胸のすくような見事なまとめ方ではある。作曲者臨席。
次がチャイコフスキーというのも気持ちの切換えが大変だ。初めて聴く若いソリストということでちょっとだけ心配だったが、なかなか堂に入った演奏ぶりで、エモーショナルによく歌うし音程感が良いし、心配は杞憂に終わって良かった。デビュー当時の戸田弥生さんをちょっと思い出す。
プロフィールを見るにとてもたくさんのコンクールに挑戦して成果を上げているようだが、そのことが(「コンクールすれ」せずに)よい結果に結び付いているように思える。
休憩後はルトスワフスキの「オケコン」。いやーこれ本っ当に面白い曲だわ。休憩時間で帰っちゃったお客さんが結構いたようだが、なんと勿体ない。20世紀の「オーケストラ」という音楽媒体の面白さをこれだけ生かした曲というのはあまりないと思う。
演奏は、小泉さんの、振りが大きい割に出てくる音楽はクール、といういつもの印象を改めさせられる熱演だった。
演奏終了直後の小泉さんが思わず見せたガッツポーズが、結果を物語っていたか。
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第8回・都響とティーンズのためのジョイントコンサート(東京文化会館)
チャイコフスキー/「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ
ビゼー/「カルメン」第1組曲(小・中学生+都響ジョイント)
チャイコフスキー/大序曲「1812年」(高校生+都響ジョイント)
レスピーギ/古風な舞曲とアリア第3組曲
グリーグ/「ペール・ギュント」組曲より
指揮:現田茂夫
一般公募の小・中・高校生(のべ130人近く)が、都響メンバーによる演奏指導・レッスンを受けて、演奏会のステージに一緒に乗るという、毎年この季節恒例の、ワークショップ型のコンサート。
各オーケストラとも、未来の聴衆の獲得と啓蒙のために、単なる音楽教室にとどまらない様々な教育プログラムを考えて実践しているけれど、都響のこのやり方というのは、手間暇はかかるけれど最も効果的で、しかも傍で聴く一聴衆としても大変面白いものだと思う。
ジョイントの曲目では、弦楽器だったら外側プルト、管のソロ等を小・中・高生の子が担当し、都響の楽員さんはサポートに回る。コンマス席に中高生の女の子が座り、サイドに矢部達哉さんが座って譜めくりとかしている様は、なかなか感動的だ。
弦だったら半分近くのメンバーが子供たちということになるんだろうけど、それでもちゃんと都響っぽい音が出てくるのには、感心してしまう。弾き方が似るせいかな。管なども時々すごくよく吹く子もいるし。
あの年齢の頃から、これだけの「お手本」の方々に混じって弾く(吹く)というのは、素晴らしい経験だよなあ、と思う。ワタシの中学・高校時代を思い出せば、あの頃はいったいなーにをやってたんでしょーか、ってなもんで。
あの当時にこういう催しがあって参加してたら、ワタシゃ今頃プロになってたかも。
…あ、そうか、どーせサックスだから最初から縁はないけどさあ(チッ)。
休憩後は都響単独でのステージ。レスピーギさすが都響の弦、という貫祿の演奏だった。別に、「普通」のことをやってるだけなんだけどね。リハーサルだっておそらく1回とか2回とか、そんなもんだろうし。「プロフェッショナル」、ですなあ(感嘆)。
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東京都交響楽団 特別演奏会(サントリーホール)
モーツァルト/交響曲第31番『パリ』
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番(Vn:庄司紗矢香)
ストラヴィンスキー/バレエ音楽『火の鳥』(1910年全曲版)
指揮:大野和士
今日はいろいろと催しが重なっていたんだけど、発売日を待ち構えてチケットを買ったこちらの演奏会へ。
全席完売の盛況。大野さんが舞台に登場すると、それだけで「待ってましたっ!」とばかりの大喝采。期待通り、素晴らしいコンサートでした。曲が素晴らしくて、演奏者も素晴らしくて、勿論演奏自体も素晴らしく、何よりもコンサートという一期一会の出会いの高揚感がいつにも増して素晴らしい。間違いなく今年の都響で一番。
明日も同一内容でもう1回あって、そちらはまだ席があるらしいので、仕事が忙しくなければ当日券買ってでももう1回聴きたいくらいだが、そうはいかないだろうなあ。
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ジョアン・ファレッタ客演指揮月間最後の都響定期公演を聴く(東京文化会館)。
職場を出遅れて、休憩後のストラヴィンスキー『プルチネルラ』(全曲版)しか聴けなかったけれど、これだけでも大満足でした。ある意味、私が音楽というものに求める要素が、全部入っている曲だと思った。明るく軽やかであり、幸福感にみちていること、色彩豊かで華やかであり、しかも室内楽のように親密であること、古いものの良さを生かしつつ、新しくもあること(ご存じのように『プルチネルラ』は、18世紀イタリアの作曲家ペルゴレージの作品に基づくバレエであります)、等々。
演奏も、もし自分がこれを演奏することとなったらかなり嫌になりそうな難しさだけど、そんなことは全然思わせず弾き(吹き)きっていた。ヴァイオリン(山本)、オーボエ(本間)、ファゴット(堂阪)、トロンボーン(小田桐)のソロ各氏、ブラヴォー特記。
…
余談だけど、ワタシの音楽上の「明るさ指向」というのは昔から一貫しているようで、私が毎年出場しているサクソフォンの発表会で、去年はルクレールのハ短調ソナタを吹いたんだけど、この10年以上いつもピアノ弾いてもらっている方に「Thunderさんのソロで短調の曲弾いたの初めてです」ってそのとき言われて、そうだったのか、と自分でも感心したことがありました。
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東京都交響楽団 第628回定期演奏会(サントリーホール)
モーツァルト/セレナード第8番『ノットゥルノ』
チャイコフスキー/組曲第4番『モーツァルティアーナ』
イベール/ロンド『モーツァルトを讃えて』
モーツァルト/交響曲第39番
指揮:ジョアン・ファレッタ
ひとひねりしたモーツァルト特集。若杉さんのプログラミングをちょっと思い出させるものがある。
お客さんの入りがいまひとつだったのが不思議。P席とか、安い席はいつもより断然大入りなのに、定期会員の方々が座っているとおぼしきS席ブロックに空席が目立つ。マニアックなプログラムだと思われたのかな。全然そんなこと無いのに。
チャイコフスキーの「モーツァルティアーナ」が大変面白かった。楽しさ