前季ラスト
東京都交響楽団 第687回定期演奏会(サントリーホール)
バルトーク/ルーマニア民俗舞曲
R.シュトラウス/オーボエ協奏曲(Ob:広田智之)
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
指揮:アンドリュー・グラムス
金曜日。
10月ラストのライブ鑑賞。
今月は、14日から数えて約半月で、13回もコンサートに行ってしまった。
いくらなんでも多すぎだろう。
それでも、今日もやっぱりとても良い演奏会で、ますます止められなくなる。
東京都交響楽団 第687回定期演奏会(サントリーホール)
バルトーク/ルーマニア民俗舞曲
R.シュトラウス/オーボエ協奏曲(Ob:広田智之)
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
指揮:アンドリュー・グラムス
金曜日。
10月ラストのライブ鑑賞。
今月は、14日から数えて約半月で、13回もコンサートに行ってしまった。
いくらなんでも多すぎだろう。
それでも、今日もやっぱりとても良い演奏会で、ますます止められなくなる。
東京都交響楽団 第686回定期演奏会(東京文化会館)
モーツァルト/交響曲第29番
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番(Pf:カティア・スカナヴィ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第6番
指揮:オレグ・カエターニ
さきのプロムナードコンサートに続く、オレグ・カエターニの都響への客演。
このあいだはピアニストの凄さにかすんでよく判らなかったが、改めてこのカエターニという人、タダモノではない。
東京都交響楽団 プロムナードコンサート#335(サントリーホール)
ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
フランク/交響変奏曲(Pf:ミシェル・ダルベルト)
R.シュトラウス/ブルレスケ(同)
シューマン/交響曲第4番
指揮:オレグ・カエターニ
日曜の昼は、都響のプロムナードコンサート。
プロムナードコンサートというのは、都響の主催公演ラインナップの中では、名曲コンサートという位置付けだと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
なんという渋いプログラムだろうか。
客席はさすがに満員という訳にはいかなかった。
東京都交響楽団 第684回定期演奏会(サントリーホール)
ストラヴィンスキー/サーカス・ポルカ
モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番(Pf:パウル・バドゥラ=スコダ)
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「カルタ遊び」
同 /バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
指揮:アンドリュー・リットン
久しぶりの都響。
7月7日の中村紘子さん以来、主催公演では6月のサントリー以来。3ヶ月も空いてしまった。
東京都交響楽団 第682回定期演奏会(東京文化会館)
ハイドン/交響曲第13番
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番(Pf:アンティ・シーララ)
ハイドン/交響曲第103番「太鼓連打」
指揮:ミラン・トゥルコヴィッチ
夜、仕事を終えた後コンサート会場へ赴くなんて、いったい何日ぶりのことだろう。
幸せなことです。
そんな気分にふさわしいコンサートだった。
東京都交響楽団 第681回定期演奏会(サントリーホール)
火曜日(26日)のこと。
とても忙しい今日この頃だけれど、午後から家庭の事情で仕事を休まなければならなかったため、夜はコンサートを聴くことができた。
というか、これがあることが分っていたから、予定を無理やりこの日の午後に突っ込んだようなもんだ。
「炎の」コバケン、都響主催公演への24年ぶりの復帰。
曲はスメタナ「我が祖国」全曲。
幾多のヨーロッパ人指揮者たちを差し置いて、2002年の「プラハの春」音楽祭の開幕演奏会の指揮を任されたという(このことがどれほど凄いことなのか、ということを実感している方は意外と少ないのではないかと思う)、コバケンの十八番。
東京都交響楽団 第679回定期演奏会(サントリーホール)
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲(Vn:エリック・シューマン)
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
指揮:小泉和裕
都響サントリー定期のシーズン開幕。全席完売。
偶然にも、今日もブラームスと「ツァラトゥストラ」だった。
日付が前後しちゃったけれど、先週の金曜日に聴いたコンサートの覚え書き。
東京都交響楽団 第678回定期演奏会(東京文化会館)
ラロ/歌劇「イスの王」序曲
同 /チェロ協奏曲(Vc:堤剛)
フランク/交響曲ニ短調
指揮:ドミトリー・リス
一気に桜が咲いてきましたね。
2009コンサートシーズンも開幕。
トップは、前年度から引き続く、都響インバル月間最後の演奏会。
東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.72
作曲家の肖像「ベートーヴェン」
序曲「コリオラン」
ピアノ協奏曲第2番(Pf:ゲルハルト・オピッツ)
交響曲第3番「英雄」
指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団 ハーモニーツアー2008-2009/神奈川公演(横浜・みなとみらいホール)
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(Pf:ゲルハルト・オピッツ)
チャイコフスキー/交響曲第5番
指揮:エリアフ・インバル
都響インバル月間、その2。
昨日のプロムナードは行けなかったので、今日こそは。
東京都交響楽団 第677回定期演奏会(サントリーホール)
ラヴェル/ピアノ協奏曲(Pf:横山幸雄)
同 /バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(合唱:晋友会合唱団)
指揮:エリアフ・インバル
待ちくたびれたぜ、インバル。
都響プリンシパルコンダクター、エリアフ・インバル、年度始めのマーラー「千人」の凄演以来、久々の来演。
あれからもう1年近くが経つのか。
東京都交響楽団 第676回定期演奏会(東京文化会館)
ラヴェル/古風なメヌエット
ラロ/スペイン交響曲(Vn:ユージン・ウゴルスキ)
ラヴェル/ボレロ
同 /スペイン狂詩曲
同 /ラ・ヴァルス
指揮:キンボー・イシイ=エトウ
遅れて行ったので後半のラヴェルしか聴けなかった。
前にもそんなことがあったな。一昨年、サントリーホールが工事休館していた時のN響東京文化シリーズの時だ。
あのときも遅刻して休憩後から聴いたら後半はオール・ラヴェルだった。既視感。
病院に呼び出されていたので、仕事は一日休み。
ここぞとばかりにいろいろと用事を片付ける。
東京都交響楽団 ジャン・フルネ追悼コンサート(東京芸術劇場)
ビゼー/交響曲第1番
指揮:ガスパール・ブレクール=フルネ
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
指揮:小泉和裕
異常に暖かい1日。
春を越えてまるで初夏のようだ。まだ2月の真ん中なんですけど。
こういう日は街ゆく人の服装がめちゃくちゃで楽しい。半袖のTシャツ1枚の人がいるかと思うと、コートにエリマキ巻いて完全武装の人もいたり。
本日聴いたコンサート。
東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.71
作曲家の肖像「チャイコフスキー」
バレエ音楽「白鳥の湖」より第2幕
交響曲第6番「悲愴」
指揮:マーティン・ブラビンス
東京都交響楽団 プロムナードコンサート#331(サントリーホール)
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
同 /ピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」(Pf:菊池洋子)
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」
指揮:HKグルーバー
先日のBシリーズ定期(日記は書いてないけど)から都響に来ている指揮者は、見るからに一癖ありそうな風貌のウィーン人のオッサン、HKグルーバー(1943-)。
作曲家、指揮者、歌手、コントラバス奏者(ORF響でコントラバスを弾いていたらしい)を兼ねる多芸な方。ハインツ・カール・グルーバーが本名らしいが、すべての公式記述が「HK Gruber」なので、「ハー・カー・グルーバー」と呼んじゃって良いということかな。
東京都交響楽団 第674回定期演奏会(東京文化会館)
F.ダニエル=ルシュール/舞踊交響曲
矢代秋雄/ピアノ協奏曲(Pf:野原みどり)
別宮貞雄/交響曲第4番「夏 1945年(日本の挫折と復興)」
指揮:梅田俊明
都響1月の定期は、別宮貞雄先生プロデュースによる、恒例「日本管弦楽の名曲とその源流」シリーズ。
この手の曲目の演奏会にしては、客席は上の階まで実によく埋まっている。
「都響の1月」という催しが、定着しつつあることを実感する。
26日。
最後はかなりどたばたしたが、今年もなんとか無事仕事が打ち上がった。
明日から年末年始の休暇に入る。というか全く実感ないんですけど。
久しぶりにゆったりと6時頃職場を出て、寒空の下、今年最後のサントリーホールへと向かう。
ベートーヴェン/「フィデリオ」序曲
同 /交響曲第9番「合唱付」
Sp:澤畑恵美、Ms:竹本節子、Tn:福井敬、Br:福島明也
二期会合唱団
東京都交響楽団
指揮:アレクサンドル・アニシモフ
東京都交響楽団 第672回定期演奏会(サントリーホール)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番(Pf:小山実稚恵)
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮:ステファヌ・ドゥネーヴ
今年も例年どおりたくさん通った都響の定期公演も、2008年はこれで打ち止め(明日の東京文化もあるけど)。
先月に続いて、シンプル&オーソドックス、ある意味名曲コンサートに近い曲目が渋い。
全席完売のサントリーホール。
いろいろ調整して、明日のサントリーに行くはずだった都響を今日(東京文化)行ってきたので、明日は管打の本選に行けることになった。
コンクールというのは所詮他人事なので、自分が聴きたいコンサートと重なったらそちらを優先させるのが当然なんだけど、まあ、管打はなんといっても3年に一度のお祭り(実際に関わっている方にとってはお祭りどころの騒ぎじゃないだろうけど)だし、サクソフォーン部門は1984年の第1回からずっと何かしらの形で見聞しているので、とりあえず今回もこの目で目撃してくることにします。
という訳で。
東京都交響楽団 第670回定期演奏会(東京文化会館)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(Pf:中村紘子)
マーラー/交響曲第1番「巨人」
指揮:ハンヌ・リントゥ
「皇帝」と「巨人」ですか。真っ向直球勝負の名曲プロ。
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東京都交響楽団 第668回定期演奏会(サントリーホール)
ドビュッシー/バレエ音楽「遊戯」
メシアン/トゥランガリラ交響曲
ピアノ:児玉桃、オンドマルトノ:原田節
指揮:イラン・ヴォルコフ
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無事東京に帰ってきてはいますが、多忙のため沈没中。
合宿&演奏会の話はしばしお待ちを。
今日は鎌倉の鶴ケ岡会館でカルテットの小さな本番だった。それでもこの時間に帰れたのだから、久しぶりの余裕ある休日という感じ。
金曜日はサントリーホールに座る。
忙中自ずから閑あり、ということで。
東京都交響楽団 第667回定期演奏会(サントリーホール)
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲(Vn:オーギュスタン・デュメイ)
ブルックナー/交響曲第6番
指揮:マーク・ストリンガー
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.69
作曲家の肖像「R.シュトラウス」
4つの最後の歌(Sp:佐々木典子)
クラリネット、ファゴットと弦楽のための二重コンチェルティーノ(Cl:三界秀実、Bn:岡本正之)
交響詩「英雄の生涯」(Vn独奏:矢部達哉)
指揮:大野和士
今年もまた、かの大野和士が、日本の舞台に帰ってきた。
一般発売のその日のうちに完売してしまったという、話題の演奏会。
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第10回・都響とティーンズのためのジョイントコンサート(東京文化会館)
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(過去参加OB・OG+都響)
ドリーブ/「コッペリア」より前奏曲とマズルカ、ワルツ、チャルダッシュ(小・中学生+都響)
チャイコフスキー/大序曲「1812年」(高校生+都響)
リスト/交響詩「レ・プレリュード」
指揮:現田茂夫
早速、予定にないコンサートです(笑)
恒例の青梅往復が早く終わったので(そのぶん早く家を出たのだ)、間に合った。
毎年夏休み期間中に開催される、一般公募の小・中・高校生(のべ120人)が都響メンバーによる2ヶ月半におよぶ演奏指導・レッスンを受けたのち演奏会のステージに一緒に乗って一緒に弾く、というコンサート。
今年は第10回記念ということで、OBステージもあった。
客席は出演者の友人や親御さんなど、いつものコンサートにない若々しい雰囲気で賑わっている。
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フェスタ・サマーミューザKAWASAKI 2008
東京都交響楽団
1.ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」
2.ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」
ピアノ独奏(1)、指揮(2):迫昭嘉
フェスタ・サマーミューザ(ミューザ川崎シンフォニーホール)が今年も始まっている。
首都圏の9オケ(在京8オケに神奈川フィルを含む)総出演の夏の都市型音楽祭として、東京・神奈川エリアのクラシック音楽シーンにすっかり定着した感がある。
今年はいつになく面白そうなプログラムが多い。
まずは都響を聴く。
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日曜日。
午後ひとつ用事を片付けた後、雨の中サントリーホールへ。
久しぶりに落ち着いた休日。
東京都交響楽団 プロムナードコンサート#328(サントリーホール)
ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ/スコットランド幻想曲(Vn:竹澤恭子、Hp:早川りさこ)
シューマン/交響曲第3番「ライン」
指揮:ヘンリク・シェーファー
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東京都交響楽団 第665回定期演奏会(東京文化会館)
ペンデレツキ/弦楽のための小交響曲
同 /ホルンと管弦楽のための協奏曲「ヴィンターライゼ(冬の旅)」(日本初演)
Hn:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」
指揮:クシシトフ・ペンデレツキ
ペンデレツキ(1933-)といえば、昔日の前衛音楽界の世界的オピニオン・リーダーだった作曲家。
五線を真っ黒に塗りつぶした、現代絵画みたいな「広島の犠牲者によせる哀歌」の楽譜と、耳をつんざくようなトーン・クラスターをテレビで見聞きして、スゲェことを思いつく人間がいるものだ、と感嘆してから、幾星霜。
指揮者として、20年前に都響に客演したことがあったらしいし、他にもN響を何度か振りに来ていたそうだが、私は初めて接する人だ。
客入りはなかなか良い。やはり話題になっているんだろうな。
楽しみにしつつ聴く。
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東京都交響楽団 第664回定期演奏会(サントリーホール)
シューマン/ピアノ協奏曲(Pf:中野翔太)
エルガー/交響曲第3番(アンソニー・ペイン補筆による完成版)
指揮:ポール・ワトキンス
エルガーの未完成のスコアやスケッチをもとにアンソニー・ペインなる人物により再構成された、「交響曲第3番」という作品を聴く。
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.68
作曲家の肖像「シューマン」
4本のホルンと管弦楽のための「コンツェルトシュトゥック」(Hn:笠松長久、西條貴人、和田博史、野見山和子)
「マンフレッド」序曲
序奏とアレグロ・アパッショナート(Pf:イリーナ・メジューエワ)
交響曲第1番「春」
指揮:梅田俊明
私がブログをなかなか書けない時は、仕事にハマってるか、楽譜書いてるか、その両方か。
忘れないうちに、簡単に。
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東京都交響楽団 第663回定期演奏会-小泉和裕 レジデント・コンダクター就任披露公演(東京文化会館)
リスト/ピアノ協奏曲第1番(Pf:アリス=紗良・オット)
ブルックナー/交響曲第3番「ワーグナー」
指揮:小泉和裕
インバルの「プリンシパル・コンダクター」就任と同時に、今まで都響の首席客演指揮者(Principal Guest Conductor)だった小泉さんが「レジデント・コンダクター」に昇格となった。
「レジデント・コンダクター」というのがどういう意味なのか、よく分からない。(日本語では「専任指揮者」とか「正指揮者」というニュアンスだけど、このカタカナ名称が正式職名らしい)
「Guest」という意味合いが強かったこれまでよりも、「オーケストラの顔」としての役割をより果たしていくことになるのかな、と、勝手に考えている。
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東京都交響楽団 第662回定期演奏会(サントリーホール)
スメタナ/歌劇「売られた花嫁」序曲
ショスタコーヴィチ/チェロ協奏曲第1番(Vc:ガブリエル・リプキン)
プロコフィエフ/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より
指揮:ヤクブ・フルシャ
今季の都響は先月の「千人」が開幕早々凄すぎて、まだシーズンが始まったばかりだという感じがあんまりしない(^^;
今月は、1981年チェコ生まれという若い指揮者の都響初登場。
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東京都交響楽団 特別演奏会-エリアフ・インバル プリンシパル・コンダクター就任披露公演(ミューザ川崎シンフォニーホール)
マーラー/交響曲第8番「千人の交響曲」
Sp:澤畑恵美、大倉由紀枝、半田美和子
Ms:竹本節子、手嶋眞佐子
Tn:福井敬
Bar:河野克典
Bs:成田眞
晋友会合唱団(合唱指揮:清水敬一)
NHK東京児童合唱団(合唱指揮:加藤洋朗)
指揮:エリアフ・インバル
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東京都交響楽団 プロムナードコンサート#327(サントリーホール)
ハイドン/交響曲第88番「V字」
ベートーヴェン/交響曲第8番
ラヴェル/組曲「マ・メール・ロワ」、亡き王女のためのパヴァーヌ、ラ・ヴァルス
指揮:ジェイムズ・デプリースト
都響常任指揮者(2005.4-2008.3)ジェイムズ・デプリースト、常任としての最後の演奏会。満員御礼。
これは何があっても聴かぬ訳にはいかない。
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アークヒルズの夜桜を横目に見ながら、サントリーホールへ急ぐ。
いつの間にかもうかなり満開に近い感じで、人出も増えてきている。
都心は暖かいんだな。

東京都交響楽団 第659回定期演奏会(サントリーホール)
ペルト/フラトレス
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(Vn:矢部達哉)
R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
ヒンデミット/交響曲「画家マチス」
指揮:ジェイムズ・デプリースト
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久しぶりに、新譜CDの覚書き。
ここ何ヶ月かの間に買って、暇があったらブログネタにしたいCDというのが何枚かあるのだけれど、なにしろ暇がない。
それでも、取り急ぎこれだけは。
モーツァルト/交響曲第35番「ハフナー」、第39番、第40番
ジャン・フルネ指揮 東京都交響楽団(Fontec/FOCD9350)
ジャン・フルネ(1913.4.14-)。フランス音楽の正統を受け継ぐ大指揮者。長く都響の名誉指揮者を務め、私自身が最も多く実演に接した、また最も敬愛する音楽家の一人である。
2005年の暮れに東京で引退公演を開催、永く記憶に残るであろう感動的な演奏会となった。勿論私も聴きに行きました(こちらにエントリが残っている)。
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東京都交響楽団 第657回定期演奏会(サントリーホール)
ブーレーズ/ノタシオン第1、7、4、3、2番
三善晃/ヴァイオリンとオーケストラのための「アン・パサン」(En passant)
Vn:渡辺玲子
同 /オーケストラと童声合唱のための「響紋」
NHK東京児童合唱団(合唱指揮:加藤洋朗)
デュティユー/交響曲第1番
指揮:若杉弘
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東京都交響楽団 第654回定期演奏会(東京文化会館)
マーラー/交響曲第7番「夜の歌」
指揮:エリアフ・インバル
12月の都響には、来年度より新しいシェフに就任するマエストロ・インバルが登場、「第9」を含む3つのプログラムを指揮する。
その第一夜、5階席までほぼ9割方は埋まった(チケットは完売だったそうだ)東京文化会館。曲は得意のマーラー、7番。
物凄い演奏だった。
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東京都交響楽団 第653回定期演奏会(サントリーホール)
スクリャービン/夢想Op.24
モーツァルト/交響曲第38番「プラハ」
プロコフィエフ/カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78
メゾソプラノ独唱:竹本節子
二期会合唱団(合唱指揮:船橋洋介)
指揮:ジェイムズ・デプリースト
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東京都交響楽団 第650回定期演奏会(東京文化会館)
R.シュトラウス/歌劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り
同 /メタモルフォーゼン
同 /交響詩「ドン・キホーテ」(Vc:アルト・ノラス、Va:鈴木学)
指揮:金聖響
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.65
作曲家の肖像「ドヴォルジャーク」
弦楽セレナード
ヴァイオリン協奏曲(Vn:エリック・シューマン)
交響曲第7番
指揮:レオシュ・スワロフスキー
台風が不穏に近づきつつある中、週末はやはり(楽器を担いだまま)あちこちに出歩くことになる。
知らないうちに靴底にひびが入っていて、足先がぐちょぐちょ。
昼間は東京芸術劇場にて、このコンサートを聴く(シリーズセット券を入手済)。
芸劇は駅から全く戸外を経由せずに辿り着けるところが、こういう天気の日には有難い。
ドヴォルザークの作品の中では、知名度的に「2番手」の曲目を集めたプログラムだったけれど(シンフォニーは8番や「新世界」でなく「7番」、チェロ協でなくVn、弦楽セレナードにしても、一般的にこの曲名だったらチャイコフスキーの方でしょう)、聴き終えてみるとそれぞれの曲の価値を改めて再認識させられる結果となった。良いことだ。
例えば交響曲の7番なんて、まるでブラームスみたいな部分が随所にあるけれど(曲の始まり方はシベリウスかと思ってしまうし、ブルックナーみたいに聞こえる瞬間もある)、こういう曲目の流れの中で聴くと、やはりドヴォルザークだな、という「共通性」のほうをより納得する。
そもそもこのシリーズ(一人の作曲家の個展)の意義というのは、そういうところにあるのではと思う。
演奏は、いつもの都響らしい、堅実なもの。
どれも普段そんなに聴き込んでいる曲ではないので、詳しい感想は書けないが。
Vnソリストは1982年生まれとのこと。ルックス的にも人気の出そうなタイプだ。テンポの緩い曲では、まあ、いろいろと思うところもあったけれど、テンポの速い終楽章になると、途端に水を得た魚のように見事に(というか、「嬉々として」)弾いてのけていた。若いなあ。
ちなみに今日は、ホルンのトップが新日フィルの吉永さん、トロンボーンのトップが日フィルの箱山さんというエキストラ布陣でした。このお二方が同じ舞台にいるというのは、なかなか珍しい光景かも。
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東京都交響楽団 第646回定期演奏会(東京文化会館)
ヘンツェ/室内協奏曲05(日本初演)~15人の奏者のための交響曲第1番改訂版
シューマン/チェロ協奏曲(Vc:ダニエル=ミュラー・ショット)
ベートーヴェン/交響曲第7番
指揮:ベルンハルト・クレー
都響の6月定期。
指揮のベルンハルト・クレー、私が都響の会員になった15年くらい前の頃にはよく客演していた人だ。懐かしい。そもそも、都響に純粋ドイツ人の指揮者が来るのは意外と珍しいかも。
舞台の上には、コンマス山本さん(今日は矢部達哉さんと豪華2トップ体制)、えん香奈さん、チェロ古川展生さん(シューマンで独奏チェロと美しい二重奏を聴かせる場面があった)、コントラバス首席の山本さん、トランペット高橋敦さん等、昨日も紀尾井ホールの舞台で姿を見た方がたくさん。
この定期演奏会のための練習をしながら、昨日のリハーサルと本番をこなしていたって事か。…プロってすごいなあ、と改めて感嘆。
ヘンツェは、現代音楽とは言っても、ウェーベルンくらいまで後退したような印象があった。ヘンツェにしては聴きやすい音楽。
シューマンは、所々にいかにもシューマン、なメロディが現れるけれど、全体にはなんだかとりとめのない曲だ。何度も聴いているしCDも持っているのだから知らない曲ではない筈だけれど、いまだにどういう曲だか覚えられずにいる。…今日の曲並びで聴くと、冒頭の響きがベートーヴェンの7番の2楽章と同じだ、ってことに気がついたが。
ソリストは1976年生まれだそうだ。かなり若く見える。92年チャイコフスキー・コンクールの覇者とのこと。大きな音で情感たっぷりに弾いていて、なかなか良かった。
休憩後はベートーヴェン7番。定番中の定番。…やはり、名曲です。
細部が、聴き慣れたものと微妙に違うような気がしたけれど(楽器の音量バランス、装飾音符の入れ方、アーティキュレーション、など)、気のせいかな。
…
ベートーヴェンの7番は、クラシックをちゃんと聴き始めたばかりの中学生の頃、ドビュッシーやラヴェルといったフランス印象派、近代の音楽を知る以前は、私の最も好きな曲だった。
親に買ってもらったカセットレコーダーに、自分で作った6石のトランジスタ・ラジオを繋げて、NHKの第2放送(AM)でたまたま流れたN響のベートーヴェンの7番を録音し、しょっちゅう聴いていたものだった。
今でもそれが自分の中ではスタンダードになっている。1974-5年頃のこと。
…
ずっと後になって、それが(故)ロヴロ=フォン・マタチッチの指揮による、N響の伝説的な名演だったことを知った。
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東京都交響楽団 第644回定期演奏会(東京文化会館)
ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲(Fl:マチュー・デュフォー、Hp:シュレイファー弓子)
ブラームス/交響曲第4番
指揮:ニールス・ムース
2日連続の東京文化会館。今日は都響。
ここ最近の都響はオーソドックスなプログラムが多い。今日など特に。
モーツァルトの「フルート&ハープ」も、ブラームスの4番も、どちらも18歳(大学1年生)のときに毎日のようにレコードを聴いて覚え親しんだ曲だ。モーツァルトはランパル&ラスキーヌ(Erato)、ブラームスはバルビローリ=ウィーンフィル(セラフィムの1300円盤)。
10代だった当時は月に1~2枚のレコードしか買えなかったので、いったん買ったレコードは次の月まで繰り返し聴いて覚えたものだ。というわけで当時知った曲は、その曲を知った頃の日々の記憶と結びついて覚えている。最近はそんなこと無くなったなあ(棚からパッとCDを取り出しても、それはいつ買ったものかなんて、全然思い出せない。どころか、ろくすっぽ聴いてすらいなかったりする)。
さて、今日の指揮者のニルス・ムース。初めて聴く名前だが、なかなかいいです。1曲め(吹奏楽編曲版とかで割とよく聴く曲だ)からとても落ち着いたしなやかな響きが出てきていた。もしかしたら1曲めが今日の中でいちばん良かったかも。
モーツァルトは、疲れが出たか記憶がところどころ飛んでいる(^^;。フルートのソリストはパリ・オペラ座のスーパーソリストを経てシカゴ響の首席になった方だそうだ。管楽器のエリートコースの極致ですなあ。アンコールにお二人で「チャルダッシュ」。
休憩後のブラームス。重くはなく、といって軽いわけでもなく、素直にじっくりと歌い上げるタイプの、わりと好みの演奏。いやしかし、いい曲です。やはり。
クラシック好きの人に、ブラームスのシンフォニー4曲の中でどれが一番好きかと問うと、大勢は「1番」派と「4番」派に分かれるんじゃないか。私は「4番」派。
でもって、4番が好きな人は概して2番も好き、という傾向があるような気がする。吉田秀和という人もそうらしい、と知ったときはちょっと嬉しかったな。
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.64
作曲家の肖像「メンデルスゾーン」
「真夏の夜の夢」より 序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲
ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲(Vn:川崎洋介、Pf:若林顕)
交響曲第5番「宗教改革」
指揮:小泉和裕
芸劇での都響は、毎度ひとりの作曲家の個展。今回はメンデルスゾーン。
この冬から春にかけて、のべ1ヶ月くらいかけて「真夏の夜の夢」から3曲をサクソフォンアンサンブル用に編曲作業をしていた身としては、楽しみにしていた演奏会だった。
メンデルスゾーンはドイツ人だけど、その音楽のある種の繊細さはフランス音楽のようにも解釈できると思う。実際(何度か書いているような気がするが)、メンデルスゾーンの、とくに「真夏の夜の夢」は、あらゆるクラシック音楽作品の中で私の最も好きな曲のひとつでもある。
さて今日の演奏。「真夏の夜の夢」のほうは、小泉=都響だったら当然このくらいはやってくれるだろうという、ある意味期待どおりの演奏だったが(「夜想曲」のホルンソロは、この5月より首席奏者に昇格した西條氏。good.)、圧倒的に良かったのは、休憩後の「宗教改革」だった。なんだかもう、音のまとまり方も方向性も集中力も、すべて1ランクアップしていた。荘重でありながら、清朗であり、決して暗くない。この曲が一種の信仰告白として(しかも、20歳そこそこの若者の手によって)書かれた音楽である、ということをまざまざと分からせてくれた。何が起こったんでしょうか(3月に聴いたブラームスの3番の時を思い出した)。
休憩前のコンチェルトは、あまり聴く機会はないけれど(実演では初めて聴いた)、とても快活で楽しい曲だ。本当はもっと小さな会場で、ヴァイオリン、ピアノ、弦楽群三者の丁々発止のやり合いを間近に見て楽しむ曲なんだろう。
ちなみにヴァイオリンの川崎洋介氏は、大阪センチュリー響のソロコンサートマスター。かの川崎雅夫氏の子息とのこと。いかにもドロシー・ディレイ門下らしい、強靱なサウンドと推進力を持った方だ。
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東京都交響楽団 第643回定期演奏会(東京オペラシティコンサートホール)
シューベルト/交響曲第5番
マーラー/交響曲第5番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
都響=デプリースト月間の締めくくり。今月はじめて最初から聴けた。
サントリーホールが半年間の改修休館に入ったため、サントリーでの定期公演シリーズはオペラシティに移った。
オペラシティで都響を聴いたという記憶は実のところほとんどない。「コンポージアム」でルチアーノ・ベリオが来日した時に、自作自演のコンサートを聴いたくらいかな。
シューベルトが実に清新で瑞々しい音だった。まるでヨーロッパのオケみたいに自然で雰囲気豊かなサウンド。
マエストロの芸風にも、このオペラシティという会場のアコースティックにも、似合った曲だと思えた。
後半はマーラー。都響にとってマーラーというのは特別なレパートリーで、就中「5番」はインバル、ベルティーニ、若杉と歴代の役付指揮者の棒でそれぞれの名演を堪能してきた曲でもある。楽しみにしつつ聴く。
マエストロ・デプリーストのマーラーは、オケを神経質に締めあげて一気に解放へと持っていくインバルのスタイルとも、曲を貫く1本の道の周りにディテールを張り巡らして片っ端から実行していくようなベルティーニのスタイルとも違う。もっとおおらかで、祝祭的と言ってもいい華やかさがある。
冒頭のトランペット高橋敦さんの見事なソロをはじめ、オーケストラはよく応えていたと思う。素晴らしい演奏ではあったが(終演後はものすごい拍手とブラヴォーの嵐。久しぶり)、もしこれで会場が東京文化かサントリーだったら、もっと完璧な名演になっていたかもしれない、とも思えた。
今日の席は3FのL1-44。オペラシティのサイドバルコニーは、音はいいんだけど、ステージが見えないんだな…。普通に座っていると舞台の3分の2は隠れてしまう。だもんでみんな身を乗り出すものだから、余計見えない、という。
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東京都交響楽団 第642回定期演奏会(東京文化会館)
メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」
シューマン/交響曲第2番
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
Pf:スティーヴン・オズボーン
指揮:ジェイムズ・デプリースト
今月2回めのデプリースト=都響は、ドイツ・ロマン派尽くし。
「フィンガル」はまたしてもロビーでモニター鑑賞と相成る。最近、コンサート最初から聴けないなあ。
シューマンの2番。シューマンの4曲の交響曲の中で、唯一馴染みのない曲だ。都響の定期公演はもう十数年にわたってほとんど聴いているけれど、初めて聴くような気がする。CDは普通に持ってるんだから、曲を聴いたことがないということは無いと思うんだが。
しかし、こうして改めてきちんと聴いてみると、なるほど、馴染みがないのも無理はないな、という感じではあった。
ある問題を解くのに、わざわざ物凄く面倒で回りくどいやり方をしているような感じ、と言うのか。
慣れてくればそれなりに楽しめるのかもしれない。
休憩後はブラームス。これは良かった。
とても音のきれいなピアニストだ。オーケストラも、また。
マエストロ・デプリーストはソリストに丁寧に付けようという気はあまり無いかのように、ほぼオーケストラの方だけを向いてどんどん振っていたが、この曲の場合それが良いのかもしれない、とも思った。
とくに3楽章アンダンテの、ひそやかで繊細な音楽の運びが印象的だった。この楽章の美しいチェロ独奏は、田中雅弘氏。今日のチェロは第一プルトに田中・古川両首席が並ぶ豪華布陣だったが、さすが田中さんという印象ではあった。勿論古川さんも素晴らしいプレイヤーではあるけれど、やっぱり田中さんの方が断然格が上だと思う。(古川さんファンの方、ごめんなさい)
ここのところ都響でブラームスを聴く機会が多い。今年に入って既に交響曲の3番と1番を聴いているし、来月は4番だし、9月にピアノ協奏曲の1番のほうがある。何か考えがあってのプログラミングなのかな。
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都響×のだめカンタービレ シンフォニック・コンサート(東京芸術劇場)
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(Pf:若林顕)
ブラームス/交響曲第1番
ジェイムズ・デプリースト指揮 東京都交響楽団
司会:朝岡聡
4月の都響は、常任指揮者デプリーストの月間。
手始めは、コミック版に実名で登場してしまったのをはじめ、「のだめ」と縁の深いデプリーストと都響による、のだめ尽くしの特別演奏会。
少々出遅れて、ラフマニノフはロビーのモニターで観る。まあ、昨年のプロムナードコンサートで聴けなかったブラームスの1番が聴けたので、良しとしよう。
特別何か変わったことをやっているという風ではなかったけれど、率直に感動的な演奏。そう、それで良いのだ。曲がそもそも良いのだから、あとはその「良さ」を誠心誠意再現するということが、何よりも大事。
チケット発売日にほとんど完売したという満員のお客さんは、日頃そんなに熱心にクラシックのコンサートに来ているという雰囲気でもない方が多そうだったが、およそ素直に楽しんでいたように見えた。
アンコールに、ドヴォルザーク「チェコ組曲」よりポルカ。
TVドラマ版の第1回にプラハの回想シーンで流れ、曲名を知っていた人がほとんどいなかった(勿論私も知らなかった)という、アレ。
アンコールが始まる直前に1階席でトラブルがあったようだが、何だったのかな。
今日の私の席は3階のA-27という、ほぼど真ん中。バランスは良いのだが実際以上に音が遠く聞こえて、あまり面白くなかった。3階だったらもっと壁際の方が良さそう。
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東京都交響楽団 第641回定期演奏会(東京文化会館)
指揮:タン・ムーハイ
2006-07シーズン最後の都響。休憩後のドヴォルザーク(交響曲第8番)しか聴けなかった(ヤナーチェク「シンフォニエッタ」の開始は惜しくも間に合わず、楽章途中でも入れなかったため、ほぼ全部をロビーのモニターで聴いた。これはなかなか良かったのではないか。立ってでもいいから中で聴きたかった)。
指揮は初来日、タン・ムーハイ(湯 沐海)。写真を見ると上海の大野和士って雰囲気だが、実際はもう少し貫祿がついていかにも中国の大人(たいじん)という趣。大河のように悠々たる流れと、上海雑技団みたいなアクロバティックに推進力のある音楽が交互に現れる、面白い指揮者だ。いかにも大陸の音楽家、という感じ(ロシアの指揮者も、流儀は違うけど似たような音楽のつくり方をするような)。
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東京都交響楽団 第640回定期演奏会(サントリーホール)
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
モーツァルト/クラリネット協奏曲(Cl:カール・ライスター)
ブラームス/交響曲第3番
指揮:小泉和裕
会場到着は開演15分前。最近にない早い到着だ(^^;
カール・ライスターのモーツァルトを楽しみにしていたんだけれど、終わってみたら圧倒的な印象を残したのはメインプロのブラームスの3番のほうだった。ブラームスの交響曲の中ではあまり聴く機会のない、地味な曲だけれど、こんなに素晴らしい曲だったのかと認識を新たにしたのだった。演奏が良かったのは勿論なんだけど(都響は弦が定評あるところだが、今日はその上に2楽章冒頭の木管のアンサンブルや、なにげないホルン群の合いの手など、地道な細部が実に磨き抜かれていて痺れた)、それだけじゃない。小泉さんという指揮者にとって、このブラームスの3番という曲が何か特別な存在なのだという感じが、ものすごく伝わってきたように思う。
小泉さん自身がプログラムにも寄稿していたけれど、1992年(もう15年も前だ)、急逝した山田一雄が客演予定だった演奏会を小泉さんが代りに振った時も、やはりブラームスの3番で、そのときの演奏も、いまだに覚えているくらい集中にみちた演奏だった。
ライスターのモーツァルト、さすがの貫祿と余裕で満場の盛り上がりをひとりで独占していた。オーケストラのほうも、偉大なソリストに接するというより、自分たちの学校や職場の大先輩を迎えるときのような独特の緊張感があったような。
しかし、音色自体はは昔聴いたときに比べてかなり痩せちゃったかも…という印象。
それでも、今年70歳になるというのに指は全然衰えてないし、音楽は自在だし、素晴らしかったが。
今年度のサントリーホール予定はこれが最後。
4月から9月までホールが改修休館に入るため、しばらくサントリーホール通いともお別れとなる。
開館から21年。私が初めて入ったのが1987年4月のパリ管日本公演だったから、ちょうど20年(20年経った建物にはあんまり見えないけれど)。
いったいこの間、何回この会場の椅子に座ったんだろうか。100回、いや、200回は下らないことは間違いない。
次の20年が過ぎたら、ワタシゃ65歳、ですか…。なんだか想像もつかないけれど、きっとそのくらいの時間すぐに経ってしまうんだろうな。
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東京都交響楽団 プロムナードコンサートNo.321(サントリーホール)
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲(Vn:岡崎慶輔)
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
指揮:小泉和裕
昨日聴いたコンサート。
見てのとおりの名曲コンサートながら、お手軽な感じは皆無。満席(全席完売)のサントリーホールの華やぎの中、たいへん充実した時間が過ぎていった。
それにしてもこの数年、都響で指揮者に小泉さんの名前がある時の「外れ」の無さは素晴らしいものがある。単に技術的に安定しているだけでなく、演奏のスタイルの的確さが徹底しているので、どのようなプログラムであれ音楽に集中して楽しんで聴くことができる。
10年くらい前に小泉さんが都響の首席指揮者をしていた頃は、正直そんなにいいとは思っていなかったんだけど、小泉さん自身の円熟と都響のオーケストラとしての充実がリンクして進行しているように思う。
ソリストもなかなか良かった。最初ちょっと鳴りがいまいちかなとも思ったが、2楽章から先は全く文句なし。さすが、難関ミュンヘンコンクールで1位という経歴は伊達ではない。
ブラームス2楽章のオーボエソロは本間さん。ブラヴォー。
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東京都交響楽団 第639回定期演奏会(サントリーホール)
間宮芳生/合唱のためのコンポジション第4番「子供の領分」(TOKYO FM少年合唱団、世田谷ジュニア合唱団)
小倉朗/舞踊組曲
バルトーク/2台のピアノと打楽器のための協奏曲(Pf:田部京子、小川典子、Perc:安藤芳広、小林巨明)
バルトーク/舞踊組曲
指揮:高関健
職場を出ようとした寸前に無理難題が舞い込んで、一番楽しみにしていた1曲めの「子供の領分」が聴けなかった。
会場のサントリーホールに着いたら、ちょうどロビーのスピーカーから、懐かしさにあふれた児童合唱とオーケストラによるわらべ歌の響きが聞こえていた。…
今回のテーマは「音楽における民俗性」ということのようだが、1曲めを欠いた曲順で聴き進むと、民族的とは言ってもいささか抽象化が進みすぎた強面な音楽が並んでいる印象だった。
演奏は実に唖然とするばかりに見事なもので、そういえばバルトークの「舞踏組曲」、10年くらい前に古巣バンドで吹いたっけなあ、と思い出したが、とてもじゃないがこんなにコンパクトにすっきりと見通し良くなんてまとめられるもんじゃない。高関さんさすが。恐れ入りました。良い仕事してますなあ。
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東京都交響楽団 第638回定期演奏会(東京文化会館)
松村禎三/管弦楽のための前奏曲
同 /ピアノ協奏曲第1番(Pf:野平一郎)
ミヨー/ケンタッキアーナ
オネゲル/交響曲第5番「3つのレ」
指揮:下野竜也
都響の1月の定期は毎度、20世紀日本の古典的名作と、それと対置するヨーロッパの傑作、というコンセプト。N響のmusic tomorrowに対抗する?「music yesterday」なんだそうだ。
プロデューサーの別宮貞雄氏と今月のゲスト指揮者との鼎談がこちらにupされている。なかなか興味深い。
今回のテーマは、「音楽における真面目」ということだろうか。松村もオネゲルも、なんというか、常軌を逸して真面目なのですよ。ある意味、ちょっと困ったもんだ、ってくらいに。
間に挟まれたミヨーのノーテンキに明るい響きは、この流れの中では一見異質で、演奏終了後の拍手はかなり当惑を含んでいたけれど、音楽はかくのごとく多様であるべきだ、という考えを妥協なく実行に移す、というところが、やはり真面目。
指揮者の下野さんというのがまた、ホント、真面目な人なんですねえ…。この人とオネゲルって、すごく合ってるかも、と思った。
オネゲルの「3つのレ」という題の由来は、3つの楽章の最後の音がすべてティンパニの「レ」の音の一打で終わるからだそうで、しかもティンパニはそれ以外に一切出番がない(@_@)。
今日のティンパニ奏者は、舞台上手の一番客席寄り、コントラバス群の手前(!)に楽器1個だけ置いて、そこで叩いていた。私の席からは見えなかったが(3階のサイドブロックだったので、ちょうど真下あたり)、見えていたら面白かっただろうなあ。
野平さんのピアノは、相変わらず人間業じゃなかった。
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東京都交響楽団 第637回定期演奏会(サントリーホール)
シュニトケ/ハイドン風モーツァルト(Moz-Art à la Haydn)
ショスタコーヴィチ/交響曲第8番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
なんだかとてつもなくすごいものを聴いたような記憶があるのだが、あれは現実のことだったんだろうか。そもそも、あのとき聴いた「音楽」の実体とはどこにあるのか。たとえ録音(が残っていたとして)を聴いたところで、あの瞬間に存在した(かもしれない)「音楽」はもう戻ってこないのだとしたら、それが夢まぼろしではないという明証はどこにあるのか。
都響のサイト中に、シュニトケ作品でのソリスト2名(矢部達哉、双紙正哉)によるこの曲の「解題」が載っているけれども、ひじょうに興味深い内容ではありながら所詮は「音楽をことばで語る」ということの虚しさを感じざるを得ない、という結論に落ち着くしかないのだった。
そういう種類の音楽であり、演奏だった。
今日はあまりつまらないことは書きたくない。
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すっかり遅い時刻。PCの調子がおかしくてネットに繋がらなくて(まったく、インターネットが使えないパソコンなんて、ただの場所塞ぎな箱だ)、いろいろやっていたら1時間半も経ってしまった。明日早いのに(>_<)
東京都交響楽団 第636回定期演奏会(東京文化会館)
ヘンデル/メサイア
Sp:天羽明惠、At:山下牧子、Tn:望月哲也、Br:三原剛
晋友会合唱団
指揮:ジェイムズ・デプリースト
開演の7時を5分近く過ぎて駆け込み、チューニングも終わって指揮者とソリストを舞台に迎えるばかりのところでぎりぎり着席。でも、始まってしまえば関係ない。「メサイア」、よございました。力強さと尊厳にみちて、それでいてヒューマンで暖かくて。デプリーストさんにふさわしい「音楽」だ。メサイアって好きな人は本当にハマるようだけれど、その気持ち判る、と思った。
演奏も見事でした。最後近くのピッコロトランペットのソロなど、まさにプロの業!で、ゾクゾクしながら聴いた。合唱もブラヴォー。
有名なハレルヤ・コーラスのところで、何人かのお客さんが起立していたのが面白かった。私は知らなかったけれど(曲目解説にも書いてなかったけど)、そういう習慣があるらしい。
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東京都交響楽団 第635回定期演奏会(サントリーホール)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番(Pf:エリソ・ヴィルサラーゼ)
R.シュトラウス/アルプス交響曲
指揮:エリアフ・インバル
本日(25日)2本めのコンサートへ急ぐ。
アクタスからサントリーホールって、30分もかからないのね。
以前は毎年のように都響に客演していたマエストロ・インバル、7年ぶりの登場。
かつて聴いた、マーラーやワーグナー(「ワルキューレ」全曲)の素晴らしさは、今なお鮮烈な記憶が残っている。
今回、大いなる期待は全く裏切られなかった。ブラヴォー。
前半ベートーヴェンを弾いたピアニストはなかなか内省的な演奏をする方で、席が遠かったせいもあり(RDブロック)、ちょっと眠くなった。だけど演奏終了後の拍手はすごかったし、オケのメンバーの拍手もいつになく本気が入っている感じだったので、きっと良い演奏だったのだろう。
後半「アルプス交響曲」。これは圧巻!巨大なスケールを現出する指揮と、随所に仕掛けられたトラップのような演奏上の難所を次々とクリアする、舞台上狭しと並んだ超大編成のオーケストラ。
緊張感とカタルシスにみちた、別世界に連れ去られたような1時間を過ごした。
インバルという人は、音楽をドラマとして演出したりはしない。
音楽自体がどんなドラマよりもドラマティックなドラマであることを、指揮棒1本で表すことのできる、真の「指揮者」、真の音楽家だ。
終演後はまさに爆発的な拍手、今年一番のようなブラヴォーの嵐。
次は来年の12月、マーラーの6番と7番、そしてベートーヴェン「第9」ですか。これは本当に楽しみだ。
ライバルであったベルティーニが亡くなった(都響のポストから外れた)せいで再び都響に来れるようになったのだとしたら、少々複雑な気分ではあるが…。
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東京都交響楽団 第633回定期演奏会(サントリーホール)
マリー・シェーファー/マニトウ(精霊)
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲(Vn:矢野玲子)
ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲
指揮:小泉和裕
久々に、文句なしに素晴らしいオーケストラのコンサートでした。
1曲めからかなりにハードな現代曲だったけれど、たいへん面白くて25分を飽かず聴いた。斬新で激烈で、オーケストラの技量を極限まで試すようなサウンドでありながら、西洋音楽の伝統を確かに内包した響きはありがちのゲンダイオンガクとは似て非なるものだと思った。小泉さん、相変わらず胸のすくような見事なまとめ方ではある。作曲者臨席。
次がチャイコフスキーというのも気持ちの切換えが大変だ。初めて聴く若いソリストということでちょっとだけ心配だったが、なかなか堂に入った演奏ぶりで、エモーショナルによく歌うし音程感が良いし、心配は杞憂に終わって良かった。デビュー当時の戸田弥生さんをちょっと思い出す。
プロフィールを見るにとてもたくさんのコンクールに挑戦して成果を上げているようだが、そのことが(「コンクールすれ」せずに)よい結果に結び付いているように思える。
休憩後はルトスワフスキの「オケコン」。いやーこれ本っ当に面白い曲だわ。休憩時間で帰っちゃったお客さんが結構いたようだが、なんと勿体ない。20世紀の「オーケストラ」という音楽媒体の面白さをこれだけ生かした曲というのはあまりないと思う。
演奏は、小泉さんの、振りが大きい割に出てくる音楽はクール、といういつもの印象を改めさせられる熱演だった。
演奏終了直後の小泉さんが思わず見せたガッツポーズが、結果を物語っていたか。
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第8回・都響とティーンズのためのジョイントコンサート(東京文化会館)
チャイコフスキー/「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ
ビゼー/「カルメン」第1組曲(小・中学生+都響ジョイント)
チャイコフスキー/大序曲「1812年」(高校生+都響ジョイント)
レスピーギ/古風な舞曲とアリア第3組曲
グリーグ/「ペール・ギュント」組曲より
指揮:現田茂夫
一般公募の小・中・高校生(のべ130人近く)が、都響メンバーによる演奏指導・レッスンを受けて、演奏会のステージに一緒に乗るという、毎年この季節恒例の、ワークショップ型のコンサート。
各オーケストラとも、未来の聴衆の獲得と啓蒙のために、単なる音楽教室にとどまらない様々な教育プログラムを考えて実践しているけれど、都響のこのやり方というのは、手間暇はかかるけれど最も効果的で、しかも傍で聴く一聴衆としても大変面白いものだと思う。
ジョイントの曲目では、弦楽器だったら外側プルト、管のソロ等を小・中・高生の子が担当し、都響の楽員さんはサポートに回る。コンマス席に中高生の女の子が座り、サイドに矢部達哉さんが座って譜めくりとかしている様は、なかなか感動的だ。
弦だったら半分近くのメンバーが子供たちということになるんだろうけど、それでもちゃんと都響っぽい音が出てくるのには、感心してしまう。弾き方が似るせいかな。管なども時々すごくよく吹く子もいるし。
あの年齢の頃から、これだけの「お手本」の方々に混じって弾く(吹く)というのは、素晴らしい経験だよなあ、と思う。ワタシの中学・高校時代を思い出せば、あの頃はいったいなーにをやってたんでしょーか、ってなもんで。
あの当時にこういう催しがあって参加してたら、ワタシゃ今頃プロになってたかも。
…あ、そうか、どーせサックスだから最初から縁はないけどさあ(チッ)。
休憩後は都響単独でのステージ。レスピーギさすが都響の弦、という貫祿の演奏だった。別に、「普通」のことをやってるだけなんだけどね。リハーサルだっておそらく1回とか2回とか、そんなもんだろうし。「プロフェッショナル」、ですなあ(感嘆)。
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東京都交響楽団 特別演奏会(サントリーホール)
モーツァルト/交響曲第31番『パリ』
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番(Vn:庄司紗矢香)
ストラヴィンスキー/バレエ音楽『火の鳥』(1910年全曲版)
指揮:大野和士
今日はいろいろと催しが重なっていたんだけど、発売日を待ち構えてチケットを買ったこちらの演奏会へ。
全席完売の盛況。大野さんが舞台に登場すると、それだけで「待ってましたっ!」とばかりの大喝采。期待通り、素晴らしいコンサートでした。曲が素晴らしくて、演奏者も素晴らしくて、勿論演奏自体も素晴らしく、何よりもコンサートという一期一会の出会いの高揚感がいつにも増して素晴らしい。間違いなく今年の都響で一番。
明日も同一内容でもう1回あって、そちらはまだ席があるらしいので、仕事が忙しくなければ当日券買ってでももう1回聴きたいくらいだが、そうはいかないだろうなあ。
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ジョアン・ファレッタ客演指揮月間最後の都響定期公演を聴く(東京文化会館)。
職場を出遅れて、休憩後のストラヴィンスキー『プルチネルラ』(全曲版)しか聴けなかったけれど、これだけでも大満足でした。ある意味、私が音楽というものに求める要素が、全部入っている曲だと思った。明るく軽やかであり、幸福感にみちていること、色彩豊かで華やかであり、しかも室内楽のように親密であること、古いものの良さを生かしつつ、新しくもあること(ご存じのように『プルチネルラ』は、18世紀イタリアの作曲家ペルゴレージの作品に基づくバレエであります)、等々。
演奏も、もし自分がこれを演奏することとなったらかなり嫌になりそうな難しさだけど、そんなことは全然思わせず弾き(吹き)きっていた。ヴァイオリン(山本)、オーボエ(本間)、ファゴット(堂阪)、トロンボーン(小田桐)のソロ各氏、ブラヴォー特記。
…
余談だけど、ワタシの音楽上の「明るさ指向」というのは昔から一貫しているようで、私が毎年出場しているサクソフォンの発表会で、去年はルクレールのハ短調ソナタを吹いたんだけど、この10年以上いつもピアノ弾いてもらっている方に「Thunderさんのソロで短調の曲弾いたの初めてです」ってそのとき言われて、そうだったのか、と自分でも感心したことがありました。
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東京都交響楽団 第628回定期演奏会(サントリーホール)
モーツァルト/セレナード第8番『ノットゥルノ』
チャイコフスキー/組曲第4番『モーツァルティアーナ』
イベール/ロンド『モーツァルトを讃えて』
モーツァルト/交響曲第39番
指揮:ジョアン・ファレッタ
ひとひねりしたモーツァルト特集。若杉さんのプログラミングをちょっと思い出させるものがある。
お客さんの入りがいまひとつだったのが不思議。P席とか、安い席はいつもより断然大入りなのに、定期会員の方々が座っているとおぼしきS席ブロックに空席が目立つ。マニアックなプログラムだと思われたのかな。全然そんなこと無いのに。
チャイコフスキーの「モーツァルティアーナ」が大変面白かった。楽しさ満載、コテコテの19世紀ロマン派の流儀による、モーツァルトの解釈と編曲というか。第3曲は有名な「アヴェ・ヴェルム・コルプス」だけど、弦も管もゴージャスに使って、ハープも盛大に鳴る。第4曲は変奏曲。長大で華やかなヴァイオリンソロ(矢部さん)はじめ、オーケストラの聴かせどころがこれでもかとばかりに次から次へと現れる。こんな面白い曲があったなんて!
対してイベールは、20世紀人の理想郷としてのモーツァルト、か。それでも(モーツァルト風のメロディを使っていても)、イベールはやっぱりイベールだけど。
ジョアン・ファレッタ、好調です。次の定期はストラヴィンスキーの『プルチネルラ』全曲版。これまた、底抜けに楽しい演奏が聴けそう。
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.60
作曲家の肖像「ベルリオーズ」
「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲
歌曲集「夏の夜」(Ms:加納悦子)
幻想交響曲
指揮:ジョアン・ファレッタ
約1ヶ月ぶりの都響。たった1ヶ月なのに、随分久しぶりのような気がする。
芸劇2階のいつもの席で、ベルリオーズの特集を聴く。コンマスは山本さんだったが、なんといつもとは逆に矢部達哉さんがトップサイドに座っていた!あんまり見られない光景かも。
指揮は初来日のイタリア系アメリカ人女性指揮者、ジョアン・ファレッタ。写真からはなんとなく長身のオバサン(失礼)を想像していたのが、とても小柄なレディが颯爽と舞台に出てきたので、ちょっと驚いた。
大きなアクションで、アメリカ人指揮者によく見られる右方向に大きく拡がる振り方は、斎藤メソード門下の日本人指揮者の洗練された振り方を見慣れた目にはちょっと素人くさく見えるけれど、非常に祝祭的で明るい気分と音色を演出するその音楽は、さすがアメリカの3つのオーケストラで音楽監督はじめ要職を兼務する実力は伊達ではないと思わせる。
「夏の夜」では、出だしが歌手とテンポが合わず、一瞬どうなることかと思ったが、2曲めからは持ち直した。ただ、この歌い手さん、歌い方があまりにもオペラチックで、ちょっと私の好みではない。声は実によく出ているし、オーケストラの伴奏はさすが都響、繊細をきわめたもので良かったんだけれど。
休憩後は「幻想」。
都響の「幻想」を聴くと、なんてことのない弦や木管の1フレーズや、木管と高弦のユニゾンの音色、金管や打楽器の入ってくる微妙な間の取り方とか、そこかしこにジャン・フルネさんのDNAがこのオーケストラには残っていることが感じられる。素晴らしいことだと思う。
それでも最後5楽章は、フルネさんではあり得なかった速いテンポと高揚した気分で終わる。ブラヴォー。
続く定期公演(22、27日)でも、非常に興味深いプログラムが準備されていて、楽しみ。
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東京都交響楽団 第626回定期演奏会(東京文化会館)
ニールセン/「仮面舞踏会」序曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(Pf:ニコライ・ルガンスキー)
ニールセン/交響曲第4番「不滅」
指揮:ヨゼフ・スウェンセン
もう遅いし今日は疲れてるので、簡単に。
『不滅』、熱演だった。生演奏ならではのカタルシスを強烈に感じる曲であり演奏だった。注目のティンパニ、4月からの新入団員(広島響からの移籍のようだ)久一さんが、入団早々の大活躍。いやあ上手いなあ。現首席の安藤さんに全くひけを取らない。どこのオケでも、最近入ってくる若いプレイヤーの巧いことには、感心させられる。
曲自体はそれほど詳しくは聴き込んでいないものなので、マニアックな感想は書けないけれど、この東京文化会館という誤魔化しの効かない会場でこれだけの音を聴かせてくれたのだから、言うことはない。
ピアノのルガンスキーも、見事なものだ。音量は凄く大きいのに音色が綺麗なので、うるさい感じが全然しないところが素晴らしい。
昨年12月の、ジャン・フルネ引退公演ライブのCD/DVD(Fontec、5月20日発売)がロビーで先行販売されていたので、買って帰る。

私自身もそこに居て深い感銘と感慨を持った、20年間追っかけ続けた音楽家の正真正銘最後の舞台の記録なのだから、勿論買わない訳にはいかないんだけど、しかしなあ。「2枚CDとDVDによる、カーテンコールまで完全収録、インタビュー付き」、なんて、完全にマニア向けのお宝グッズ扱いじゃん。
そういうもんじゃないんだけどなあ、フルネさんの芸術というのは。
ま、ワタシがこんなところでぼやいても、しょうがないことだ。
発売を率直に喜ぶことにしましょう。
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都響ネタが続くけれど、我が家にこんなものが届いた。
東京都交響楽団第1回定期演奏会 プログラム冊子(復刻版)
Fontecから発売されている都響40周年記念シリーズCD全11枚(詳細はこちら)の、全巻購入特典として、常任指揮者ジェイムズ・デプリーストのサイン入りポートレートと一緒に届いたのだ。
1967年5月30日、東京文化会館。チケット代は\700、500、400、学生\300だって。ううむ。
指揮は都響初代音楽監督、モリショウこと森正(もり・ただし、1921~1987)。
1984年に開催された第1回日本管打楽器コンクール、須川さんが1位を受賞してトマジのコンチェルトを吹いた時の入賞者演奏会が、森正の指揮だった(新日本フィル)。
会場は日比谷公会堂。客席で一瞬見かけたマルセル・ミュール氏の後ろ姿のことは、昔の日記にも書いた記憶がある。
私が今のようなコンサート聴き歩き生活を始める直前に亡くなられてしまったけれど、幸いにもただ1回だけ接することのできた実演は、鮮烈な記憶とともにある。
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東京都交響楽団 第625回定期演奏会(東京文化会館)
ベルク/3つの管弦楽曲
ブルックナー/交響曲第9番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
演奏はたぶん良かったんだろうけれど、それでも先日のサントリーの時の奇蹟のような素晴らしさには及ばなかったような。特に冒頭のベルクが、曲的にワタシの好みからかけ離れていたので(無調だろうが12音だろうがセリーだろうが、音色が美しければ楽しめるんだけどねえ…)、出鼻をくじかれてしまい、期待したほどには楽しめなかった。
ブルックナーの9番。部分的には感動的な美しさがあるのだけれど(最後のアダージョとか)、全体にはもはや確固としてブルックナーで、聴いててちょいと疲れます。「2番」の若さが懐かしいなあ。
以上、存在証明ということで、簡単に。
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東京都交響楽団 第624回定期演奏会(サントリーホール)
モーツァルト/交響曲第29番
ブルックナー/交響曲第2番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
音楽界も新年度が始まった。3月に定期公演がなかったので久々の都響。指揮は常任指揮者就任2年めの車椅子のマエストロ、ジェイムズ・デプリースト。
モーツァルトは勿論モーツァルトで良かったけれど、休憩後のブルックナー2番が圧倒的な素晴らしさだった。
どこまでも真摯で、気高く、しかし神がかり的なものはなくあくまでも音楽的で、無駄なもののない充足した世界。隙のない透明な響き、魔法にかけられたような時間が流れていく。
デプリーストのブルックナー、って、聴く前はなんだか想像がつかなかったんだけど、なるほど、これはただごとではない。
オーケストラもすばらしい集中力を発揮し、特にホルン!には痺れた。ソロ(有馬さん)は完璧だったし(演奏終了後ひとりで立たされた時、客席のあちこちからブラヴォーがかかっていた)、セクションのハーモニーの純正さと音楽的な存在感は近年の都響の演奏の中でも稀にみるものだったのでは。
自分としては苦手だと思っていたブルックナーだけど、こういうブルックナーもある、というのは気付かなかったな。
2番、ってのがいいですね。後期のシンフォニーみたいな頑固なイメージではなく、自分はこれで行くんだ!と思いながら、本当にこれでいいんだろうか?と自問自答しつつ逡巡しているような、独特の若さというか「青さ」のようなものがあるようで。
音楽自体の中にあるそういう若さが、マエストロの芸風とシンクロするのだろう。17日の「9番」はどうなるだろうか。
こちらのインタビューによると、この『2番』というのは「12歳の子供」なんだそうだ(12歳はいくらなんでも若過ぎと思うけど)。
そういえば「12歳の子供」という言い回しは英語圏ではよく聞くような気がする。
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都民芸術フェスティバル オーケストラ・シリーズ/東京都交響楽団(東京芸術劇場)
ブラームス/ハンガリー舞曲第1番、第5番、第6番
モーツァルト/クラリネット協奏曲(Cl:三界秀実)
スメタナ/連作交響詩「我が祖国」より「ヴィシェフラード」「モルダウ」「ボヘミアの森と草原から」
指揮:ヤン=パスカル・トルトゥリエ
都響のトルトゥリエ月間も今日で終わり。相変わらず快調です。最後くらいは純粋フランス音楽を聴きたかったが。
先日の鳥づくしも素敵だったけれど、今日は都響首席奏者・三界秀実氏のモーツァルトが聴き物だった。
バセットクラリネットを使った演奏だったけれど、普通のクラリネットじゃないというよそ行きの雰囲気は皆無。たいへんに自然で、繊細。第2楽章再現部のスーパー・ピアニシモには場内息を呑んで聴き入っていた。あそこまで弱音でありながら、貧弱さは全くなく、広いホールの隅々まで音が届いていた。
三界さんはピアニシモの魔術師だ。
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この土日は、本番-打ち上げ-練習-レコーディング(その合間に恒例の藤野行き)と、消耗。
「練習と本番」カテゴリーのエントリが少ない、と先日書いたけれど、そりゃそうだ。消耗するもの。
本気で楽器を吹きまくった後は、搾りカスみたいになってしまって、呑気にパソコンに向かうようなエネルギーなんか残らないものだ。
それでも一応社会人なもので、月曜からは普通に仕事。
終わってから、都響2月定期へ(東京文化会館)。
遅刻して休憩後の「オーケストラのための協奏曲」(バルトーク)しか聴けなかったけれど、これがものすげェ面白かった。速めのテンポで煽ること煽ること、ジャズコンボのアドリブの応酬を聴くような、一瞬も耳を飽きさせないスリリングな演奏。この曲は生でもCDでもたくさん聴いたけれど、ここまで面白い演奏は初めてだ。
指揮はヤン=パスカル・トルトゥリエ。都響には何度も客演している人だが、こういう人だとは正直思わなかったな。本性を現したなフランス人め!という感じ。
前プロが聴けなかったのは残念だけど、次回11日のコンサートは間違いなく最初から聴けるので、楽しみにすることとしよう。詳細はこちら。見てのとおり「鳥づくし」の、たいへん興味深い曲目。コダーイの「くじゃく変奏曲」を生で聴く機会なんて、そうそうありそうにない。
終演後は、そのまま東京文化会館のロビーで開催された定期会員対象の謝恩パーティに参加してきた。
きっかけは何だったか忘れたけど、フルートのN口さんと意気投合していっぱい喋った。…音楽家って面白い人種だ。
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東京都交響楽団 第621回定期演奏会(東京文化会館)
芥川也寸志/弦楽のための三楽章
同 /チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート(山崎伸子Vc)
プロコフィエフ/交響曲第6番
指揮:湯浅卓雄
別宮貞雄氏プロデュースの都響1月定期第2夜。1人の日本人作曲家の作品と、作曲者が影響を受けた海外作曲家の作品を並べるという趣向。
毎年の1月定期はこの方式でシリーズ化されるようで、来年は間宮芳生(ミヨー、オネゲル)と小倉朗(バルトーク)、再来年は武満(ベリオ)に三善(デュティユー、ブーレーズ)だそうだ。いかにも別宮さんらしい選択。
演奏は前半の芥川作品が素晴らしかった。都響弦上手いなあ。1曲め「トリプティク」は実は以前、某合奏団で吹奏楽編曲版を吹いたことがあるんだけど、すっかり忘れていた。曲中にヴァイオリンやヴィオラの胴を叩く音というのが指定されていて、それだけのために舞台にギターを3台ほど持ち込んだのを覚えている。
後半はプロコフィエフ。有名な「5番」じゃなくて(芥川の交響曲第1番とプロコの5番って、笑っちゃうくらいそっくりな部分があるのだ)、6番ってところが挑戦的だ。いやーしかし難曲ですね。いつになく傷が多かったけれど、これまたいつにもなく勇猛果敢な演奏で、なんだか都響じゃないみたい。
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東京都交響楽団 第620回定期演奏会(サントリーホール)
メシアン/キリストの昇天
別宮貞雄/チェロ協奏曲『秋』(向山佳絵子Vc)
同 /交響曲第2番~オリヴィエ・メシアンに捧ぐ
メシアン/微笑み
指揮:若杉弘
今年の初サントリーホール。別宮貞雄氏(都響の協賛会員、要するに個人スポンサーのひとりでもあり、演奏会場でしょっちゅうお見かけする)プロデュースによる都響1月定期の第一夜。しかし最近メシアンづいてるな。
少々遅れて会場に到着、チラシでは演奏時間10分の「微笑み」が1曲めだったのでまあいいかと思っていたら、曲順が変わって「キリストの昇天」が始まったところで、ちょっとショック。このとびきり美しい曲を都響の金管と弦で聴くのを楽しみにしてたのに。ロビーのスピーカーからは、中で聴いたらさぞ壮麗な響きがするんだろうなという音が聞こえてくる。
休憩をはさんだ2曲は、そのメシアンに私淑した別宮氏の2作。和声とかリズムにフランスぽい感じは少しあるけれど、全体にはそこはかとなく日本調が聞こえる、たいへん親しみやすい映画音楽みたいな雰囲気だった。アルフレッド・リードの第2交響曲などの方がよほど現代音楽的な音だと思う。
御歳83歳の別宮氏、律儀に2曲とも終了後は中央通路すぐ後ろの自席から舞台上まで歩いてきて、場内の喝采を受けていた。
当日のプログラムに別宮氏自ら書いた自作とメシアンの曲目解説、および「メシアンと私」というエッセイがめちゃくちゃ面白い。メシアンが現在のような「カリスマ現代作曲家」となる前から身近で見ていた者の証言として(メシアンと愛弟子のブーレーズとの微妙な関係とか)、たいへん読み応えがある。
最後はふたたびメシアン。
やっぱり都響って巧いわ、と今更ながら実感。楽員個人の技量もさることながら、会場内に響く「音色」に対するセンスが鋭いというか。
音楽は「興味あるものでなければならず、聴いて美しくなければならず、心に触れるものでなければなりません」(byメシアン)。私も、そう思う。
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ガリー・ベルティーニ(指揮者、東京都交響楽団・前音楽監督、1927-2005)。
3月には、この人との永遠の「さよなら」もあった。
まさかこんなに早く亡くなるなんて思ってもいなかっただけに、ニュースを聞いた時は呆然としましたよ。
都響の音楽監督は辞めたものの、桂冠指揮者として引き続き客演が続くということだったので(実際、2006年の再来日は決まっていたらしい)、また聴ける日を楽しみにしていたところだった。
この人の指揮は、アクションは大きいのだが、無駄に大振りという感じは全然なく、しかも動き出しがものすごく鋭くてスピードが速かった。
あのスピードと瞬発力で、腕であれだけ大きな図形を宙に的確な形で描き出すというのは、並みの身体能力ではない(私にゃ出来ません)。音楽の深い理解という以外に、スポーツマン並みの身体訓練も必要だったはずで、亡くなってから77歳というこの人の年齢を改めて聞いて、記憶にあるその指揮姿とどうにも結び付かなくて不思議だったものだ。
世間一般的には充分「おじいさん」の年齢で、いつ亡くなられたとしても別に不思議ではなかった訳だけど。
先日遂にCD発売された、都響との最後の演奏であり、日本で最後の指揮となった、2004年5月のみなとみらいホールでのマーラー「9番」を聴いている(Fontec)。
どこが良いとか悪いとかいう単純な考え方を超えた、ある種特別な演奏で、実際に演奏会場で聴いた時もそう思ったし、今になって聴き返してみても尚更そう感じる。
実際その場に居合わせなかった人が初めてこのCDを聴いたとしても、ここにある特別な感情はおそらく伝わるのではないかと思う。
素晴らしい演奏ではあるけれど、その素晴らしさがうまく言葉にならない。
また、聴き始めると途中で止めることがどうしても出来ない、磁力のようなものが働く演奏なので、この先そう何回も聴き返すことは出来なさそうな気がしている。
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昨日に引き続き、都響定期第2夜(東京文化会館)。
ジャン・フルネのラストコンサートが、満場のスタンディング・オベイションの中、終演。
…聴き終わったら泣いちゃうんじゃないかと思っていたけど、意外とそうはならなかった。フルネさんの音楽が、虚仮おどしの感動の押し売りや安っぽいドラマ性とは最後の最後まで無縁だった、ということ。
今日も、昨日にもまして素晴らしい集中と献身に支えられた演奏だった。ホールのせいもある。改めて東京文化会館って良いホールだと実感した。2階センターで聴いた昨日のサントリーホールよりも、3階左翼席で聴いた今日の東京文化のほうがずっと克明でバランス良く綺麗な響きで聞こえた。
(音の好き嫌いはあるだろうけれど、東京文化会館を「響きが悪い」とかって言う人は、ハッキリ言って音痴だと私は思う。)
会場にテレビカメラが入っていた。1/22の教育TV「芸術劇場」で放映されるそうだ。皆さん是非ご覧になってみてください。
コンサートの最後には、楽員を代表して山本コンマスからフルネ夫妻(奥さんはオランダ放送フィルのコーラングレの名手、ミリアム・ジェイクスさん。以前の奥さんは10年以上前に先立たれ、最近再婚されたそうだ。昨日今日と1曲目の「ローマの謝肉祭」序曲で素晴らしいソロを披露された)に、花束と「都響永久定期会員証」という巨大なチケット型の感謝状が手渡された。
拍手鳴りやまず、オーケストラが全員引っ込んだ後、二度もステージに呼び返されていた。…
これで、本当に終わったんだなー、と、「ジャン・フルネ」の名前のない都響来季の公演日程表を眺めながら、感慨。
フルネさんの指揮を初めて聴いて驚嘆したのが、ちょうど20年前。当時フルネさんは72歳、既に今の私の父と同じ歳だった。もう次は聴けないかもしれない、聴ける時は聴こう、と思って、以来来日する度の「オッカケ」が始まったのだった。
まさか、その後20年も、そして本当に最後の演奏会まで聴き続けることが出来るなんて、思いもしなかった。
ジャン・フルネ。偉大なその音楽と素晴らしい人生に、感謝。
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ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491(Pf伊藤恵)
ブラームス/交響曲第2番
指揮:ジャン・フルネ
明日もあるので、簡単に。
聴く方は気を入れて-少し緊張もして臨んでいる引退公演ながら、今年1月の600回記念定期以来11ヶ月ぶりに見るフルネさんは、いたっていつも通りのフルネさんだった。まるで、来年になればまたいつも通り東京に現れそうな雰囲気も感じさせつつ。
ブラームスの2番。最後がフランス音楽でないのはちょっと残念だけど、こういう、日常の中の幸せのような雰囲気の中、のんびりと美しい響きを紡ぐ音楽というのは、フルネさんのような音楽家の最後にふさわしいのかもしれない。
演奏は素晴らしかった。都響の底力を再び見た思いだ。この指揮でこういうふうに弾くかあ。皮肉とかではなく、本当に感心した。
明日の東京文化会館、第619回定期が、本当の最後となる。
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東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズ・作曲家の肖像#58 ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番(Pf横山幸雄)
交響曲第2番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
早々に全席完売していた話題の公演。これもやはり「のだめ」効果?
最初から最後まで、アンコールもラフマニノフ(ピアニストはプレリュードop.32-12、オケは「ヴォカリーズ」)の、お腹いっぱいのコンサート。といっても、ロシア的なコテコテさよりも、ヒューマンで人生肯定的な暖かさとおおらかさ、しかしそれでも細部はとても繊細な印象、を感じるのは、やはりデプリーストさんだからか。
4日前のときとほとんど同じ席なのに、聞こえてくる弦の量感は全然違う。そう、こうでなくっちゃ!
デプリースト月間の最後を飾るにふさわしい、充実した演奏だった。
さて、来月はいよいよジャン・フルネのラストコンサートであります。
楽しみ、という言い方は違うし、こういう場合何と言ったらいいんでしょ。
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東京都交響楽団 第616回定期演奏会(東京文化会館)
武満徹/弦楽のためのレクイエム
モーツァルト/協奏交響曲K364(Vn矢部達哉、Va鈴木学)
ショスタコーヴィチ/交響曲第1番
指揮:ジェイムズ・デプリースト
都響の後期シーズン開幕の11月は、われらが常任指揮者ジェイムズ・デプリーストの月間。
後半のショスタコーヴィチが期待通りの素晴らしさ。出だしはちょっと呼吸が合わないところはあったが、控えめなテンポで精確に進んだ2楽章から先は、3楽章の灼けつくような響きからフィナーレの息を呑む盛り上がりまで、文句なしの仕上がり。「1番」ってこんなにすごい曲だったんだ。内容の凝縮ぶりは後期の長いシンフォニーに負けやしない。こんなものを音楽学校の卒業制作として作ってしまうんだから、まさしく天才だ。
前プロは少々物足りなかったかな。武満作品はデプリーストさんが振るならもっと似合いそうな曲がありそうだし、モーツァルトはオケとソリストに任せて指揮を降りてしまった。矢部さん達のモーツァルトはそれはそれで美しく、楽しかったけれども。
デプリースト氏は今般、アメリカ合衆国の文化勲章にあたるNational Medal of Artsを受賞し、10日がホワイトハウスでの授与式だったそうだ。ということは式を終えてすぐに東京に飛んで、翌11日からの練習に臨んだことになる。指揮者ってタフだなあ。少々お疲れだったのかもしれない。
来年度(2006-2007シーズン)の主催公演ラインナップも発表された。
7年ぶりのエリアフ・インバルの客演が、何といっても楽しみ。R.シュトラウス(アルプス交響曲)とショスタコ11番ですか。
全体に、マーラーと近代フランス物がほとんど見当たらないのが、都響らしからぬところだが。
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東京都交響楽団 第615回定期演奏会(サントリーホール)
ウォルトン/行進曲「宝玉と王の杖」
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲(Vn:神尾真由子)
エルガー/エニグマ変奏曲
指揮:小泉和裕
今季(2005年前半)最後の定期。
期待どおりの、なかなか良い演奏だった。ウォルトンがすっきりと(ある意味想定範囲内で)仕上がっていたのはともかく、聴く前は小泉さんのイメージとちょっと結びつきにくかった「エニグマ」が、たいへん模範的に鳴っていたのが印象的。イギリス人の演奏とは微妙に流儀が違うけれど、オーケストラのあるべきサウンドとしては実に見事なものだ。思わず楽譜を見直したくなるような新鮮な発見も多い。第7変奏のトロンボーンを完全にレガートで吹いていたり(スコアを見ると確かにスラーが書いてある)、第13変奏のティンパニのppのロールを素手で叩いて非常にいい雰囲気出してたり(スコアにはスネアドラムのスティックで叩く指示があるのだが、静かな部分なので打撃音が目立ちすぎて不自然に聞こえる場合が多いのだ)。
真由子ちゃんは8月のベルク以来か。とってもひたむきなソロで応援したくなるんだけど、まだ若いのにちょっと仕事させられ過ぎ、みたいなところもある。
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東京都交響楽団 第614回定期演奏会(東京文化会館)
指揮:ゲルハルト・ボッセ
楽しみにしていたボッセ翁のバッハ&ハイドンプロ。職場を出遅れて前半のバッハ(ブランデンブルグ6番と管弦楽組曲4番)は間に合わず、後半のハイドン(交響曲第1番&第92番『オックスフォード』)だけ聴けたが、いや、見事なものでありました。83歳だそうだが、ぜんぜん歳を感じさせない軽やかに引き締まった音楽の運びとアレグロ楽章の快活なテンポ。
「『クラシック音楽』とはこういうものだよ、キミたち!」とニコニコ顔で(決して謹厳実直でなく)言ってくれているような、そんな充実感があった。
オーケストラの編成は10型(10-8-6-4-2)。東京文化のような会場でハイドンをそれらしく鳴らそうとしたら、まあ、このくらいが妥当なのだろう。
…
さて、当ブログも開設して8ヶ月余、エントリのカテゴリー分類の中で、やはり「コンサート」という分類のものが突出して多いことがはっきりしてきたので、一番機会の多い都響のコンサートに関しては独立したカテゴリーを設定することにした。
サクソフォン関係のコンサートに関しては既に独立を果たしていたが。
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都響の秋シーズン開幕は、ベートーヴェンの肖像と題する演奏会(東京芸術劇場)。
ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番
同 /ピアノ協奏曲第1番(Pf菊池洋子)
同 /交響曲第5番「運命」
指揮:クリストフ・エーベルレ
初めて聴く若い(といっても1959年生まれ)ヨーロッパの指揮者ということで、最近流行りの理屈っぽいベートーヴェンを聴かされるのかと思ったら全然違って、伝統的なスタイルでありながら清新な気分にみちた、素晴らしいベートーヴェンだった。アンサンブルも1曲めの序曲からいつになく隅々まで手入れが行き届いていて、これは相当細かい練習を積んだのだろうと思わせる。
メインの「運命」は、迫力には少々欠けるところがあったけれど、プロフィールを見るにウィーン室内管の首席指揮者をしていたそうで、室内オーケストラの感覚が根底にあるのだろうかと思った。ともあれ、なかなかいい指揮者だ。
アンコールに、やはりベートーヴェンの「11のウィーン舞曲」WoO.17より3曲。これがまた、若き日のベートーヴェンのウィーン風情に溢れた素敵な曲・演奏だった。そういえば都響に生粋のオーストリア人指揮者が来るのは珍しい。
自分からチケットを買ってまで行こうとはなかなか思わないプログラムだけど(シリーズ・セット券の中にあったので行ったんだけど)、聴いて良かった、と思った。
…
終演後、池袋ヤマハに寄ったら、楽譜の半額割引ワゴンセールをやっていて、思わず長居。
メジャーな作曲家から武満・黛・石井真木といった邦人現代まで、曲は微妙に「売れ線」から外れたものがいろいろ揃っていて、なかなか楽しかった。マニアにはたまらんっす。
いろいろ気になるものはあったのだが、とりあえずミヨーの「ロンドンの謝肉祭」ポケットスコア(Salabert)を、税抜1350円で購入。
この曲、1管編成のオーケストラ曲なのだが、サックスが大活躍する。非常に親しみやすい、楽しい曲です。
こんな感じ(クリック拡大・部分)
普段あまり見かけないフランス物もいろいろあって、なかでもデュリュフレの「3つの舞曲」には最後まで迷わされたけれど、割引前の値段が10200円では、ちょっと見送らざるを得なかった。
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●サントリー音楽財団 サマーフェスティバル2005~20世紀のウィーン
シェーンベルク/ワルツ~弦楽オーケストラのための
ウェーベルン/カンタータ第2番op.31(1943)
同 /眼の光op.26(1935)
リスト(ウェーベルン編)/労働者の合唱(1924)
クシェネク/交響的悲歌(1946)
ベルク/ヴァイオリン協奏曲(1935)
高関健指揮 東京都交響楽団
神尾真由子(Vn)
森川栄子(Sp)、加賀清孝(Bs)、東京混声合唱団
毎年この季節恒例の、サントリー音楽財団主催の現代音楽祭。
今日は最も「普通の」曲目の日だが、それでもなかなか凝っている。
客席もかなりに濃くて、休憩時のロビーで池辺晋一郎、一柳慧、江村哲二の3人が何気なく談笑していたりとか。
音楽史的には非常に興味深い、知的好奇心のそそられるプログラムながら、普段自分が好んで聴くタイプの音楽とは全然違うので、曲そのものを堪能するまでには至らず、途中少し睡魔に襲われた。演奏はなかなか良かったが。高関さんの指揮はいつもながらの堅実なものだし、真由子ちゃんのベルク、すごくひたむきで瑞々しくて、この曲こういうやり方もあるのね、というか。
ベルクと、ウェーベルンの2曲には、宗貞センセ(A.Sax)の姿がステージに見えた。
休憩前の最後、フランツ・リストの(シューマンみたいな)オーソドックスなスタイルの合唱曲にウェーベルンが非常に祝祭的なオーケストレーションを施した曲(日本初演)が挟まれ、演奏者の側もこの時ばかりは思いきり楽しそうで、場内も大いに沸いていました。
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東京都交響楽団 創立40周年記念演奏会【第2日】(サントリーホール)
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付」
指揮:小泉和裕
佐々木典子(Sp)、寺谷千枝子(Ms)、吉田浩之(Ten)、河野克典(Br)
晋友会合唱団
今日も行ってきた。
朝早く起きて、週末恒例の藤野への父の見舞の後駆けつけたので、眠くてしょうがない。
この季節に「第九」を聴くというのは不思議な気分。
小泉さんの指揮、さすがに、オーケストラをまとめる手腕に関しては見事なものがある。破綻のない、模範的な演奏。速いところはスポーティに速く、遅い楽章は一転してロマンティックに歌い上げる、流線型の音楽。カラヤンの演奏みたいだ。
私が小さい頃から聴き慣れた「第九」は、カラヤン=ウィーン・フィルの古いLP(なぜか家にあった、1947年録音の疑似ステレオ盤)だったので、こういう演奏には思いっきり親近感を覚える。なぜ最近の指揮者はこういう演奏をしないのかな。なんだかまるで、こういう風にはしちゃいけない、と思い込んでるみたいな。
終演後のサントリーホールは、ひときわ大きな喝采に包まれた。
会場では、意外な顔見知りにも何人か逢ったり。
終演後に謝恩パーティがあった筈なのだが、私は今夜は家族の誕生日パーティのため出席しなかった。
10年に一度だから、出てみたかった気もするけど。
思い出せば、10年前の30周年記念演奏会も、今は亡きペーター・マークの指揮で「第九」だったな。

会場を出たところで、昨日の主役マエストロ・デプリーストに遭遇。
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東京都交響楽団 創立40周年記念演奏会【第1日】(サントリーホール)
ヴェルディ/レクィエム
指揮:ジェイムズ・デプリースト
中村智子(Sp)、竹本節子(Ms)、市原多朗(Ten)、福島明也(Br)
二期会合唱団
明日は早いので、簡潔に。
素敵な演奏だった。久々登場の矢部達哉コンマス率いる弦軍団の精妙な音色に、「ディエス・イレ」で大暴れする金管部隊の、重さや鈍さを排除した都響ならではのソノリテ。先日のマーラー5番の時も思ったけど、都響の金管はやっぱウマイわ。発音にストレスがないというか。
合唱はさすがプロならではのすごい迫力と安定感。ざっと数えたところ90人程(二期会コーラスとしてはかなり大編成)だったが、アマチュアコーラス300人分くらいの音量か。
ソリストは、市原さんと竹本さんがブラヴォーでした。
デプリーストの指揮ぶりは、特に弱音部分の(この曲、ちょっと聴きには派手な部分が印象的だけど、よくよく聴いてみると8割以上は静かな音楽だ)まるで日常の中にある祈りの感情のような、素朴でピュアな音楽の運びが印象的だった。
明日も楽しみ。
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モーツァルト/フルート協奏曲第1番(Fl:高木綾子)
マーラー/交響曲第5番
若杉弘指揮 東京都交響楽団
会場の所沢ミューズホールといえば、須川さんのクレストンのコンチェルトと「シェエラザード」を聴いた(ライブCDにもなっている)東京佼成woの演奏会がすごく印象に残っているんだけど、もう10年以上も前なんですね。
今日は都響得意のマーラー、かつ私自身は一度も生で聴く機会のなかった若杉のマーラーということで、少々遠いが足を伸ばしてみた。
最寄り駅の航空公園(西武新宿線)駅前には、YS-11の実物が。
昔見た、羽田空港に発着していたYS-11は、周りの大型ジェット機たちの間では圧倒的にかわいらしかったけれど、近くで見ると意外と大きい。
開演。1曲めは高木綾子のモーツァルト。オケは弦が8-6-4-4-2という小編成。なかなかよございました。つうか、高木さんって結構素晴らしいプレイヤーだったのね、と初めて知った。日本コロムビア専属の美人演奏家ということで、今までまともに聴く気が起こらなかったのだが、この人は本物の「音楽家」だ。
プロフィールをよくよく読んでみたら、管打楽器コンクール第1位、日本音楽コンクール第1位なんて、並の演奏家のキャリアではない。己の不明を恥じました。
「美人」かどうかはまあ、人それぞれの好みもあろうと思うが、ワタシ個人としてはこういう顔の女の人はちょいと苦手。でも笑った顔はかわいいです。
休憩後のマーラー5番。冒頭、首席奏者高橋敦氏のトランペットが見事に決まり、一気にマーラーの世界に引き込まれる。そう、こうでなくちゃ!
都響のマーラーは、過去10年間でインバルとベルティーニによる交響曲全曲サイクルを二度も聴いているけれど、改めて聴くとやはり、こなれ方というか、響きの作り方への確信のようなものが格別だ。
スコアに指示されている「木管のベルアップ」なんかも、ここまでやってくれるオケはなかなかないだろうと思う。視覚的にも、見物だった。
今日は、若杉さんの説明過多でテンポがいまいち安定しない振り方が少々気になったけれど(^^;、遠くまで聴きに来た価値はあった。
第4楽章、美しいアダージェットの真っ最中、かなり大きな地震(震度4~5だったらしい)。演奏は特に中断することなく続行。
フィナーレ(第5楽章)で何か緊張感が途切れたような気がしたのは、地震のせいかそれとも別の要因か。
終演後、西武新宿線で高田馬場に戻ると、JR全線運転stopとの掲示。ありゃりゃ。西武線は何事も無かったように動いているというのに。
地下鉄も止まっているようなので、そのまま新宿に出て、タワレコで少々時間を潰すも(収穫は無し)、運転再開の気配もないので、かろうじて動いていた都営大江戸線経由で帰宅。演奏会が終わったのは5時なのに、家に帰り着いたのは9時半でした。
JR、復旧に時間かかり過ぎ。根性足りねーぞ。
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東京都交響楽団 第611回定期演奏会(東京文化会館)
原田節/薄暮、光たゆたふ時~オンドマルトノとオーケストラのための
メシアン/トゥランガリラ交響曲
ピアノ:野平一郎、オンドマルトノ:原田節
指揮:井上道義
いやはや、ものすごい演奏会だった。曲もものすごいし。
東京文化で聴く「トゥランガリラ」は、音のリアリティというか、こちら目がけてまともにぶつかってくる響きの威力に圧倒される(さすがに、あまりに長い曲なので途中ちょっと意識を失ったが)。
「がぁーーごぉーーげぇーー、ぱららららら、ひょい~~~ん、きゃこきゃこきゃこきゃこきゃこきゃこ」なんていう感じの音がさっきから頭の中をぐるぐる回っています。
「トゥランガリラ」とは、愛の歌というような意味なんだそうだが、このウルトラ兄弟勢揃いみたいな極彩色の音楽が表現する愛とは、どんな愛なんだろう。誰かが書いていたが(出典を思い出せないのだが)、地球人を救うためにやってきたウルトラマンが、怪獣と戦って地球人の住む家やビルを踏みつぶしてしまうような、超越的な愛、とでも言うのか。
演奏も、これだけエキストラを大量投入した巨大編成ながら、随所で聞こえてくる艶やかで色彩的な音色や、自発的で正確なリズムなど、日頃都響というオケで聴ける長所をちゃんと残していて、感心。
ステージ上の並び方が変わっていて、舞台平面の左手に大量の打楽器群、右手に管楽器群、真ん中に左からVn1、Vn2、Va、ひな壇の1段めと2段めにチェロ、一番上にコントラバスが横1列(10人!)。各群の音色が明確に対比されていて、なるほどと思った。
原田さんのオーケストラ作品というのは初めて聴いたのだが、題名からの印象のとおりの不定形な音楽ながら、オーケストラから出てくる音色のイメージが明瞭に把握されていて、ちょっと驚いた。オンド奏者としては勿論ずっと前から名前を知っていたけれど、ここまでちゃんとした作曲ができる人だとは失礼ながら初めて知った。
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東京都交響楽団 第610回定期演奏会(サントリーホール)
董立強(ドン リーチャン)/ディスタンス
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番(ピアノ:コルネリア・ヘルマン)
プロコフィエフ/古典交響曲(交響曲第1番)
チャイコフスキー/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
指揮:李心草(リー シンサオ)
1971年生まれの中国の若手指揮者、李心草の初客演。遠目にはのび太くん風のトッチャン坊やで、高関健のドラえもんとコンビが組めると思う(^^;。それはいいとして。
1曲めはノーコメント。いかにも、って感じの現代音楽。
ピアノのコルネリア・へルマン、ザルツブルグ生まれだそうだがあきらかに東洋系の顔立ちで、写真より実物の方がずっと美人です。モーツァルトにふさわしい優しいタッチと美音だったけれど、しかしよく眠れたわ(^^;
今日一番の聴き物は、休憩後の「古典」だった。先日オルフェウス室内管の物凄い演奏を聴いたばかりだったので分が悪いかなと思っていたが、われらが都響もどうしてなかなかのもの。1、2楽章はさすがにオルフェウスとは違って、16型の大編成による堂々としたスタイルだったけれど、フィナーレの鮮やかさなんか負けてはいない。
最後は「フランチェスカ・ダ・リミニ」。生では初めて聴く曲だ。熱演ではあったが、何を言いたいのかいまひとつよく分からないまま終わってしまったような。部分的にはとてもいい響きが聞こえるんだけど。曲のせいかな。正直なところブルックナーにかぶれたチャイコフスキーみたいな曲で、あまり私の好きなタイプではない。
いろいろ言ったけれど、それでもやはりオーケストラを聴くのは楽しい。吹奏楽やサクソフォンを聴くのと、脳の反応する部分が違うような気がする。
逆に、吹奏楽やサクソフォンで、オーケストラを聴くときの反応を感じるような、そんな演奏を聴きたいものだと思う。
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都響・東京芸術劇場シリーズ「作曲家の肖像」
Vol.56 サミュエル・バーバー
オーケストラのためのエッセイ第2番
弦楽のためのアダージョ
ヴァイオリン協奏曲(Vn:渡辺玲子)
ノックスヴィル、1915年夏(Sp:野田ヒロ子)
交響曲第1番
ジェイムズ・デプリースト指揮 東京都交響楽団
いい演奏会だった。
こういう清々しい気分のなか終わった演奏会というのは久しぶりかもしれない。何の悩みもなく過ごしていた子供時代の、楽しくまた輝かしい休みの1日の終わり、みたいな。
バーバーの音楽をまとめて聴く機会なんて普段はまず無いけれど、いざこうやって聴いてみると、バーバーという人が音楽にこめた、憧れとか癒しとかノスタルジーという感情がとってもよく判る。勿論演奏も素晴らしかった。特に、ヴァイオリン渡辺さん、見事なオーボエソロを吹いた本間さん、そして都響弦軍団、何よりもマエストロ・デプリースト、Bravo!
お客さんも意外とよく入っていて、めでたし。アンコールに、歌劇「ヴァネッサ」間奏曲。
それにしても今日のような日は、普段、自分が音楽を聴いた後に、いかに言わずもがなのことばかり喋っているかということに思い至って(私ばかりじゃないんですけどね。ネット上を探ってみると、そういう方、いっぱいいらっしゃいますが)、ちょっと反省することだった。
私も、聴く人にこういう音楽を分けてあげられたら本望だな、と、アマチュア音楽家の端くれとして思う。
…
思い出したので、追記。
バーバーの音楽のノスタルジックな感じということでは、私自身も以前、こんな文章を書いていました。
→今年の1月14日のエントリー
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ここのところずっと忙しかったが、やっと少し早く帰れた。都響第608回定期を聴くため東京文化会館へ急ぐ。
東京文化、サントリーと2日続く5月の定期公演の初日、新常任指揮者ジェイムズ・デプリーストの就任披露演奏会。
曲はマーラー「復活」。
広いステージを一杯に埋めつくしたオーケストラと合唱(晋友会)、客入りも良く、都響の新時代の始まりにふさわしい演奏会となった。
若い頃の小児麻痺の後遺症で、電動車椅子に乗ってステージに現れるマエストロ・デプリースト(思わず「サンダーバード、」という連想)。巨体を黒いガウンのような衣装で包んだ姿は、棒を振るボブ・サップという印象だけど(^^;、必要最低限の動きしかない簡潔な指揮ぶりから流れ出るその音楽は実に泰然として、自在だ。そうしようと思えば幾らでもドラマチックに演出できる曲なのに(実際そういう演奏も聴いたことがあるけど)、決してそうはしない。遅い部分の、各駅停車の旅のようなゆったりとした進行に身を任せながら、いつの間にか、曲自体の持つ巨大で崇高な世界へと惹き込まれてゆく。演奏している、というより、音楽を「解き放っている」、という言葉がふさわしい印象。指揮者というより、この特別な場を統べる司祭、のような雰囲気を漂わす。
終わってみれば何か目頭の熱くなるような、感動的な音楽に触れた、という実感が残った。
都響というオーケストラも、ここ1年くらいは困難な時期が続いているだろうに、ものともせずに良い音を出していると思う。今日だって(トランペットのトップはエキストラで残念だったけれど)、特に弦なんかは、ここぞという場でああいう音色でパッと揃って弾いてくるんだもの。いや~、痺れちゃいます。
2階席のサイドに、修学旅行か何かの団体のような高校生らしき集団(見たところ100人近く)が座っていて、演奏中騒ぎやしないかとちょっと心配だったが、全然そんなことはなく、長い曲の間も集中して聴いていたようだ。
若い彼らにとって、今日の演奏会が音楽とのよい出会いでありますように。…
終演後は定期会員対象のパーティがあったようなのだが、私はもともと明日のサントリーを聴く筈だったので申し込んでおらず、真っ直ぐ帰った。というか、こういう音楽を聴いた日は終わった後あまり人と話したくない、というのはある。
…
今日の演奏会場で知ったニュースだが、ジャン・フルネがとうとう現役を引退するそうだ。
…老いというものは誰しも避けがたいもので、致し方ないという感はある。
引退公演となる12月の二夜の都響定期は、絶対聴き逃せないぞ。
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都響の2005シーズン定期の開幕は、飯守泰次郎指揮によるワーグナー「ニーベルングの指環」ハイライトでした(サントリーホール)。
「ラインの黄金」~序奏、ラインの乙女たちと指環強奪
「ワルキューレ」~ワルキューレの騎行、ヴォータンの告別と魔の炎の音楽
「ジークフリート」~愛の二重唱(フィナーレ)
「神々の黄昏」~夜明けとジークフリートのラインの旅、ジークフリートの葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲
ワグネル・マスター飯守の熱演に、ブリュンヒルデ緑川まり、ジークフリート成田勝美、ヴォータン長谷川顯、アルベリヒ島村武男と、飯守ワーグナーではおなじみのソリストの豪華顔ぶれ。最近珍しく全席完売の客席の華やぎも、シーズン開幕にふさわしい。
今日は声楽陣は皆調子が良かったようだが、こう並ぶとやはり、緑川さんの声というか実力が頭一つ図抜けている、という印象。オーケストラも、音はまあ都響なのでちょいと軽いけれど、ある意味模範的なそれらしさだった。
しかし飯守さんって、こんなに細かく丁寧に振る人だったっけ?ちょっとイメージと違ったような。
さすが「指環」、ハイライトでも終演が9時20分近い長丁場だった。
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都響のBシリーズ定期を聴く。今季最後の定期公演(サントリーホール)。
バルトーク/ルーマニア民俗舞曲
コダーイ/組曲『ハーリ・ヤーノシュ』
バルトーク/歌劇『青ひげ公の城』(演奏会形式)
ユディット:緑川まり(Sp)、青ひげ公:多田羅迪夫(Br)
指揮:スティーヴン・スローン
前半は普通に良い演奏だったが、圧巻はやはり後半の『青ひげ公の城』だった。
『青ひげ公』全曲をちゃんと聴くのは、思い出してみるとそれこそ、大学生の頃にシルヴィア・シャシュのユディットを教育TVか何かで観て以来(20年ぶり以上)。大変面白かった。
舞台の横の席だったので声は聴きとりづらかったが、それよりオーケストラの音色が、7つの扉それぞれが開く毎にまるで照明が転換するように変わるのを、息を呑んで聴いた。…ベルティーニが振った時のフランス物の、濃密なる色彩感を思い出した。ここがやっぱり、ベルティーニの薫陶の賜というか、都響というオーケストラの強みだな。東京の他のプロオケでも、もっと鳴るオケとか、パートによってはもっと巧いオケとかもあるけれど、音色の流動体としての色彩感をこれだけ出して来れるというのは、さすがだ。
終演後の大きな拍手と歓声の中、年度末ということで、定年退職される3人の楽員さんに花束(クマのぬいぐるみというのもあった)が贈られた。ティンパニの定成さんも、前回のAシリーズ(24日)で終わりかと思っていたら(前回出番ということで、今回はもう一方の首席の方がティンパニ叩くものだとばかり思っていたら)、『青ひげ公』はティンパニを2セット使ったんですね~これが。2階席の通路には「定成誠一郎万歳!」という横断幕まで飛び出した(^^)。
指揮者も3人のところを順繰りに回り、ひときわ大きな拍手。
勤め上げた仕事の最後を、こんなふうにたくさんの人に祝福されて終われるとは、オケマンってなんて素晴らしい職業だろうか、って思う。
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都響のAシリーズ定期を聴きに、東京文化会館へ。
たまにこのくらいの時間に会社を出ると、駅や電車が混んでるんでびっくりする。世の中にはこんなに定時で帰れる人がいるんだ(^^;。
マーラー/交響曲第5番より アダージェット
ウォルトン/ヴィオラ協奏曲(Vaタベア・ツインマーマン)
ベートーヴェン・交響曲第7番
指揮:スティーヴン・スローン
1曲めは音楽監督ベルティーニ追悼のため、ブリテンの4つの海の間奏曲から変更となった。とくに黙祷とかはなく、拍手ありの普通の進行。
本日の白眉は2曲めのウォルトンだった。カッコイイ曲だ。テンポの速い2楽章なんかまるでフィリップ・スパークみたいで、鮮やかなことこの上ない。弦楽器のコンチェルトというイメージとはちょいと違う。ソリストのツィマーマンも見事だった。まるでアンプ内蔵みたいに音がでかい上に、技巧もすごい。演奏中のアクションもかなり大きいけど、音程やフレージングが一切ブレないのはさすが。身体をくねくね動かして腰の座らない演奏をする、下手糞な音大生とかアンコン等で時々見かける自己陶酔系アマチュアプレイヤー共に見せてやりたいものだ。アンコールの1曲めの超絶技巧ナンバーの曲名を見忘れた。何だったのかな?
メインプロはベートーヴェンの7番。これぞシンフォニーオーケストラの本道、という充実した演奏だったが、スタイルは最近の若い指揮者としては拍子抜けするほどオーソドックスだったような。2楽章のオブリガートの装飾音符を前に出して弾かせるところは師匠ベルティーニと同じだったが。
今日は札響に移籍する首席トランペット福田さんの最後の出番だったようで、解散後コンマスの矢部さんはじめ皆が舞台の後ろに駆け寄って握手を求めていたのが印象的だった。ティンパニ定成さん(こちらは3月末で定年)も今日が最後だったのかな。前の得意先の課長さんでソックリな人がいて、親近感を持っていたのだが(^^;。
お二人とも、まさに都響の「顔」だった。お疲れさまです。
…
家に帰ったら、7月のモーツァルト・オーケストラ静岡のチケットが届いていた。
ソリストにオリヴィエ・シャルリエという超大物を招き、ラドミローの交響詩にデュティユーの新作の日本初演、ラヴェルのヴァイオリンソナタ管弦楽版の再演という、例のごとくぶっ飛んだプログラム。
今年も行きまっせ。いや~楽しみだ。
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午前中は来客。相方の家族(妹2人と父)が嵐のようにやって来て去って行った。
午後は、奇しくも最初からの予定なのだが、都響の「作曲家の肖像~ショスタコーヴィチ」と題する演奏会を聴きに、東京芸術劇場へ向かう。
会場入口には、音楽監督ベルティーニ死去とそれに伴う本日の曲目変更のお知らせが掲示されていた。1曲めの『モスクワ=チェリョムーシキ』がカットとのこと(チケット代を半額返金するそうで、事務大変だろうな~)。
この『モスクワ=チェリョムーシキ』という曲、家にCDがあるのだが実になんともおチャラケた曲で、ふさわしくないという判断だったのだろう。今日の指揮者のスティーヴン・スローンという人はベルティーニの弟子だったんだそうで、心境は察するに余りあるというものだ。
ということで、「交響曲第8番」1曲の非常にシンプルなプログラムとなった。
こういう状況下で聴くショスタコの8番。ショスタコーヴィチの『戦争レクイエム』、とでも呼びたいような曲だ。なんとも恐ろしいまでに心に食い込んでくる音楽であることよ。
演奏も、客席をも巻き込んだたいへんな緊張感にみちたものだった。謎めいたフィナーレが静かに終わった後、指揮者が手を高く挙げたまま過ぎた十数秒の沈黙。…ベルティーニの最後のコンサート、マーラー9番のフィナーレを思い出した。あの時もこうだったな。目の前の舞台が、昨年5月に見た時間の止まったような風景と二重写しになって見えた。…
家に帰ってからは、本家サイト関連の作業を少し。あとは明日の本番のための譜面の見直し、など。
さて、はやいとこフォーレの描く子供の世界への頭の切換えをしなければ。…厳しいなあ。
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風邪をひいた。月曜日、仕事中になんかおかしくなってきて、身体中がだるく食欲も全く無くなり、やっとのことで帰宅、昨日は何も食べず1日寝ていた。下痢はせず(ノロウイルスではない)、高熱というわけでもなく(37℃台後半。インフルエンザでもない。平熱35℃の自分にはシンドイが)、もしかしたら単にたまった疲れが一気に出ただけかもしれない。
病み上がりだが、無理やり都響の定期には行った(サントリーホール)。
ベートーヴェン/大フーガ
同 /ピアノ協奏曲第2番(Pf児玉麻里)
シベリウス/交響曲第2番
指揮:ヨゼフ・スウェンセン
珍しくP席(ステージの後ろ)だったので、まるで自分が演奏に参加しているような臨場感で、興奮した。目の前真っ正面で指揮者が棒振ってるし、金管が吹き鳴らすとホール中からやまびこが返ってくるし、木管列のふわっと溶け合うサウンドなんか、普通の席ではまず味わえないような美しさだし。という訳で、演奏が客観的にどうだったのかはよく分からないのだが、終演後のカーテンコールでのオケメンバーの指揮者に対する拍手はかなり本気入っていたようなので、きっと良い演奏だったのだろう。
私が寝込んでいる間にも、3/20の本番のための練習計画をめぐってメールが乱れ飛んでいた模様。
本選出場は名誉な事態ではあるけれど、メンバーの要・とめ氏が3月上旬まで収監されたまま出て来れない現状では、そうそういつまでも喜んでばかりもいられない。今回もまた、厳しい戦いを強いられそうです。
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今日も一昨日の続きの「やってらンね~」的仕事にかかりきりで、自分の本来の仕事が全然出来ていない。しょうがない、明日は楽しい休日出勤(^^;、ということにして、さっさと終わらせて池袋へ。
都響の都民芸術フェスティバル公演(東京芸術劇場)。
グリンカ/『ルスランとリュドミラ』序曲
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(Pf小川典子)
ハチャトゥリアン/『ガイーヌ』より剣の舞、子守歌、ばらの乙女たちの踊り、レスギンカ
ボロディン/中央アジアの草原にて
チャイコフスキー/大序曲『1812年』
指揮:小泉和裕
とまあ、完全なロシア名曲コンサートで、全席完売の盛況。
楽しかった。こういう曲をやらせるとさすが小泉さん、オーケストラはこうやってまとめるものです、という模範回答みたいな演奏だった。ストレート過ぎて面白みが少ない、というゼータクな不満も。
小川典子さんの実力にも改めて驚嘆。今日は3階席だったのでほとんど真上から見ていたが、手がでかいのね、この人。音量もでかいけど、余裕があって全然うるさくない。ラフマニノフにはぴったり。
休憩後の3曲は、指揮者は袖に引っ込まず、全部通しで演奏(「剣の舞」1曲に宗貞センセが登場)。
『1812年』は特にPAとかは使わず、大砲は普通の(別置の)大太鼓だった。すりこぎみたいな木製の特製バチを2本両手で持って、微妙にずらして「ドドン、」と叩き込んでいた。これが意外と大砲っぽく聞こえて、ちょっと感心。
場内はたいへん盛り上がった。アンコールに『くるみ割り人形』のトレパーク。
しかし今年は年明けから都響ばかり聴いてるな。都響は定期会員だったりいろいろシリーズ会員だったり、ただでさえ聴く機会多いんだけど。というか他のオーケストラまで聴く余裕無さすぎ。
それでも明後日(もう明日だが)は今年初のN響に行く予定で、来週はシティフィルどうしようか考慮中(チケットは持ってるのだが、芸大Saxと同じ日なのだ)、再来週は新日本フィル聴く予定。
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土曜日。
恒例の用事(木更津にいる父の見舞い)を大急ぎで済ませて、午後2時の開演に間に合うよう都響のプロムナードコンサート(サントリーホール)へ。
ブリテン/マチネ・ミュジカルop.24
ブロッホ/ヘブライ狂詩曲『シェロモ』(Vc古川展生)
ヴェルディ/『シチリア島の夕べの祈り』序曲
レスピーギ/ローマの松
指揮:下野竜也
若い才能を見出すことは常にエキサイティングな経験だけど、今日はまさにそれだった。下野竜也(今年36歳)。まさしく、只者ではない。
以前日本フィルで聴いてる筈だし、Naxosの大栗裕作品集のCDも勿論持っているけれど、こういう力を持っている人だとは気付かなかった。
どこまでも明快、よく歌い、情熱的で、しかし自然なそのありよう。余分なことを一切せず、ニコニコしながら、しかも音楽のために必要なことをすべて実現させてしまう。初めて聴く(に近い)前半2曲も、よく知っている後半も、感心のしっ放しだった。『シチリア島…』はこれほどの真実性を帯びた響きは久々に聴いたって印象だし、何かというと演奏される『ローマの松』にしても、この曲がこのホールでここまで輝かしく壮麗に鳴ったことはあまりないのではないか?
アンコールにプッチーニ『菊』(弦楽合奏)。またセンスのいい選曲だ。
都響のプロムナード・シリーズは毎回結構満員になるのだが、今日はなぜか5~6割程度の入り。ちょっとひねった曲目の故か、若い指揮者の知名度の無さか、それとも何か他の演奏会に流れたのか。たしかにこの人、ちっちゃな身体にワルガキって感じの顔(^^;で、ミーハーな人気というのは出そうにはないが。しかし勿体ない話だ。こんなすごい演奏、滅多に聴けないのに。
終演は4時。まだまだ日も高いので、パティスリーキハチ・アークヒルズ店に入る。意外とすいていて、ゆったりと寛いだ。
(ちょっと寒いけど)よい天気の週末、いい音のホールで素晴らしい演奏を楽しんだあと、お洒落なカフェで、美味しい紅茶とケーキ。良いもんですなぁ。
ちなみに私、音楽以外の趣味は?と訊かれたら、ちょっと考えて「ケーキの食べ歩き、」と答えるような甘党ですが、体重と体格は中学3年の時から30年近く、ほとんど変わっておりません。よく「ズルイ、」と言われます。(^^;
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土曜日の昼は、都響の三宅島支援コンサート(東京芸術劇場)に行ってきた。
チャリティコンサートということで、ロビーには三宅島の噴火前の写真パネルがずらっと展示してあったり、三宅島の火山灰で色付けしたというガラス器(美しい青色の色が付く)を即売していたり(大盛況だった)、いつもとはちょっと違う雰囲気。
第1部
チェロ・アンサンブル
クレンゲル/讃歌
ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ第5番(Sp山本真由美)
金管アンサンブル
J.S.バッハ/管弦楽組曲よりブーレ、アリア、バディネリ
ワーグナー/歌劇『ローエングリン』より 第3幕第3場「行進曲」
第2部(オーケストラ)
ビゼー/『アルルの女』第2組曲
ラヴェル/ボレロ(以上 指揮:小泉和裕)
もともとフルネが出演ということでチケットを取ったんだけど、承知のごとくキャンセルとなり、代役に小泉さん。ちょっと(ちょっとどころでなく)がっかりしたけど、まあ仕方ない。フルネさん、大事をとって今日も静養しているそうだが、とりあえず普通のレベルまでは回復しているらしく、ホッとする。
演奏会はそれでも、第1部のアンサンブル演奏が非常に聴き応えがあり、予想外に楽しめた。都響の9人のチェリスト総出演によるクレンゲル『讃歌』が、たいへん美しく感動的な音楽で、Saxアンサンブルでやってみたくなった。10人編成の金管(Tp4+Hn2+Trb3+Tub)にオルガンも加わったワーグナーも、非常にそれらしく演奏も気合が入っていて、爽快な気分。
第2部。
小泉さんの指揮は、勿論フルネとは流儀が全然違うけれど、オーケストラの持てる力をストレートに解放させるという点でなかなか聴くべきものがあると思った。「ファランドール」の最後なんか、都響じゃないみたいにパワフルだったし。
結果的には結構満足して家路につく。
ちなみに、ボレロのS.Saxは大森さん、T.Sax(&ビゼーのA.Sax)は宗貞さん。黄金コンビだ。
今日は新着CDもあるんだけど、それはまた日を改めて、ということで。
さて、明日はなめ練。これからちょいと仕事しないと。
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> 1月26日当楽団第601回定期演奏会(サントリーホール)に出演を予定しておりました指揮者ジャン・フルネは、過労による高血圧のため、25日夕刻、医師より安静を要するとの診断を受け、出演が不可能となりました。
エ~ッ、という訳で、本日の都響定期、指揮者無しとなった。
とりあえずある程度練習は出来ていたので、ここでヘンな代役を立てるより、フルネさんの音楽を大事にして自力で臨もう、ということらしい。
曲目は『フェードル』序曲が取りやめとなり、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番(Pf伊藤恵)、デュカス/交響曲、の2曲。
で、感想なんだけど…
私とて楽器吹きの端くれ、指揮者なしの演奏が(特にデュカスほどの大きな、しかもあまり演奏したことのない曲の場合)どれほどの困難を伴うか、少しは分かっているつもりだ。
しかし、今夜は、「完璧」だった。
それ以上にしかも、聞こえてくるのは1から10まで、フルネの音楽だった。滞る寸前の微妙なテンポで澱みなく流れていくところといい、楽器の数が重なる毎に逆に透明感を増すかのような音色の作りといい、ちょっとした繋ぎのワンフレーズに至るまで、月並みな言い方だがまさに「フルネが乗り移った」かのように流れる。
すごい。これこそプロの技だ。
こういうことを可能とするのが、プロというものなのだ。ショックに近い感動。脱帽です。
ステージの中心には、主のいない指揮台。
終演後のオーケストラには、いつにない熱い拍手が贈られた。
このデュカスの『交響曲』、私の大好きな曲で、書きたいことは多い。
でも、今日のところはとりあえずいいか、って感じ。(なんだかもう細かいことはどうでもいい)
とりあえずフルネさん、早く回復して欲しいです。
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仕事を早めに退けて、明後日の本番に備えてリードを買おうと思ったのだが、どうやら今、バンドレンの青箱テナーの3半がどこの店でも払底しているらしいことが判った。仕方ないので以前使っていた3番を買う。まあ、現在リードケースに入っているリードだけでも間に合わないことはない、が。
アルトでは3番を使っているので、本当はテナーでも3番が吹けるよう奏法の調整をしなければいけないのかもしれない…
東京都交響楽団第600回記念定期演奏会を聴く(東京文化会館)。
ロビーには昔の定期公演のポスターやチラシなども掲示され、祝祭定期らしく賑やかだ。
R.シュトラウス/家庭交響曲(指揮:小泉和裕)
P.デュカス/『ペリ』より ファンファーレ
同 /魔法使いの弟子
M.ラヴェル/『ダフニスとクロエ』第2組曲(以上 指揮:ジャン・フルネ)
前半と後半で2人の指揮者が登場したが、オーケストラの音が全く違うもので、正直驚いた。指揮者によって音色が変わるのはしょっちゅう経験するところだが、こうまではっきりと違いが分かるというのは、一種痛快でもある。
小泉さんの、上下左右1.5mの空間をフルに使ったダイナミックな指揮ぶりから出てくる明快きわまりない音も勿論良いのだが、都響はやはり、フルネさんの指揮が一番だ。
『ダフニスとクロエ』の「夜明け」の響き。古代の人間にとって、夜の闇というのは恐ろしいものだったろう。単に音による情景描写という以上に、その恐ろしい闇を消し去ってくれる「日の出」というものへの、崇高な感謝をそこに聴く。「無言劇」の素晴らしいフルートソロを経て、91歳というその年齢が信じられない力に満ちた「全員の踊り」へ。
コンマスの矢部達哉さんが言ったように「もはや指揮をするというのではなく、作曲者のメッセージを伝えるために、ただそこにいる」、という、超越したそのあり方。すごい。本当にすごい。
終演後はロビーでそのまま、定期600回記念の謝恩パーティが開かれ、会費1000円で誰でも参加可ということで、出席してきた。
ウワサのメトロポップ・Jazzオーケストラ(都響団員によるビッグバンド。サックス担当は、オーボエ、クラ、ファゴットの団員さん)を初めて聴くことが出来た。
A列車で行こう、煙が目にしみる、ブラジル、ムーンライト・セレナーデ。盛り上がった。

…
さあて、明日は私もテナーサックス担いで、益子(アンコン東関東大会の前泊地)に向けて出発です。
プチ演奏旅行。ビータ、って奴ですね。
頑張ろ。
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さて早速。
昨日1/3は、東京文化会館のニューイヤー・ガラコンサートに行ってきた。今年のコンサート通い第1号。
第1部:オーケストラ演奏
サティ/バレエ音楽「パラード」
ショスタコーヴィチ/ジャズ組曲第1番
第2部:バレエ
ストラヴィンスキー/春の祭典
ラヴェル/ボレロ
井上道義指揮 東京都交響楽団
東京バレエ団
振付:モーリス・ベジャール
超満員、ひとつも空いている席がない盛況に、豪華きわまりない出し物。
35分の休憩時間には、舞台転換の様子もエンターテインメントとして見せてしまうというサービスぶり(反響板がステージ床下に収納される様子というのを初めて見た)。ロビーでは獅子舞や大道芸が披露され、お正月気分いっぱい。
バレエを大きな会場でちゃんと観るのは実は初めてなのだが、いや~この音楽でこういうふうに踊るのかぁ、と新鮮な驚き。東京バレエ団、評判に違わない素晴らしい舞台でした。特に女性ダンサー達の訓練の行き届いていること、この上なし。
新年の幕開けにふさわしい、豪勢でおめでたいひとときでした。
ボレロとショスタコのsaxには新井さん(T)、福本信太郎氏(S)が乗っていた。ショスタコでは「おお~っ、信太郎と矢部さん(矢部達哉=都響ソロコンサートマスター)がデュオやってるぅ~!」と、ミーハー気分で見入ってしまいました。
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