今日は夏至。
いまいち天気はよろしくないが。
1年に一度しかない夏至、ということで、本日は我が家の「真夏の夜の夢」(原題のmidsummerは、ご存じの方には常識でしょうが、「真夏」ではなく「夏至」のこと)のCDお蔵出し、という、何も考えなくても出来るお気楽企画にてお送りします。
折に触れて書いているように、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」は私の偏愛する曲なので、両手の指でも足りない程度のCDをこれまで聴いてきたけれど、手元に残っているのは以下のようなものとなった。

シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団(Decca)
「間奏曲」を含む組曲版。
この曲の良さを知るきっかけになった演奏。いろいろなCDを聴いても、結局これに戻ってくる。
少々フランス趣味に傾き過ぎな気配はあるけれど、スマートでカッコ良くて鮮やかであることにかけては、比類がない。
「真夏の夜の夢」は私たちのアンサンブルでも今年演奏することになっているけれど、メンバーに配る参考音源集のCDにはこの演奏を入れた。

ジョン・ネルソン指揮 パリ室内管弦楽団、ほか(Virgin Classics)
最近のお気に入りはこれ。The Oxford and Cambridge Shakespeare Companyの俳優たちによる語り(英語)入りという、珍しい盤。
刷り込みがデュトワだからか、自然とフランス趣味な音色と演奏にシンパシーを感じることになるようだ。
少しピリオド的なアプローチも感じる。

ギュンター・ヘルビッヒ指揮 シュターツカペレ・ベルリン、ほか(Deutsche Schallplatten)
純朴ドイツ系だったら、やはりこれでしょう。ドレスデンと並ぶ旧東ドイツのオペラ・オーケストラの雄。
といっても、重々しくてもっさりした音を予想していると、見事に裏切られる。ある意味とても明るく、シンプルな音が素敵。
最近リマスター盤も出たようだ。

ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団、ほか(BMG)
アメリカン・ゴージャスを代表して、こちらの全曲盤。
ちょっと嘘臭いまでに豪華なサウンドだけれど、それが軽薄さに結び付かないのはやはりオーマンディ氏の人徳か。
これに慣れてしまうと普通の演奏はショボくて聴けなくなるかも(^^;

ペーター・マーク指揮 東京都交響楽団、ほか(DENON)
メンデルスゾーンのスペシャリストだった、今は亡き名匠ペーター・マークと、われらが都響による1984年の録音。
この機会に数年ぶりに聴き返してみて、すごく良い演奏であることに改めてびっくりした。オーケストラのトータルな響きの練度は一歩譲るけれど、指揮者の意図を実によく汲んだ、一体感にみちた音を出していると思った。
テンポはぶっ速いけれど、驚くほど見事について行っている。ただし、あちこちに大胆なアゴーギグの変化が仕掛けてあって、聴いてて椅子から転げ落ちそうになるが(^^;。