【紀尾井ホール室内管（9月15日）】

9月15日（月・祝）
紀尾井ホール室内管弦楽団 第144回定期
東京オペラシティ

ウェーバー/「オベロン」序曲
コルンゴルト/左手のためのピアノ協奏曲嬰ハ調
　阪田知樹（piano）
メンデルスゾーン/劇音楽「真夏の夜の夢」
　三宅理恵、山下裕賀（soprano）TOKYO FM少年合唱団
指揮：阪哲朗

紀尾井だけどオペラシティ。（紀尾井ホールは長期改修に入ったのだ）
紀尾井を聴いたのは久々だけれど、随分とメンバーが入れ替わったなあ。しかし相変わらず精緻極まりない演奏。

阪さんが「真夏の夜の夢」全曲をやるというのは絶対に聴き逃せないと思ったし実際本当に素敵だった。あちら（ヨーロッパ）の空気をそのままオペラシティに持ってきたみたいなあの流儀。怖いような「夜想曲」に底知れない何かのある「間奏曲」。少年合唱（女の子がいない）を使ったのも見識。合唱の男の子たちの、舞台上での微妙な落ち着きのなさ(笑)が子どもらしくてちょっと楽しい。
冒頭の「オベロン」序曲って、私わりと最近どこかで吹いたような気がするのだが、気のせいかなw
コルンゴルトは初耳。阪田さんらしい選曲で、演奏はもちろん見事だったが、音楽としては少しとりとめのないところもあった。