【RVW9番を初めて聴く(10月24日)】
10月24日(木)
東京都交響楽団 第1010回定期(Bシリーズ)
サントリーホール
エルガー/序曲「南国にて(アラッシオ)」
フィンジ/クラリネット協奏曲
アンネリエン・ファン・ヴァウヴェ(clarinet)
ヴォーン・ウィリアムズ/交響曲第9番
指揮:マーティン・ブラビンズ
R.ヴォーン=ウィリアムズの生涯最後の交響曲である交響曲第9番。3本のサクソフォンが使われていることは昔から知っていたが実演は初めて。40年オーケストラを聴いてきたが生で聴いたことはなかったので(去年群響でやったそうだが)、本当に貴重な機会だった。
ソロでもアンサンブルでも縦横に使われながら(曲の一番最初と最後に印象的に表れる三重奏とか、3本でのフーガとかカデンツァとか)「華やか」な印象はあまりなく、オーケストラの沈鬱な色彩に同化し、しかしオーケストラの他の楽器では絶対に代替不能な響きがサントリーホールの空気に立ち上がる様を目の当たりに出来たのは僥倖であった。
CDで聴く限りだと晦渋でわかりにくい曲のように思ってたけれど、全然そんなことなかった。全く退屈しなかった。すばらしい演奏。
田村(真寛)さん、飯塚さん、林田(和之)さんのトリオでした。
エルガーは鮮やか!さすがブラビンズ。フィンジも実演は初。ソリスト(クラリネット)の極彩色のスパンコール満載の衣装にびっくりした(遠目にはクリスマスツリーが歩いてるのかと思った)。小串先生の金色スーツくらいでびっくりしている場合じゃなかった(笑)
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