【カルテット・アマービレのショーソン(9月20日)】
9月20日(金)
カルテット・アマービレ Brahms Plus〈5〉
Hakuju Hall
ヴォルフ/イタリアのセレナード
ブラームス/弦楽四重奏曲第1番 Op.51-1
ショーソン/ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール Op.21
徳永二男(violin)練木繁夫(piano)
いやー凄かった。
ショーソンのあの美しい「コンセール」は私の偏愛の曲で、実演の機会はなるべく逃さないようにしているんだけど、今日はちょっと今までにないくらい特別だった。
アマービレの皆さんも素晴らしいが、音楽を引っ張っていたのは練木さんのピアノだったと思う。正楷書体のような格調高さ。あの揺るぎない正確さがあるからこそ、わずかな溜めやルバートが想定外のパワーを発揮する。
徳永さんは弾き始めは音が暴れ気味だったが、一糸乱れない伴奏に助けられるかのように直に本来の輝きを取り戻した。隅々まで厳格でありながらファンタスティックな、音楽のあるべき理想のような世界だった。
アンコールに第2楽章のシシリエンヌ。
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