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2024.08.02

【沖澤N響、名演!(6月14日)】

F_240614

6月14日(金)
NHK交響楽団 定期Cプログラム(第2014回)
NHKホール

イベール/寄港地
ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲
 デニス・コジュヒン(Piano)
ドビュッシー/夜想曲*
 *東京混声合唱団
指揮:沖澤のどか

シーズン最後のN響定期Cプログラムは、今季最も楽しみにしていたフランス音楽特集。

どれもが感心させられる非凡な演奏だったが、なかでもドビュッシーの「夜想曲」が驚くべき名演だった。
繊細さと軽やかさ、ソノリティの美しさと正確さ、流れの自然さと自在。合唱の扱いのセンス。この曲に魅せられて45年以上が経つけれど、日本のオーケストラでこれほどの演奏が聴ける日が来ようとは予想もしていなかった。
日本におけるフランス音楽の演奏史に残る名演と言い切ってしまう。

最後の「夜想曲」を聴くまでは、プレ・コンサートで演奏されたジョリヴェのクリスマス・パストラール(フルート、ファゴットとハープのための)が今日のハイライトかもしれないと思っていたのだが。
真夏日に聴くひそやかなクリスマスの音楽。南半球のクリスマスの趣か。
残念ながらC定期のプレ・コンサートは今シーズン限りで終了、1時間程度のショート・プログラムがコンセプトだったC定期も来シーズン(9月)から通常時間の演奏会に戻る。こういうスタイルってなかなか定着が難しいものだなあ。。

(ハープの早川さんが今年の12月で60歳の定年、という話には心底びっくりした)

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