【堀江真理子さんのフォーレ（3月14日）】

３月14日（木）
堀江真理子ピアノリサイタル
フォーレ 消え去らぬ香り～ガブリエル・フォーレ没後100年
ヤマハ銀座コンサートサロン

G.フォーレ/
夜想曲第3番Op.33-3
即興曲第3番Op.34
夜想曲第4番Op.36
舟歌第3番Op.42
夜想曲第6番Op.63
ヴァルス・カプリス第2番Op.38
（休憩）
主題と変奏Op.73
舟歌第8番Op.96
舟歌第9番Op.101
夜想曲第11番Op.104-1
舟歌第12番Op.106bis
夜想曲第13番Op.119

フォーレのスペシャリスト、堀江真理子さんのリサイタルに久々に接する。

堀江真理子さんのプロフィールには必ず、「1993～1995年にかけて『フォーレ ピアノ曲・室内楽曲全曲演奏会』（8回シリーズ）を東京で開催」という文言が出てくるが、私はこの8回をすべて聴いている。
私にとってフォーレという作曲家との真の出逢いであり、フォーレの本質と神髄（の少なくとも一部）をこの耳で確かに聴いたという確信と、毎回の会場だったカザルスホールの美しいアコースティックとともに、一生忘れることのないだろう記憶となっている。
あれから30年が経ったフォーレ没後百年の今年、ふたたび堀江真理子さんのフォーレの響きを浴びることができた。
これ以上に幸福なことってあるだろうか。