【山田磨依Piano(9月16日)】
9月16日(土)
山田磨依 ピアノリサイタル
経堂 C'est si bon響堂ホール
R.アーン/『当惑したナイチンゲール』より「パリの朝」
J.M.ダマーズ/
ピアノのための3つの小品(朝に~ブランコ~よろこび)
バレエ『ダイヤモンドを噛む女』Op.18より 5拍子のワルツ、トッカータ、自転車
ソナチネ
H.ソーゲ/ピアノソナタ
J.M.ダマーズ/夜明け
J.B.ボーシャン/虎猫
A.メロス/前奏曲集第1巻より
1. 亡霊の指がピアノの上の埃に忘れ去られた言葉を書く
8. 弧を描く水を、そのままに
9. 注意!絶滅の危機に瀕する海鳥が巣を作っています
10. 愛する子よ、私が子守唄を歌う間におやすみ(ジョコの子守唄)
P.デュカス/魔法使いの弟子
山田さんのライフワークであるジャン=ミシェル・ダマーズの他、レイナルド・アーン、アンリ・ソーゲ、ジャン=ベルナール・ボーシャンの作品に、日本初紹介となるアリステア・メロス(1987~)の前奏曲集の抜粋を含む、普通に知られている曲は『魔法使いの弟子』1曲だけというプログラムだったが、シューマンのように始まりモーツァルトのような緩徐楽章を持つソーゲのピアノソナタをはじめ親しめる曲ばかりで、「ヴァカンス」の引用を含むダマーズの「3つの小品」や、アンコールで弾かれたP.M.デュボワの小品など、サクソフォンを吹く人間としてもたいへん興味深く聴けるものだった。
アナウンサーのような流暢な喋り方でなくとも、曲のスタイルやききどころを簡潔に淀みなく話す曲間の喋りは好感の持てるもので、こういう曲目のコンサートでは特に大事。MCと称して自分の大事なリサイタルの曲間で愚にもつかない喋りを垂れ流す演奏家の方々には見習ってほしいものだと思った(笑)
会場は山田さんのリサイタルではもう三度めかな、住宅地の中の瀟洒な一角。思いがけず、というかある意味予想通りというか、いろいろな方にお会いする。楽しかった。
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