赤松二郎先生の訃報
大阪音大ではジャズの先生だったようですが、関西圏におけるクラシカル・サクソフォンのパイオニアと呼べる方でした。
日本でほぼ最初の本格的なマルチプレイヤー(ジャズ/クラシック)でもあります。
実は私、初めて参加した1986年のセルマーの夏のキャンプで、赤松先生のクラスでした。(最終日の受講生発表会のカルテットで、小さな黒ん坊とボルツォーニのメヌエットを吹いたのは今でも覚えています。)
以後、セルマーキャンプに参加する度にお会いしたものです。
勿論それ以前から、主宰されていたパスロ・サクソフォンアンサンブルの何度かの東京での演奏を通じて、お名前とその独自のスタイルを見知っていました。
最後にお会いしたのは9年ほど前、浜松楽器博物館での、収蔵品のアドルフ・サックスの古楽器によるカルテットの演奏会を東京から聴きに行った時です。15年ぶりくらいでしたが、ちゃんと私の顔を覚えていて下さいました。
75歳との由。亡くなられるにはあまりに早い。
残念です。
合掌
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