【東京シンフォニエッタ(12月22日)】
12月22日(木)
東京シンフォニエッタ 第52回定期演奏会
東京文化会館小ホール
マルコ・ロンゴ/ Light - Lapse Ⅱ(入野賞受賞作品 初演)
エムレ・エロズ/弦楽四重奏曲(初演)
室元拓人/ Tokara Evoke Ⅲ(舞台初演)
黛敏郎/スフェノグラム
加賀ひとみ(Mezzo Soprano)
指揮:板倉康明
22日の二本め。
小串先生にご案内いただきました。
演奏会冒頭に、イタリアから来日した1曲めの作曲者が登壇して入野賞の授与式から。
初演作品が3つということでかなりガチな現代音楽プロとなっており、ノイズや特殊奏法やピアノの内部奏法などを駆使した耳なじみのない音響が大量に開陳されていたけれど、そんな音響を組み合わせて(並べて)意味が通るようにドラマを構成するという段になると、思いのほか「分かりやすい」部分もあるように感じた。板倉さん(音楽監督・指揮者)もトークで喋っていたけれど、「新しさ」って何なんだろう。
プログラム最後は、70年前に書かれた黛敏郎『スフェノグラム』久々の実演。終戦後の焼け野原からようやく立ち直りかけた頃の日本の「モダン」。サクソフォンを含むが小串先生は今回お休みで演奏は小沼理恵さん。初演は阪口新先生だったはずだ。貴重な機会であった。
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