【藝大モーニング・コンサート(6月9日)】
6月9日(木)
東京藝術大学奏楽堂モーニング・コンサート
2022 第2回
R.シュトラウス/オーボエ協奏曲(Soprano Saxophone 山本航司)
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(Piano 鴨川孟平)
藝大フィルハーモニア管弦楽団
指揮:迫昭嘉
シュトラウスのオーボエ協奏曲をソプラノサクソフォンで。
見事な演奏だったと思う。
オーボエとソプラノサックスは同じような音域で比較的似た音色を持つとはいえ、この曲をサックスで演奏するというのは普通に思いつく以上の障壁があると思うんだけど、それらを一つ一つ違和感のないようにクリアして、なおかつサクソフォンならではの柔らかい音色も生かす。
結果、涙で曇った微笑み、のような原曲の趣よりも、もっと現世的な美しさが立ち現れるが、そりゃあ音色が変われば見えてくる風景も違うだろう。
私たちが「アレンジ物」を演奏するとき、ここまで考えて作っているだろうか。ちょっと反省した。
後半のチャイコフスキー(好い演奏でした)目当てか、ご近所のおじさんおばさんみたいなお客さんも多く盛況。コロナ前の風景が少し戻ってきたかな。
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