「ベトノラ」(5月4日)
終わってしまったGWのアクティビティ。
アイノラ交響楽団という、シベリウス等の北欧音楽を専門に演奏するアマチュアオーケストラがあるのだが、今般そちらの、たまにはシベリウス以外の曲目も演奏しようというお楽しみ企画、今回は「展覧会の絵」とベートーヴェンの「田園」をとりあげる「ベトノラ」なる集いにお誘いをいただいて、「展覧会の絵」のサクソフォンソロを吹いて参りました。
お楽しみ企画とは言っても、午前中のリハーサルと午後の(本番を模した)通し演奏という、実質的な無観客演奏会で、知っている人もほとんどいないオーケストラに「サックス代表」みたいな顔をして単身乗り込んで行ってあんなに有名なソロを吹くという、通常のエキストラより余程プレッシャーの高い、なかなか痺れる体験をさせていただきました。
本番は、聞こえてこない音があって動揺したり、やばい場面もあったけれど、なんとか大過なく終わらせることはできたかなと思う。
自分が吹く以外にも、リハーサルを見るのも興味深く、特に「田園」のリハーサルは、この曲の難曲と呼ばれる所以がよく分かって貴重な経験だった。
「アンコール」として、シベリウスの「フィンランディア」と「アンダンテ・フェスティーヴォ」。こちらはさすがに素晴らしい演奏でした。特に後者、あの銀色に輝くような怜悧な弦楽合奏の響きが少人数でもみごとに再現されており感動的だった。
お誘いいただき有難うございました。
会場が川崎市教育文化会館の大会議室だったというのも個人的にはたいへん感慨深く、この建物にいままた入る機会があろうとは正直思っていなかった(ここの大ホールは40年以上前から何度も乗った思い出深い会場だが、老朽化のためとっくの昔に閉鎖されていて、会議室だけが稼働している)。
中に入ったのはたぶん15~6年ぶり。さすがにもうこれが最後だろうなあ。
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