『六郷用水』
長いこと品切れだったのが再版されたとのこと。東京城南地区の水路愛好家には朗報である。
350円という売価が信じられない労作。この値段からするとパンフレットのような扱いなのだろうが、A4判44ページに小さなフォントでびっしり詰め込まれた内容で、資料も充実しており、内容的には学術論文レベルではないか。
取水口から河口まで140点以上の写真によるガイドは思わず見入ってしまうし、区内の26箇所については現在と旧(実際に水が流れていた頃)写真を並置しておりたいへん興味深い。
六郷用水は私が通っていた高校のすぐ近くの坂下(国分寺崖線の末端である)を流れていたのだが(とはいえ、その頃はもうそのあたりはほぼ水の流れは無くなっていたのだが)、そういえば沿線をちゃんと歩いたことはまだなかった。
先日訪れた多摩川の上河原堰堤の、2キロほど下流に取水口があったのは知っているので、こんど歩いてみようかな。
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