【武藤賢一郎先生のコンチェルト(12月14日)】
12月14日(火)
東京サクソフォーンオーケストラ
練馬文化センター小ホール
別宮貞雄/弦楽のための小交響曲
グラズノフ/サクソフォン協奏曲
ヘーネ/スラブ幻想曲
武藤賢一郎(Saxophone)
ドヴォルザーク/弦楽セレナード
芥川也寸志/弦楽のためのトリプティク
指揮:竹内健人
武藤賢一郎先生のグラズノフとヘーネ「スラブ幻想曲」を、目と耳に焼きつけて参りました。
先生がこうしてステージの中央にひとり立って吹く姿を見ることは、おそらくもう無いのだろうな、と思いながら聴いていた。
それにしても、バックで吹いている若い人たちの、柔軟でふわふわした音と同じ楽器とは到底思えない、直線的で切り立った浸透力のある音は、40年近く前に初めて聴いた時から全く変わっていなかった。音程の正確さも、ダブルタンギングの切れ味も、何もかも。
たとえ細部の辻褄の合わせ方に、少しだけお歳を感じさせる部分があったとしても、逆にそれは「辻褄を合わせることを優先しない」ということであり。
この場に居ることができてよかった。
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