【小川卓朗Sax(2月25日)】
2月25日(木)
小川卓朗 サクソフォンリサイタル東京公演
ノナカ・アンナホール
デニソフ/サクソフォン協奏曲より2、3、4
ドビュッシー/美しい夕暮れ
旭井翔一/Re-Myrninerest #19
ドビュッシー/ピアノ三重奏曲より3、4
白河俊平(Piano)
西田裕貴(Contrabass)
貝沼拓実(Tenor Saxophone)
いろいろな催しが重なっていた日だったが、私はこちらへ。
休憩なしの1時間プロだったが、なかなか濃かった。
知・情・意という分け方をするなら、小川くんは疑いなく「意」の演奏家ですね。無頓着な音は一音たりとも我慢ならない、と言ったというロストロポーヴィチのような。
結果、ドビュッシーとデニゾフという「2つのD」というコンセプトが、くっきりと浮かびあがる。(旭井さんは「でっかい(Dekkai)」で3つのDだそうだ。笑)
ただ、ドビュッシーの2作品がどちらも、まだドビュッシーの個性が確立しているとは言いがたい若書きだったので、横綱のようなデニゾフと組むにはやや分が悪かったか(あ、来週の地元リサイタルの配信の「海」を聴けばよいのか)。
また、ステージ進行は改善の余地あり(曲乗り・曲降りの奏者の出入りはスムースに行きましょう)。
ともあれ、配信や録音では何度も聴いていた小川くんの実演を初めて、このご時世ながら東京で聴けたのはよかった。
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