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2020.09.12

【現代奏造Tokyo(9月11日)】

現代奏造Tokyo 第5回定期演奏会
旧東京音楽学校奏楽堂

池辺晋一郎/卓立の地
佐藤信人/龍潭譚
宮川彬良/僕らのインベンション
尾方凛人/吹奏楽のための「幻想曲」-アルノルト・シェーンベルク讃
北爪道夫/コンチェルティーノ~ピアノと管楽アンサンブルのための
長生淳/スピラ・スペラ
西村朗/秘儀V(エクリプス)
指揮:板倉康明

20200911

「現代作品」の演奏に特化した吹奏楽団、というか、広い意味での管打楽器合奏団。
世のプロ吹奏楽団というものがどうしても、ある程度世の中の「吹奏楽」というもののありように寄り添った活動をせざるを得ないのに対し、ラディカルさが際立っている。

休憩なしの1時間ほどのコンサートだったが、池辺晋一郎の「国体マーチ」に始まり、今年の吹奏楽コンクール課題曲(だったはずの)中の3曲に、北爪道夫・長生淳・西村朗という日本の現代音楽シーンの中核を成すといってもよい3人の作品を配した、「濃い」時間だった。

それにしても今年のコンクール課題曲は例年になく良い曲が多い気がする。
また、明らかにストラヴィンスキーの『管楽器のシンフォニーズ』のエコーが聞こえる北爪作品、何より、「日蝕」をめぐる古代の祭祀をイメージした西村作品は圧巻のすばらしさだった。日蝕という自然現象に恐れおののき、パニックになって祈り、舞う古代の人々の姿は、まさに今、コロナ禍下の現代の人々の二重写しではないか。

この旧奏楽堂という会場の、異様なまでにリアルな音響もこれらの曲目に似つかわしかった。

(Facebookから転載。最近機会がないので「コンサートレビューを500字で書く練習」というのをしてみました。)

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