Fantasia Cromatica【田中拓也 Saxophone】
2008年の日本管打楽器コンクール第1位&大賞、第6回アドルフ・サックス国際コンクール入賞など輝かしい経歴をもつサクソフォン奏者、田中拓也さん(ブルーオーロラ サクソフォンカルテット、洗足学園音楽大学非常勤講師)のデビューアルバム、「Fantasia Cromatica」(4月22日発売)が届きました。
バッハ(半音階的幻想曲)、ブラームス(ソナタOp.120-1)、フランク(ソナタ)という、「サクソフォンのための」作品を一切含まない、この上なく純粋で鮮やかで挑戦的な選曲。
巨匠のような落ち着きをもってじっくりと歌い込んだ、よい意味でサックスらしくない演奏だと思います。
ピアノは弘中佑子さん。
今回、私は田中さんご本人及びマネジメント(株式会社アスペン)の方の直々のご指名により、ブックレットの曲目解説執筆を担当しました。
CDのライナーノートというのは初めての仕事でしたし、この曲目で3,000字の解説を書くというのは正直、未体験の境地でしたが、例えようがないほど光栄なことでした。
お聴きになる方にとって、演奏のすばらしさの邪魔をしないような仕上がりとなっていることを祈っています。
大手のCD屋さんは長期休業し、発売記念イベントもすべて吹っ飛んでしまうという、つい数ヶ月前にはこんな世の中になってしまうとは夢にも思わなかった昨今の現況は不運としか言いようがないですが、是非、多くの方に聴いていただきたいと願っています。
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