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2019.02.02

是政にて

1月の終わりの話。
音楽プロデューサーで有限会社レックス社主、加藤ケイコ(圭子)さんの通夜に参列してきた。
トレヴァー・ワイ(フルート)を全国に紹介し、雲井雅人サックス四重奏団のマネジメントもこなし、近年は子どものための童謡や歌のコンサートに力を入れていた仕事人のケイコさんは、私の目利きをとても信用してくれていて、一緒に仕事しませんか、と誘われたことすらあるというのは光栄なことだった。
さすがに自分の本業のことを考えて断っちゃったけど、無理にでも引き受けていたらそれはそれで面白いことになっていただろうな。

ケイコさんの信頼に足るように、私はこの先も生きていくこと。

会場は多磨霊園の近くの葬祭場で、西武多摩川線に初めて乗った。
時間があったので、式の前に終点の是政まで足をのばしてみた。

是政という場所は、40年以上前だが、高校の現代国語の教科書に載っていた上林暁の短編小説に出てきた地名で、川(多摩川)のすぐ向こうに山が迫っていて、一面の月見草の野原の中をガソリンカーが走ってくる(昭和の初め頃の描写)、というイメージがなぜかとても印象的だった。

さすがに今は月見草は無かったけれど、なかなかいい感じにローカルな場所で、多摩川の辺りで若き日々を過ごした身にはいろいろ懐かしい雰囲気。
ひとり物思う時には多摩川の川べりをふらふら歩くというのが、自分の若い時からの行動パターンらしい。

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終点。

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単線だ。

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是政橋。
川の向こうの山は、多摩ニュータウンの造成でずいぶん低くなってしまったのではないかな。

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広い河川敷を歩き回っていたら、礼服のズボンが土埃で真っ白になってしまった。

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河川敷のぼうぼうとした草地をぬけると、川面が見えてくる。

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