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2018.03.25

100年前の今日、クロード・ドビュッシーが死んだ(2)

チラシ画像第7回 音楽大学フェスティバルオーケストラ(ミューザ川崎シンフォニーホール)

C.ドビュッシー/交響組曲「春」
R.シューマン/交響曲第1番「春」
I.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
 指揮:準・メルクル

そして3月25日。
首都圏9音大と名古屋音大、愛知県芸大の学生選抜メンバーによるオーケストラ演奏会。
東京芸術劇場とミューザ川崎の共同開催になる2回公演の2日め。
弦は通しメンバー、管打は曲毎にほぼ総入れ替えだった。

初々しさと炸裂するような勢い、という、2つの意味で「若さ」のみなぎった演奏で、ことに後半の「春の祭典」は、演奏する側の高揚感がそのまま伝わってくるかのようなエキサイティングで力感溢れる演奏となった。
そして、彼らの若さと勢いに方向性を与え、みごとに統率した名匠・準メルクルの力あっての演奏会だった。

見てのとおり「春」で統一したプログラムだったが、私としては、今日のドビュッシー没後100年のその日に、きわめて珍しいドビュッシー若き日の意欲作「春」が聴けたことが感慨深かった。
もう40年近くも前のこと、マルティノンのLPではじめてこの曲を聴いて、なんという美しい曲だろう、と感嘆したことは、今でも忘れない。
30年以上にわたって、これだけフランス音楽の実演を聴き漁っていても、この曲はまだ三度目とか、そんなもんだ。
ドビュッシーのすべてのオーケストラ作品を(滅多にやられない珍しいものも含め)レパートリーとしているメルクルならではの選曲。

終演後は川崎を少しくふらふらしたけれど、川崎駅の変貌っぷりにはびっくりしたなあ。

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