グリーン・レイSaxQ
Green Ray Saxophone Quartet 5th Concert(ルーテル市ヶ谷ホール)
D.スカルラッティ(J.ラロック編)/ソナタK460
A.ヴィヴァルディ(J.ラロック編)/リュート協奏曲RV93
J.S.バッハ(八木澤教司編)/パルティータ第6番BWV830
・山本哲也個展
チャラサックス
グリーン・バラード
グリーン・セレナード
市街における7つのペルソナ
ギミックバッハ2
11日(金)。
遅刻してバッハから。
それにしても、ルーテル市ヶ谷センターの礼拝堂のキリスト磔像の下で演奏されたバッハのパルティータの敬虔な雰囲気と、後半の山本哲也オン・ステージのグダグダな進行との落差にクラクラした(笑)。
とくに「市街における…」は、カルテットメンバーの練習をはじめ日常の時間をそのまま舞台に乗っけるというコンセプトで、曲順もその場のお喋りの中でテキトーに決まっていくという、とても音楽会に音楽を聴きに来たという気分にはなれないものではあったが、終わってみたらあれはあれでとてもユニークで貴重な時間ではあった。
芸術とは本来、非日常のものだけれど、日常としての芸術、あるいは芸術としての日常がある、という発想なのかな。違うかもしれないが。
まあ、コンセプチュアルアートの常で、再現にあたっては二度は同じ手は使えないけど。
ともかく、バッハが聴けてよかった。いろいろな意味でね。
なんとなく聞いて知ってはいたけれど、アルトの内田しおりさんが今回をもって卒業とのこと。お疲れさまでした。
考えてみたら彼女たちが全員学生だった頃から聴き続けていることになる。
結成して最初の頃、学内演奏会を聴きに行った時の、夕闇せまる国立音大の講堂の風景が懐かしい。あれはもう何年前になるのかな。
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