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2016.11.05

新井さんの音楽葬

チラシ画像Saxophone Duo Concert
新井靖志さん追悼・二人の弟子から師匠へ贈るコンサート(アーティストサロンDolce)

ミヨー/組曲Op.157bより 第1楽章
サンジュレー/協奏的二重奏曲より 第1楽章
スパーク/パントマイム(野原)
ブルッフ/コル・ニドライ(山浦)
フォーレ/この世ではいかなる魂も
加藤昌則/オリエンタル
長生淳/天頂の恋
プーランク/オーボエ、バスーンとピアノのためのトリオ
 山浦雅也・野原孝(Sax)、織井香衣(Pf)

11月2日(水)に開催されたコンサートのご報告。

この11月2日は奇しくも、万霊節(死者の日)でした。
ハロウィン(10月31日)、諸聖人の日(11月1日)、死者の日(11月2日)と続くキリスト教の祭日で、死んだ人が年に一度この世に戻ってくるという、日本のお盆のような日だそうです。
R.シュトラウスの同名の美しい歌曲で知られていますね。

新井さんもきっとここに来場されていたことでしょう。
ステージ上には、新井さんが使われていたヤナギサワのピンクゴールドのテナーが置かれていました。

元々は新井さんと山浦さんのデュオリサイタルとして企画され、下の写真のようなチラシが7月頃から撒かれていたものです。
新井さんの急逝を受けて、中止も検討されたものの(大阪/名古屋公演は中止になってしまった)、急遽、もうひとりのお弟子さんの野原さんとのジョイントとして開催されることとなり、お二方がそれぞれ生前の新井さんの十八番の曲目を献奏する形となりました。
はからずも音楽葬のようになってしまいましたが、音楽葬というのは暗くしんみりしていてはいけません。
明るく、賑やかに!この世に残った者の未来への希望をもって執り行うべきもので、山浦さんと野原さんの渾身の演奏はそれにふさわしいものだったでしょう。

もう会うことのできない新井さんではなく、私たちの中に今も生き続ける新井さんのことを、考え続けたいと思います。

チラシ画像

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