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2016.03.30

都響今季最後の定期、最後のメイト会員

チラシ画像東京都交響楽団 第803回定期演奏会(東京文化会館)

モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番K595*
ショスタコーヴィチ/交響曲第15番
 *Pf:白建宇(クンウー・パイク)
 指揮:エリアフ・インバル
 (コンサートマスター:矢部達哉)

3月29日(火)。
都響2015/16楽季最後の定期演奏会は、引き続きインバルの指揮で、モーツァルトの最後のピアノ協奏曲に、ショスタコーヴィチの最後のシンフォニーだった。

ピアニストは韓国出身パリ在住のベテラン氏で、とても内省的な音色と、飾り気のない、しかし明らかに独自の完成されたスタイルを持った方だ。
この曲(モーツァルト)の、何かを悟ったような平明な感じにまことにふさわしい人だった。
とても感銘を受けたし、聴けてよかったと思った。
こういう内省的で繊細な演奏というのは、睡眠不足だったり体調が万全でない時に聴くと爆睡に陥ってしまいがちで(笑)、自分はきっと今までもそうやってたくさんのこういう素敵な演奏を聴き落としてきたんだろうな、と思って反省をした一時だった。
休憩後のショスタコーヴィチはインバル都響の本領発揮。
弦のソリッドで分厚いサウンドの上に、ほとんどコンチェルトみたいなチェロ(田中さん)やトロンボーン(小田桐さん)他、色々な楽器の大きなソロが縦横無尽に飛び交う。ショスタコーヴィチの「管弦楽のための協奏曲」、みたいな曲だ。
40分以上かかるのに、テュッティ(全合奏)の安定した響きというのがあんまり出てこない、なんとも「変」な曲だが、しかしショスタコーヴィチ以外の何者でもない音がする。
実は私が高校生の、それこそクラシック音楽を聴き始めの頃から親しんでいた曲なのだが(LPレコードの、メロディア・レーベルのビクター国内廉価盤で、作曲者の子息マキシムの指揮で「5番」とこの「15番」が並んで出ていたのだ。懐かしい)、実演の機会は本当に少ない。
これも聴けてよかった。

さて、私は今まで都響では、「メイト」という種類の定期会員だった。
通常の定期会員というのは、ひとつの演奏会シリーズを、同一の席でセットで予約するものだが、「メイト」というのは複数のシリーズを縦断してすべての演奏会を聴ける代わりに、席は不定で、当日の窓口で提示されるB~C席相当の中から先着順で選ぶこととなり、料金も通常の定期会員より安かった。
コンサートは安くて良いものをたくさん聴く、という自分のポリシーにぴったりで、1991年以来25シーズン連続して「メイト」を続けてきた。
当日に席を選ぶという作業を25年も続けてきたので、この間の、サントリーホールや東京文化会館で、「安い席」(笑)について様々な知見を積み重ねることができた。
残念ながら「メイト会員」という制度自体が今年度限りで無くなってしまうので、4月からは席固定の通常の定期会員となる。
ぎりぎりで駆け込んでも良い席が保証されるようになるのは嬉しいけれど、今日の曲目その他を考えながらすばやく席を選ぶ、というあの手続きが無くなってしまうのは、やっぱりちょっと寂しいな。

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