アラン・ギルバートと都響の記憶
東京都交響楽団
第801回定期演奏会(サントリーホール)【1月26日(火)】
武満徹/トゥイル・バイ・トワイライト~モートン・フェルドマンの追憶に
シベリウス/交響詩「エン・サガ(伝説)」
ワーグナー(ギルバート編)/指環の旅~楽劇「ニーベルングの指環」より
(コンサートマスター:四方恭子)
都響スペシャル(東京芸術劇場)【1月30日(土)】
ベートーヴェン/
「コリオラン」序曲
ピアノ協奏曲第3番*
交響曲第7番
(コンサートマスター:矢部達哉)
*Pf:イノン・バルタナン
指揮:アラン・ギルバート
1月後半の都響は、現ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督、アラン・ギルバートの客演だった。
この人が今、都響に来たことの意味と成果は、今後何年もかかって真に明らかになるだろう。そんなことを思わせた。
都響じゃないような音が出てたもんなあ。
ワーグナーのあの、平常心をかなぐり捨てたようなff(フォルティシモ)は何だったんだろ。
変革というものは、自分ではないようなことを自らすすんでし始めた時にこそ起こり得る。
ベートーヴェン・プロの最後の最後、ティンパニの皮が破れた怒濤のクレッシェンドも象徴的だった。
プロだったら普通なら、皮が破れるような叩き方はしないものだから。
このクラスの指揮者と、今年中にまたしてもお手合わせが聴ける(7月は、マーラーの5番!である)というのは、なんという楽しみなことだろう。
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