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2015.12.06

都響【9月29日】、あるいは武満徹『精霊の庭』のこと

チラシ画像東京都交響楽団 第794回定期演奏会(サントリーホール)

ナッセン/フローリッシュ・ウィズ・ファイアーワークス
シェーンベルク/映画の一場面への伴奏音楽
武満徹/精霊の庭
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
 Pf:ピーター・ゼルキン
 指揮:オリヴァー・ナッセン
 (コンサートマスター:矢部達哉)

聴いたけれどブログに書いていないコンサートのふりかえりは少しずつ進める予定。
というわけで、2ヶ月以上経ってしまっているが9月29日(火)の都響定期。

なんとも「深い」プログラムだった。
ピーターの思索的な渋ーいピアノ。
楽器は年代物のニューヨーク・スタインウェイの持ち込み!

武満さんの「精霊の庭」(1994)について語らせてください。
この曲の編成にはソプラノサクソフォンが1本含まれる。
ジャズが好きで、若い頃には映画音楽等に好んでサクソフォンを使った武満さんが、晩年に至ってオーセンティックなオーケストラ編成にサクソフォンを用いた、希少な例だ。
(本日は田村真寛さんが乗られていた)
目立つソロはほぼなく、ほとんど他の木管楽器や弦とのユニゾンで使われるが、晩年の武満さん独特のいわゆる「タケミツ・トーン」に、たいへん似つかわしい響きとなっている。
木管群にソプラノサックスを足す音色的効果というのは、近衛秀麿がオーケストラに編曲した雅楽「越天楽」(1931)にも見られる。やはりソロは無くユニゾンで使われる。
1931年(昭6)という時代のオーケストラに、そのようにサクソフォンが使われた状況というか背景は今となっては不明だが、雅楽のあの茫洋とした響きを出すために使われたのだとしたら、面白い符合だと思う。

この件に関しては、昔の日記(2006年7月15日)にも同じようなことを書いているので、ご参照されたい。

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