11月Ｎ響、ネヴィル・マリナー卿

ＮＨＫ交響楽団　第1822回定期演奏会［Bプログラム］（サントリーホール）

モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番ハ短調K491*
ブラームス/交響曲第４番
　*Pf：ゲルハルト・オピッツ
　指揮：サー=ネヴィル・マリナー
　（コンサートマスター：篠崎史紀）

Ｎ響11月定期その2。

Ｎ響のB定期はチケットが入手至難で、今回も会員優先を使ってなんとか買えたものの、席はここがS席？というような、1階の最後列に近い、2階席の下のいわゆる「雨宿り席」だったが、尊敬する巨匠ネヴィル・マリナー卿（91歳）の客演とあらば聴かぬ訳には参りません。
控えめな語り口だが、とても自然体でよく流れ、どこにも無理のない、しかし充実した時間が全く途切れないブラームスの「４番」に感銘。

残念ながら予告されていたソリストのメナヘム・プレスラー（92歳）は来日がキャンセルとなってしまい、指揮者とソリストの年齢が合わせて180歳を超えるという、絶後とは言わないが空前の事態（笑）は起こらなかった。
代役はゲルハルト・オピッツ。たいへん貫祿のある方だが、まだ62歳なのね。ワタシと９つしか違わないんだ。ううむ…