シュトゥッツマンNJP【9月11日】
新日本フィルハーモニー交響楽団 第547回定期演奏会(サントリーホール)
武満徹/弦楽のためのレクイエム
シューベルト/交響曲第4番「悲劇的」
ビゼー/「アルルの女」第1組曲・第2組曲
指揮:ナタリー・シュトゥッツマン
(コンサートマスター:西江辰郎)
9月11日(金)。
ナタリー・シュトゥッツマンといえば、言わずと知れた世界的なコントラルト歌手。
直近では昨年11月に聴いたリサイタルが忘れ難い。
指揮者として聴くのは初めてで(キャリアはもうかなり積まれている)、どうかなと思っていたんだけど、どうして、良いセンスしてるじゃないですか。武満とかホントに素晴らしかった。
水戸室内管でこの人の指揮で弾いた、とある著名ヴァイオリニストの方が言っていた。
「指揮者だから当然、リハーサルでは歌ってくれたりするんだけど、その声が卒倒しそうなほど美しいんだよね」と。
そうでしょうねえ。今回、新日フィルのとある楽員さんも「オケなんか要らないから彼女が全部歌えばいいのに」と言っていたとか(笑)
しかし「アルルの女」はやはり、いい曲だな。
一から十まで美しいメロディばかりだ。「つなぎ」とか「惰性」みたいな箇所が全くない。
歌を歌う人としては共感するのだろう。
ただ、纏綿と歌うのではなく、テンポ設定自体は意外と速かったのが興味深かった。
サックスは林田和之さん、フルートは白尾さん。ブラヴォー!
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