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2015.05.29

モーリス・ブルグ・トリオ

ポスター画像モーリス・ブルグ・トリオ(武蔵野市民文化会館・小ホール)

C.Ph.E.バッハ/トリオソナタ ヘ長調Wq.163
W.F.バッハ/ヴィオラソナタ ハ短調†
C.Ph.E.バッハ/ヴァイオリンソナタ ハ短調Wq.78*
ハイドン/トリオソナタ ト長調Hob.XV:15
グリンカ/悲愴トリオ
プーランク/オーボエ、バスーンとピアノのためのソナタ
 *モーリス・ブルグ(Ob)、†セルジョ・アッツォリーニ(Bn)、今仁喜美子(Pf)

5月26日。
私の最も尊敬する音楽家の一人、モーリス・ブルグを、またも聴くことができた。
幸せである。

東京圏での3つの公演(武蔵野、フィリアホール、凸版ホール)の初回。
チケット代はさすが武蔵野(笑)、他は6000円だがここだけ4000円(曲目は同じ)。
ほとんど宣伝していない感じだったのに(チラシすら作っていないぽい)、470席がほぼ満席。

ソルフェージュとスタイルの把握、フレージングと和声のアナリーゼ、いろいろな意味で「模範解答」と言うしかない、精緻きわまりない音楽。
C.Ph.E.バッハのソナタの、R.シュトラウスまで紙一重かと思うほどの濃厚なロマンや、グリンカ「悲愴トリオ」のうねりと輝きに驚嘆させられた最後、トリがプーランクのトリオだった。
これがまあ、よく聴くそれとは幅も奥行きも色彩も何も、すべてが桁違い。
茫然としつつ、でもよく聴くとそれらは、楽譜にちゃんと書いてあることばかり。何も特別なことはなかった。

この曲はよくサクソフォンでも演奏されるけれど(というか、ここ何年か、サクソフォンでの演奏しか聴いたことがないけれど)、それらの多くがとても「安易」なものに思えてしまった瞬間だった。

いやね、私も実はうすうす思っていたんだけど、自分がそんなこと言える立場じゃないしなあ、と思って黙っていたのが、この際だからはっきり言ってしまおう。
サクソフォン奏者の皆さん、プーランクのトリオをなめてかかるんじゃねぇぞ!とね。
(最近多いデュオリサイタル、あるいは2人のサクソフォン奏者のジョイントリサイタルの定番曲目なのだが、明らかにこれだけ練習をしてない、という仕上がりのものをよく聴くのだ)

実は、私も演ったことがある。
演奏している瞬間には安易な気持ちはなかった、と思いたいけれど、この曲、サックスで吹くぶんには、私程度の技量でも吹けてしまうので、何かの拍子に安易なものが入り込みやすいのかもしれない。
自戒。


家にある、モーリス・ブルグのCDいくつか。
シューマン・リサイタル、ヴィヴァルディのコンチェルト集、そしてサン=サーンスのソナタ(大名盤!)。

photo

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