ごきげんよう宮本さん
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第287回定期演奏会(東京オペラシティ・コンサートホール)
ビゼー/小組曲「子供の遊び」より
ドビュッシー/海
ラヴェル/ラ・ヴァルス
同 /「ダフニスとクロエ」第2組曲*
*合唱:東京シティ・フィル・コーア(合唱指揮:藤丸崇浩)
指揮:宮本文昭
(コンサートマスター:戸澤哲夫)
しばらくブログが書けずにいた。
ネタはいろいろ滞っているが、まずはとりいそぎ今日のこれ。
宮本文昭さんの勇退公演。
見ての通り、ワタシ的には変な演奏をしたらタダじゃおかねえぞ的なフランス尽くしの選曲だったけれど、素晴らしかったと思う。
特に「海」(難曲である)が、細かいところはオーケストラに任せながらもくっきりと明晰な流れを作り出していて、ホントに見事だった。
その昔(20年くらい前)、ケルン放送交響楽団が今は亡きベルティーニ指揮の日本公演で、「海」のものすごい名演を披露したことがあったのを思い出した。
宮本さんは当時ケルンの首席奏者で、おそらくその時オーボエを吹かれていたはず。
指揮者としての宮本さんには様々な評価があったけれど、少なくとも今日の「海」を聴いていない奴が何かヘンなことを言ったら、この私が許しません(笑)
これで終了というのは本当に勿体ない。
それが宮本さんの美意識と言ってしまえばそれまでなんだけれど。
次は高関さんか。
手堅く来たけれど、ある意味今までが手堅さとは無縁の挑戦だった訳で(笑)、良いバランスなんでしょうね。
宮本さんお疲れさまでした。
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