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2015.02.10

CD関係記事まとめ

こんなCD買いましたとか、今こんなの聴いてます、みたいな投稿は最近はFacebookにすることが多くなり、ブログにはあまり書かなくなった。
しかしSNSというのは書いた内容があっという間に時の彼方へ飛んで行ってしまうので、時々は掘り起こしてブログに移植しておいてもいいかもしれない。
ということでこの秋から冬にかけての新着CDその他。

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長崎麻里香さんという若いピアニストの1stCD(Meister Music)。
日本の音大には行かずにフランスで勉強した方らしい。マイスターミュージックの一押しのピアニストのようだ。ユーフォニアムの岩黒さんのソロアルバムでもピアノを弾いていた。
フォーレの9つの前奏曲にクープランのクラヴサン曲集(第6組曲)、ラヴェルの「クープランの墓」という、新人ピアニストのデビューCDとしてはなんとも渋い、しかし精妙なバランスとコンセプトのある選曲。
こういう曲目を選ぶ人が変な演奏をしようはずはない(笑)

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チェリビダッケ指揮フランス国立放送管弦楽団、アルゲリッチのピアノでシューマンのコンチェルトと、プロコフィエフの「ロミオ」(Altus)。1974年のライブ。
シューマンはこの曲の史上最高の録音かもしれないと思った。プロコのSaxはテリーさんかな。

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木下牧子さんの室内楽作品集(Live Notes)。
木下牧子さんといえば、今では合唱の世界が本拠地の方のようだが、私の世代だと1982年の吹奏楽コンクール課題曲「序奏とアレグロ」が印象深い(「深層の祭」以前にあっては最も先鋭的な課題曲だった)。
いわゆる特殊奏法を一切使わない清冽できびきびした音世界はなかなか魅力的だ。
前々回の「管打」の覇者、田中拓也君によるサクソフォンとピアノのための「夜は千の目を持つ」が入っている。

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コアなフランス音楽好きにはたまらん、ワーナー・クラシックスのCD「新フランス音楽のエスプリ・シリーズ」。
全30枚の最後となる第3回発売(2014年11月発売)の中から、私としては特にこの中でご注目いただきたいのが、ヴァンサン・ダンディ(1851-1931)の交響詩「海辺の詩」Op.77である。
この曲については何度か書いたことがあるが、再発売を祝してもう一度書く。
「静けさと光」「藍色の歓び」「緑の水平線」「大洋の神秘」と題された4つの楽章からなり、それぞれに地中海、アドリア海、ガスコーニュ湾の地名がつけられ、しかも楽章を追って夜明け、朝、昼下がり、夕暮れの時間を表すという、ドビュッシーの「海」を想起させる一大「印象派」音楽である。
この曲はオーケストラ編成に4本のサクソフォンが含まれ(ATTB)、ソロのパッセージもあちこちにあるが、それ以上に4本のハーモニーでの使い方が大変効果的で、この曲の、他のどんな曲にもない独特の暖かいなめらかな響きの鍵になっていると思う(伝統的なシンフォニー・オーケストラの中で、4本のサクソフォンのアンサンブルの響きを活かした例というのは、他にほとんど類例がない)。
1985年録音。地中海岸の色彩感を鮮やかに描き出す(って、見たことはないけど)モンテカルロのオーケストラと、巨匠ジョルジュ・プレートル50代当時による演奏。是非ご一聴を。

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先週(2月1日)演奏した、ジェイムズ・バーンズの「第3交響曲」。
今回は3、4楽章しかやらなかったので、全曲盤を。陸上自衛隊中央音楽隊による1999年の録音(Fontec)。
日本国ミリタリー・バンドの演奏水準を天下に示す名盤であります。

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あるキッカケで、ふとバッハの「羊は安らかに草を食み」が聴きたくなり、これCD持ってたよな、と思ったらリード編曲の吹奏楽版だった。
ということでフェネル=TKWOのバッハ・アルバム(佼成出版社)。
3曲目なのでそこから聴き始めた途端、磁力のようなものが走って途中で止められなくなってしまった。なんという厳しさ、なんという集中、なんという壮大さだ。「幻想曲とフーガ」の息を呑むような巨大さ!CDを聴いてこういう気分になったことは絶えて久しい。ASaxの1stは下地さんの音だ。
たしか初出は1985年、バッハ生誕300年の記念録音だった。ジャケットのフェネルさんのコスプレは衝撃的だったなあ(最初に出たのはLPレコードなので、このまんま30センチ角だったのだ)。

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グリュミオー1000という、3年くらい前に発売されてあっという間に完売したCDのシリーズが、最近再販されている。
グリュミオーはたいへん録音の多いヴァイオリニストだけれど、定評あるフランクやフォーレやルクーといったフランコ・ベルギー楽派のレパートリーばかりでなく、バッハやヘンデル他のバロック物、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ロマン派、どれを聴いても見事なもんだ。
ヴァイオリンのレパートリーに親しみたかったら、とりあえずこの中のCDから聴けばよい、というのは、おすすめする側としてはたいへん都合がよろしい(笑)

写真はフォーレのソナタ他。この曲のすべての録音の中でも一、二を争う名盤だと思う。
ピアノを若き日のポール・クロスリーが弾いていて、これがまたすばらしいんですわ。

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