Durand版楽譜の小ネタについて
Facebookからの加筆転載。
この内容は公開のウェブ上に置いておくべきじゃないかと思った。
先日、発表会に備えて十ウン年ぶりにKセンセにシュミットの「伝説」でレッスンを受けた時に知ったのだが、デュラン版のフロラン・シュミットの作品の楽譜の表紙には、作曲者のイニシャル(FS)をデザインしたマークが入っている。
ホントだ、気がつかなかった、面白ぇー、と思ってFBに投稿したところ、確かに気付いていなかった人も多かったのだが、ある方からデュラン版の楽譜には他の作曲家でもみんな入っているよ、というコメントをいただいた。
デュラン版というのはサクソフォンの楽譜とだけ付き合っている分には意外と縁がないのだけれど、そのつもりで手持ちの他の楽器の楽譜やスコアを改めて見てみると、確かにありますあります。
水色一色の、文字だけの素っ気ない表紙のオケスコアも、めくって扉を見てみるとしっかりマークが。
扉にあったとは知らなかった。
というか、何年も、ヘタすりゃ何十年も前から眺めていたはずの楽譜でも、気付かないことってあるんだなあ。
クロード・ドビュッシー。
これ、「CD」のことだったんだ…
モーリス・ラヴェル。
上のサインは指揮者のジャン・フルネ氏(故人)。
2000年頃、都響に客演して「ダフニスとクロエ」を指揮された際に、東京文化の楽屋口で出待ちしてサインをいただいた。
ガブリエル・フォーレ。
分かりやすい(一輪車かと思った)。
カミーユ・サン=サーンス。
これは凝っている(C・St・S)。
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