ツィガーン都響…ローマの祭!
東京都交響楽団 第770回定期演奏会(東京文化会館)
ラヴェル/
道化師の朝の歌
クープランの墓
トゥリーナ/セビーリャ交響曲
レスピーギ/ローマの祭
指揮:ユージン・ツィガーン
(コンサートマスター:矢部達哉)
本日の都響、指揮者は日米ハーフの新進。
ジュリアードでデプリーストさんの弟子だったそうだ。
都響には二度めの登場とのことだが、一度めはたまたま聴けなかった。
見てのとおり、まばゆいラテン・プログラム。
「ローマの祭」が大喝采だった。
もともとそういう曲だけれど、それにしてもこの東京文化という、すべての音が明瞭に聞こえる会場で繰り広げられた「明晰なる狂熱」は、曲そのものの面目を一新するくらいに鮮烈そのものだった。
プロオケの定期公演の演目に、「ローマの祭」が単品でかかることはたいへん珍しいが、今日ばかりは、客席にいつになく多かった楽器を持った学生さん達にも、大いにアピールしたことと思われる。
オケの管メンバーも、学生の頃を思い出して燃えたのではないかな(笑)
「主顕祭」のトロンボーンソロ、本当に酔っ払いが喚き散らしてるみたいな迫力だった。
前半も明るい色彩で克明に描かれたが、とくに最初の2曲など、これで指揮がフルネさんだったら…、とは思わなくもなかったけれど、まあ無い物ねだりをしても仕方がないでしょう。
「クープランの墓」は当然のように広田さんの独り舞台。「道化師」のファゴットソロは長くん(見事!)。
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